缶Tins 缶Tins 缶Tins イギリスの缶は愉しい(⋈◍>◡<◍)
2025.02.26
初めてイギリスに行った時、紅茶やビスケット缶の美しさに思わず手を取り、アレもコレもと買ってしまった覚えがあります。今でも販売されているポスト型のトフィ缶。お菓子が空になった後でもまだ手元に残っています。でもどうしてこんなに素敵な缶がイギリスにはあるのでしょうか。イギリスに出かける度に見つけてしまう缶のいろいろを今回ご紹介します。
お菓子缶
最初にご紹介したポストのカタチをしたお菓子缶。これは時々シェーンのスクール内でもディスプレイなどで使っているところを見かけます。型の絵も浮き上がったエンボス仕様で、その上貯金箱になってしまう優れモノ。今回は配達員のお髭のオジサマの裏側を見せてしまいます。郵便を手渡す少女の後ろに弟らしき男の子と、またその後ろには愛らしいワンコまでいるので、一周ぐるりと楽しめます。
またあの超有名デパートフォートナム&メイソンのビスケット缶を昨年見つけてしまいました。これはピカデリーにあるフォートナム&メイソンをそのまま缶にしたやや大きめのモノ。食べ終えた後は何を入れようか考えているところですが、オルゴールにもなっているので、当分その音色を楽しむことにしました。
紅茶缶
小さなビッグベンや赤いテレフォンボックスの紅茶缶はお土産にも最適でした。以前コヴェントガーデンにあったTea Houseで買い求めましたが、今ショップは閉店してしまいました。通販で紅茶は販売しているようですが、缶入りのものは見つけられませんでした。 また2022年のエリザベス女王在位70周年の記念缶はダーヴィルズの紅茶が入っていました。Queen Elizabeth Ⅱ Platium Jebilee 1952-2022の文字と紫のクラウンが美しいデザインです。
そしてとても小さいけれど、中側まで見事に絵が描かれているエリトーティンズのお家缶は、実は日本の英国展で見つけました。手の平に入ってしまうほどの小さな缶ですが、ドールハウスの世界です。エリートティンズはイングランドのノリッジというところにあります。ロンドンから列車で2時間足らずのノーフォークの州都です。一度足を伸ばして出かけてみたくなってしまいました。
ミント缶
その名もパレスミンツ。これはロンドンのケンジントンパレスのショップで見つけました。黒に金色のクラウンとパレスミンツの文字だけですが、そのデザインも素敵です。いつもこのデザインではないようですので、また出かけたら探してみます。
もう1つは5年ほど前にコヴェントガーデンのロンドントランスポートミュージアムで見つけました。赤いダブルデッカーのミント缶にはロンドン塔を警護するビフィーターとバッキンガムパレスの衛兵、紳士、そして2階には象が乗っているユニークな絵柄です。象を制する係員が、―If found please return to zoo―の看板を掲げているですが、それもまた楽しくなってしまいます。中のミントにまでユニオンジャックの模様が入っていて、また欲しかったのですがショップにはもうありませんでした。
イギリスは缶の宝庫
イギリスは缶に凹凸を施す技術に優れていて、たくさんの缶を生産してきました。その歴史も古く17世紀末ではあったというのですから驚きです。そんなアンティーク缶のコレクターもいるようで、かつて手描きされていた缶やロイヤルファミリーの戴冠式の記念缶、クリスマスの限定モノなど、その奥も深そうです。
イギリスで缶の製品見つけたら、やっぱりすぐに買ってしまいます。でも前回の旅ではあまり見かけなかったような気がします。世界中がパンデミックを乗り越えた先には、昔のショップや会社が残っていないのかもしれません。それでも探しに歩いてみたいと思います。新製品がなければアンティークマーケットにも出かけてみましょう、
ちなみにイギリス英語ではドリンクはcan、その他の缶はtinと呼んでいるそうです。