Primrose Hill~From the United Kingdom
2025.02.11
英国コラム
ロンドンのランドマーク、セントポール寺院。実はその姿をある地点からは隠さないよう、ロンドンの都市計画は行われていたんです。
今のロンドンは20世紀には信じられないくらいの高層ビルが建ち並んでいます。ガーキン180メートル、HSBCタワー200メートル、ザ・シャード310メートルと空に突き刺さるくらいの高層ビル群は、昔のロンドンからは考えられない景色になってしまいました。けれどいくつかの地点からはセントポール寺院のドームが見えるように計画が進んでいました。その1つがプリムローズヒル。
プリムローズヒルはロンドン北部のリージェンツパークのさらに北の公立の公園。標高64メートルのなだらかな丘が広がります。その昔ここはヘンリー8世の持ち物。プリムローズヒルの名はその前よりあったようです。ロンドン中心部にアップダウンのある坂など聞いたことはありませんが、北部には丘陵が広がっていました。
プリムローズヒルはロンドン北部のリージェンツパークのさらに北の公立の公園。標高64メートルのなだらかな丘が広がります。その昔ここはヘンリー8世の持ち物。プリムローズヒルの名はその前よりあったようです。ロンドン中心部にアップダウンのある坂など聞いたことはありませんが、北部には丘陵が広がっていました。
小高い丘の上からはロントンアイの観覧車や高層ビルが眺められますが、それは遠景。ロンドン南西部には高層ビルが乱立していますが、 ここからはまるで他所の場所のようです。晴れた日にはプリムローズヒルの空は広く、緑の中で自然の風を感じながら憩えます。そしてその遠くに見えました。その丘から直線距離で4キロほど離れたところのセントポール寺院がちゃんとわかります。
そうそう映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の続編のシーンでこの丘が出ていたことを思い出しました。何だか妄想のシーンだった記憶ですが、見晴らしが最高によかったことを覚えています。天気の好い日はプリムローズヒルの芝生に寝転んで、空の高さを感じつつ、ロンドンの高層ビルたちを遠くから眺めてみましょう。