チューブでランチ???
2024.12.25
異文化理解
ロンドンの地下鉄はチューブと呼ばれています。それは筒状になった地下鉄のカタチからそう呼ばれているようですが、地下鉄構内でプラットフォームに滑り込んでくる地下鉄はまさに筒状。車内は狭く、天井も丸くなっています。
以前見た面白い地下鉄での光景です。ロンドンの北東部の郊外に向かっていた時のことです。それは金曜日の午後。ディストリクトラインからヴィクトリアラインに乗り換えてしばらくすると、途中から乗ってきたバッチリ決まったスーツ姿の黒人男性が、持っていたボックスからランチらしきセットを取り出し、食べ始めます。両手を使ってチキンらしきもの、ポテトらしきものを食べています。お手軽版ランチではなく、しっかりしたランチボックスです。手際よくほんの数駅で食べ終え、空になったボックスを抱えて降りて行きました。
しっかりとランチを地下鉄で平らげている人は初めて見ました。最近日本の電車内でもちょこっと食事をしている人は見かけるようになりましたが、なかなか両手を使ってチキンらしきものを食べる人はいないようです。時間がなかったのか、移動時間を有効活用したかったか、なかなか面白い光景に出くわしました。
日本では新幹線や特急列車では必ずと言っていいほど、お弁当を広げます。在来線でもグリーン車の中で食べるのは全く抵抗がありません。そんな光景を外国の人たちは、やはり面白いと思うのでしょうか。文化や習慣が違えば、いろいろとありそうです。
