サンタクロースは英語で何て言う?意外と知らないクリスマスに関する英語表現
2024.10.28
この記事でわかること
・サンタクロースは英語で何と言うのか、基本表現と国による違い
・クリスマスに関する英語表現(単語・食べ物・飾り)の意味と背景
・英会話や雑談で使いやすいクリスマス英語フレーズ
・クリスマス英語をきっかけに英語を話しやすくするコツ
クリスマスが近づくと、「サンタクロースは英語で何と言うの?」「英語では Santa Claus 以外の言い方もあるの?」と気になる人は多いのではないでしょうか。実はクリスマス英語には、単語の意味だけでなく、国ごとの文化や歴史が深く関わっています。この記事では、クリスマスに関するいろいろな英語表現と、クリスマス時期に使える雑談フレーズをわかりやすく紹介します。
サンタクロースは英語で何と言う?

基本は Santa Claus
サンタクロースは英語でSanta Clausと言います。この表現は世界中で広く使われており、特にアメリカ英語では一般的です。映画やアニメ、クリスマスカードなどでも頻繁に登場するため、まずはこの表現を覚えておけば安心です。
イギリスでは Father Christmas と呼ばれる理由
イギリスでは、サンタクロースをFather Christmasと呼ぶことがあります。これは単なる名前の違いではなく、祝祭文化の違いが背景にあります。イギリスでは冬至の頃に人々が集まって祝う伝統があり、その象徴として「父なるクリスマス」という存在が定着したと考えられています。
クリスマスに使える基本的な英語表現【単語編】

サンタ・トナカイ・プレゼントに関する単語
サンタクロース
イギリス:Father Christmas
アメリカ:Santa Claus
イギリスではお父さんがサンタクロースだとわかっていたのでしょうか。イギリスでは一番日が短い冬至の頃、みんなでお祝いをする習慣がクリスマスになり、そのシンボルがファーザークリスマスと呼ばれるようになったようです。
トナカイ
Reindeer
トナカイって英語ではなかったようです。アイヌ語の転訛で、元々はもっと北から伝わった言葉でした。
雪だるま
Snowman
スノーマンはアイドルグループだけではありません。雪だるまはクリスマスの妖精で、北欧ではもっとたくさんの妖精たちがいるようです。
エルフ
Elf
北欧の神話に出てくる一族で、自然を司る神さま的な小さい妖精です。エルフは不老不死で魔法も使えるようです。
ジンジャーブレッドマン
Gingerbreadman
イギリスではジンジャー、生姜を使ったビスケットがよく作られていますが、ジンジャーマンのカタチをしたものもあります。元々はアメリカの童話のキャラクターだったようです。
靴下・煙突などサンタにまつわる英単語
そり
Sleigh
サンタクロースに欠かせないそり。それはサンタクロースが北欧から伝わったからでしょうか。冬の移動手段はそりでしたから。
煙突
Chimney
なぜサンタクロースは煙突から入ってくるのでしょう。それはサンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスが、貧しい人たちの家に煙突からコインを投げ入れていたからのようです。
靴下
Stocking
煙突の続きです。聖ニコラウスが煙突から投げ入れたコインが干していた靴下に偶然入ったので、クリスマスプレゼントはストッキングに入れられるようになったようです。
クリスマスの飾りに関する英語表現

クリスマスツリーと飾りの英語
クリスマスツリー
Christmas tree
クリスマスツリーはドイツからイギリスに入ってきました。19世紀にヴィクトリア女王ご一家が、宮殿内で飾ったクリスマスツリーの絵を見て人々に広まっていきました。
ひいらぎ・キャンドルなどクリスマスの飾り
クリスマスの飾り
Ornaments
クリスマスツリーやリースの飾りのオーナメント。最初に作られたのはリンゴだったそうです。クリスマスマーケットが始まると、街はクリスマスの飾りで彩られます。
ベル
Bell
クリスマス飾りに欠かせないのもベル。これは教会の鐘のようです。クリスマスイブの夜の礼拝の合図の鐘で、クリスマスをお祝いします。
ひいらぎ
Holly
クリスマスになぜひいらぎなのでしょう。ずっと緑色をしているひいらぎは魔除けの意味もあるようです。単語の中のエルの字を1つとれば、「聖なる」を意味するHolyになります。
リース
Wreath
丸い輪にたくさかのクリスマスの飾りをするリース。その輪はずっと続く永遠を表しているそうです。リースの葉の色も緑で、魔除けと幸福を願うクリスマスの飾りです。
ロウソク
Candle
キリスト教ではろうそくを灯してお祝いをします。ろうそくの光はこの世を照らし、次の年もよい年であるようにと願いを込めています。
杖の形をした飴
Candy cane
白地に赤いストライプ模様のキャンディケイン。その歴史は意外と古く、17世紀には砂糖の棒が作られていたようです。その後持ちやすいように杖のカタチになりました。
雪の結晶
Snowflake
スノーフレークもクリスマス飾りの定番。リトルスノーフレークという歌もあります。子どもも歌えるわかりやすい歌なので、英語で口ずさんでみましょう。
スノードーム
Snow globe
手のひらに収まるスノードームは英語ではスノーグローブと呼ばれています。グローブは地球や球体の意味。舞う雪の中のクリスマスのアイテムを入れて自分だけの世界を楽しみます。
クリスマスカード
Christmas card
クリスマスカードの発祥はイギリスから。イングランド王のジェイムス1世が皇太子に送ったものが始まりだったようです。季節のご挨拶を込めるクリスマスカードは、届けられると暖炉の上に飾られます。
クリスマスの食べ物・スイーツの英語表現

定番料理の英語
七面鳥
Turkey
クリスマスのご馳走は七面鳥のロースト。イギリスからアメリカに移民した人たちは最初の頃食料事情が悪く、先住民のインディアンたちが七面鳥をご馳走したことから始まったそうです。インディアンたちへの感謝も込められています。
お菓子・ドリンクの英語
クリスマスプディング
Christmas pudding
イギリスのクリスマスのデザートはプディング。プリンではないドライフルーツがたくさん入ったプディングは、クリスマスの夜にブランデーをかけて火をつけます。中に6ペンスなどのコインを入れて、それを当てた人は次の年の幸運に恵まれると言われています。
エッグノッグ
Eggnog
ミルクとクリーム、卵、シナモンとナツメグで味つけした甘いドリンクがエッグノック。クリスマスや大みそかに出されるドリンクです。最近はミルクやクリームなどを摂らないヴィーガン用の大豆ベースのエッグノッグもあるそうです。
ジンジャーブレッドハウス
Gingerbread house
生姜を使ったジンジャーブレッドで作られたお菓子の家がジンジャーブレッドハウス。子どもたちには夢のようなデザートです。世界中でクリスマスはジンジャーブレッドハウスが登場するようです。
アドベントカレンダー
Advent Calendar
ドイツ発祥のアドベントカレンダーは12月1日から1日ずつ開けていくものです。クリスマスが待ち遠しい子どもたちだけではなく、大人たちのものもあるそうです。
クリスマスに使える英語フレーズ【雑談・会話編】

クリスマス前に使える英語フレーズ
Do you have any plans for Christmas?
クリスマスの予定は?
What do you eat for Christmas dinner?
クリスマスは何食べる?
Have you put up your Christmas tree yet?
クリスマスツリーはもう飾った?
What do you want for Christmas?
クリスマスは何が欲しい?
Have you asked Santa for your presents yet?
サンタにプレゼントのお願いはした?
Have you ever eaten turkey?
七面鳥食べたことある?
クリスマス後に使える英語フレーズ
What did you get for Christmas?
クリスマスプレゼントは何をもらった?
クリスマス英語は「英会話のきっかけ」に最適

季節ネタは英会話のハードルを下げる
季節の話題は、完璧な英語でなくても伝わりやすいのが特徴です。クリスマスは世界共通のイベントなので、単語を並べるだけでも意味が通じやすくなります。間違っても会話が成立しやすいため、英会話の第一歩としてとてもおすすめです。
まとめ
サンタクロースは英語で何と言うのかを理解することから、クリスマス英語の世界が広がります。単語だけでなく、その背景や文化を一緒に知ることで、英語表現はより記憶に残りやすくなります。クリスマスという話しやすいテーマをきっかけに、英語を「知る」から「話す」へとつなげていきましょう。
さらに英語でのクリスマスメッセージ、どのくらいご存知ですか? Merry Christmasだけではなく、いろいろな表現を紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。

