英検®準2級対策!準2合格に必要な勉強法と基礎知識
2024.12.18
英検準2級は高校中級程度のレベル。文部科学省は高校卒業時に英検準2級相当以上を6割以上とする目標を掲げているなど、英検準2級が大切な1つの指標として扱われているそうです。今回は英検準2級合格に向けていくつかのポイントをまとめてみました。
英検®準2級のレベル
英検準2級の難易度は上から4つ目、準2級から難易度がぐっとあがってきます。公式サイトによれば、準2級はこれまで5級・4級・3級と着実に英語の基礎力を身につけ、基本的な応用力として次の段階へつながる重要な級で、レベルは高校中級程度とされています。日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。面接でも積極的に試験に取り組む姿勢が求められるため、暗記に頼る勉強法でこれまでやってきた方は苦労する級かもしれません。
2015年までの合格率は一次試験のみで約35%、二次試験で約83%、一次と二次合わせて29%です。3級までは50%以上はあった合格率が一気に下がります。それだけ難しい試験だと念頭に置いたうえで対策を進めてください。
英検®準2級の出題内容
英検準2級は、筆記の一次試験と面接の二次試験で合否が決まります。
内訳は以下の通りです。
【大問1(15問)】
■短文の語句、空所補充
→文脈に合う適切な語句を補う問題
問題文の種類:短文・会話文
【大問2(5問)】
■会話文の空所補充
→会話文の空所に適切な文や語句を補う。
問題文の種類:会話文
【大問3(2問)】
■長文の語句 空所補充
→パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。
問題文の種類:物語文 説明文
【大問4(7問)】
■長文の内容一致選択
→パッセージの内容に関する質問に答える。
問題文の種類:Eメール 説明文
【大問1(1問)】
■Eメール
→返信メールを英文で書く。
問題文の種類:Eメール
【大問2(1問)】
■英作文
→質問に対する意見を英語で論述する。
問題文の種類:質問文など
【大問1(10問)】
■会話の応答文選択
→会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。(放送回数1回)
問題文の種類:会話文
【大問2(10問)】
■会話の内容一致選択
→会話の内容に関する質問に答える。(放送回数1回)
問題文の種類:会話文
【大問3(10問)】
■文の内容一致選択
→短いパッセージの内容に関する質問に答える。(放送回数1回)
問題文の種類:物語文、説明文
合計筆記80分、リスニング約25分となります。
リスニングは全て放送回数1回になりますので注意が必要です、3級以上にリスニング対策に力を入れましょう。
英検のサイトから過去問をみることができるので、実際にみておきましょう!
■音読
→50語程度のパッセージを読む。
■パッセージについての質問(1問)
→音読したパッセージの内容についての質問に答える。
■イラストについての質問(1問)
→イラスト中の人物の行動を描写する。
■イラストについての質問(1問)
→イラスト中の人物の状況を説明する。
■受験者自身の意見など(1問)
→カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。
■受験者自身の意見など(1問)
→日常生活の身近な事柄についての質問に答える。(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
面接は、受験者1名、面接官1名の個人面接形式です。応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価されます。
3級同様、英語力だけではなく意欲や態度も評価基準としてあります。面接対策をしっかりして、本番は堂々と受け答えできるようになっておいた方がいいでしょう。
英検®準2級級の単語量
英検準2級に必要な単語は約3600語程度。3級が1250~2500語程度だったのに対してかなり増えた印象ですね。英語がある程度得意で、3級まではそこまで対策しなくても合格できた方でも英検準2級からは本腰を入れた試験対策が必須となります。
参考書や過去問など自分に合ったものを通してやり、問題のなかで分からない単語があれば必ず暗記するようにしましょう。合格するのが難しい試験ですが、合格すれば大学入試で恩恵が受けられたり、転職でのアピールに繋がったりするなどメリットはたくさんあるので諦めずに頑張りましょう!
また英検準2級を突破すれば、あとは英検2級と英検準1級と1級です。英検レベルの最高峰まで近づいてきました。でもここからが英語への理解をより高めていく必要があります。詰め込んで覚えるだけの英語の勉強では立ち向かえません。子どものうちから勉強してきた英語がこの段階でしっかりと身につけているかの確認、それが英検準2級のレベルになりそうです。