English Rose William Morris~From the United Kingdom
2025.01.11
イギリスの工芸家・意匠家のウィリアム・モリスの画像を探していたら、たくさんの薔薇の写真が出てきます。モリスがこよなく愛したコッツウォルズの家のガーデンだと思っていたら、ウィリアム・モリスという薔薇の品種があることを知ります。
最近好きな薔薇を見つけ、たわわに咲くほんのりピンクの薔薇の育成に励んでいます。簡単な品種と言われ、安易に考えていたのですが、薔薇には虫がつきやすく、アブラムシだけではなく、ハダニというクモに葉っぱを枯らされてしまいます。丹念に虫よけスプレーをかけたり、酢を嫌うので木酢液をたっぷりとしみ込ませたキッチンペーパーで土を覆ったり、退治するのに労力を要します。でもなかなか蕾をつけてくれないので、困っているところです。
そんなところで知ったウィリアム・モリスの薔薇。薄いピンクでうちの薔薇と同じたわわに花をつける薔薇で、どうやら1998年にイギリスで発表されたようです。最初の花は花びらの多いカップ咲きで、開花すると次第に花びらが中心から伸びてくるロゼット咲きになる薔薇。四季を通して花が楽しめ、上品な香りがするようです。欲しくなってしまいます。
でも薔薇ってどのくらいの種類があるのでしょう。オールドローズ、イングリッシュローズとその育成から名が分かれ、また樹型からハイブリッド・ティー系、フロリバンダ系、クライミングローズ、ミニチュアローズなどの種類になっていくようです。イングリッシュローズはディビッド・CH・オースティンが、1969年に発表した薔薇から始まった新しい品種の薔薇たちの総称。ウィリアム・モリスもオースティンが品種改良して生み出されました。
イングリッシュローズの世界も奥が深そうです。でもオースティン氏が品種改良した薔薇の総称とは驚きます。ロンドンで行われるチェルシーフラワーショーで25回の金メダルを獲得し、2007年には大英帝国勲章も授与されています。でもオースティン氏の薔薇の総称とは… イングリットローズは案外最近のものでした。