Fortnum & Mason~From the United Kingdom
2025.02.02
王室御用達のフォートナム&メイソンは、ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンによって1707年に創業しました。最初は高級な食品を扱うお店。ウィリアム・メイソンは、王室でクィーン・アンの家事を執り行っていた人物です。ヒュー・メイソンともに始めたフォートナム&メイソンは、最初から王室の食材調達のビジネスとして創業していたようです。シンボルになっているピカデリーの機械式時計には、ティーポットを運ぶウィリアム・フォートナムと、燭台を持つヒュー・メイソンが15分毎に登場。18もの鐘の音も楽しみで、ついつい時計が鳴るのを待ってしまうほどです。
まだロンドンを訪れたことがなかった時には、キャビンアテンダントの友人からにフォートナム&メイソンのショッピングバッグや紅茶を、お土産にもらっていて、いつかここに出かけようと何度も思っていましたっけ。特に珈琲が美味しかったことを覚えています。もちろん初めて訪れた時はたくさんのお買い物をしています。
以前は半2階のような場所にあったティールーム。一度ここでお昼を取ろうとしたら、時間が遅過ぎてデザートで済ませた覚えがあります。その時は予約もなし、並びもせず、ティールーム内も空いていた覚えがあります。今、最上階にあるダイヤモンドジュビリーティーサロンは、エリザベス女王とカミラ公爵夫人、キャサリン妃を招いて2012年にオープン。ダイヤモンドジュビリーは、エリザベス女王の即位60周年のお祝いで2012年に行われたイベント。今やダイヤモンドジュビリーティーサロンのアフタヌーンティーは予約必至です。フォートナム&メイソングリーンのお皿に盛られたティフード。今はインスタグラムの写真で愉しんでいます。
さてフォートナム&メイソンで考案されたさまざまなメニュー。その1つにスコッチエッグがあります。旅に持ち出せるものを考え、固く茹でた卵をソーセージで包みフライにしてみたところ、美味しいうえに食べ応えがあって、人気の商品となります。旅のお供にも間違いないメニューとなりました。今でも朝食の定番、ベイクドビーンズも、フォートナム&メイソンから発信されました。紅茶や珈琲、ビスケットのお土産ばかり探していましたが、次に訪れる時はもっとよく店内をみてみましょう。
※写真はジャーミンストリート側のフォートナム&メイソンの看板。王室御用達が輝いています。