Victorian era~From the United Kingdom
2024.12.21
英国史雑学
ヴィクトリア女王が統治していた時代、ヴィクトリア朝(Victorian era)は英国文化の黄金期とも言われています。ディケンズ、エリオット、コナン・ドイル、シャーロットとエミリー・ブロンテ姉妹、オスカー・ワイルドの名作や、ターナー、ミレイ、バーン・ジョーンズの名画を生み出した時代となりました。1837年から1901年の長い治世でもありましたが、産業革命がもたらした経済の発展が、新しい時代への息吹となり、さまざまなエネルギーが生み出されていきました。
この時代に建てられた家はヴィクトリアン・ハウスとして、今でも英国の人たちの住宅として使われています。赤い煉瓦に窓。ロンドン市内は1戸建てよりタウンハウスの共同住宅をよく見かけます。郊外に行くと、高くした切妻の屋根のヴィクトリアン・スタイルの1戸建て(デタッチド・ハウス)に出会えます。英国の家は時代によって、いろいろあるので、街歩きも楽しくなります。
またヴィクトリア女王は1848年の新聞でクリスマスのツリーを囲む女王一家の飾る様子を紹介、それから英国の一般の家庭でもクリスマスツリーが取り入れられました。元々はドイツから始まったクリスマスツリーを飾る風習。女王の夫のアルバート公がドイツ出身だったから伝えられたと言われています。今のクリスマスのスタイルはヴィクトリア時代に始まったのです。