2023年度は141校!中学受験の「英語」入試 傾向と対策

2024.04.23

試験対策

中学入試の実情

  • 中学受験

試験科目における「英語」の導入

近年、中学入試では帰国生入試だけでなく、一般入試においても試験科目に「英語」を導入する学校が増えてきています。首都圏模試センターの発表によると、2023年度の首都圏の中学入試では141校が英語入試を実施したとのことです。
試験科目として英語が増えた背景には、小学校での必修化はもちろん、各学校が英語教育、グローバル人材の育成に力を入れているというメッセージの表れでもあります。

英語入試の導入例

英検を試験科目して導入している学校には以下のような学校が挙げられます。学校により、科目や試験内容は様々です。

佼成学園(東京)

入試名 Super English入試
募集人数 10名
科目 学科試験なし(面接と書類審査)
英語の試験内容 英検準2級~2級程度もしくはそれ以上の英語力の方対象

大妻中野(東京)

入試名 グローバル入試
募集人数 約36名(帰国・グローバル計)
科目 英語スピーキング・国語・算数
英語の試験内容 英検CSE2.0 1980点(2級)以上等取得者は学科免除で保同面接を実施

淑徳SC(東京)

入試名 一般入試・第1回、一般入試・第2回
募集人数 15名(一般入試・第1回)、5名(一般入試・第2回)
科目 英語(リスニング・リーディング)・国語基礎・算数基礎
英語の試験内容、対象 英検5級レベル

昭和女子大学附属昭和(東京)

入試名 本科コースAA・B・C、グローバル留学コースGA・GB
募集人数 10名~40名(コースによる)
科目 英語・国語・算数
英語の試験内容、対象 英検3級レベル。英検2級以上取得者は英語免除(100点に換算)

日本大学豊山女子(東京)

入試名 英語インタビュー型
募集人数 5名
科目 学科試験なし(面接のみ)
英語の試験内容、対象 英検3級以上取得、またはそれに準ずる能力を有する者

山脇学園(東京)

入試名 英語入試A・B・C
募集人数 英語・帰国計55名
科目 国語・算数
英語の試験内容、対象 英検3級相当以上取得者対象

郁文館(東京)

入試名 第1回総合入試・第2回総合入試
募集人数 50名
科目 英語・国語・算数より2科選択
英語の試験内容、対象 英検3級以上取得者は優遇制度あり

駒込(東京)

入試名 第3回特色入試・英語
募集人数 10名
科目 英語(筆記・インタビュー)・国語・算数
英語の試験内容、対象 英検4級程度(一部3級含む)。英検3級取得者は加点、準2級以上取得者は免除(100点に換算)

駒込(東京)

入試名 第3回特色入試・英語
募集人数 10名
科目 英語(筆記・インタビュー)・国語・算数
英語の試験内容、対象 英検4級程度(一部3級含む)。英検3級取得者は加点、準2級以上取得者は免除(100点に換算)

淑徳巣鴨(東京)

入試名 第3回スカラシップ入試
募集人数 10名
科目 英語・国語・算数
英語の試験内容、対象 英検3~5級レベル。英検3級以上取得者は英語試験免除。

目白研心(東京)

入試名 第1回(英語資格)・第2回(英語資格)
募集人数 計20名
科目 国語+英検資格換算点
英語の試験内容、対象 英検4級以上取得者対象(4級:60点、3級:70点、準2級以上:80点)

聖園女学院(神奈川)

入試名 1次A・2次A
募集人数 30名(1次A)・20名(2次A)
科目 2科か4科選択
英語の試験内容、対象 英検加点制度あり(5級:10点、4級:15点、3級:30点、準2級:40点、2級以上:50点)

横須賀学院(神奈川)

入試名 英語資格利用入試
募集人数 若干名
科目 国語・算数
英語の試験内容、対象 保護者同伴面接。英検3級以上等の英語資格を有する者対象

大妻嵐山(埼玉)

入試名 まなび力入試
募集人数 30名
科目 英語・国語・算数より2科選択
英語の試験内容、対象 英検3~4級程度

西武学園文理(埼玉)

入試名 英語4技能入試
募集人数 4名
科目 英語Ⅰ(Reading/Writing)Ⅱ(Listening)Ⅲ(Speaking)
英語の試験内容、対象 英検取得級による加点優遇あり(英検3級:5点、準2級:10点、2級以上15点)

芝浦工業大学柏(千葉)

入試名 第1回・第2回
募集人数 約110名(第1回)・約55名(第2回)
科目 4科
英語の試験内容、対象 英検3級程度以上の英語力を有する者は、出願時の申告により、学科試験に加え英語リスニングテスト[加点扱い]を実施

江戸川学園取手(茨城)

入試名 第1回・第2回・第3回
募集人数 180名(第1回)・60名(第2回)・30名(第3回)
科目 5科型か英語型
英語の試験内容、対象 英検3級~準2級程度

どうやって対策したらいい?

多くの学習塾では小学校4年生から中学受験に特化した対策コースが始まります。算数、国語、理科、社会の4教科を3年間もしくはそれ以上かけてしっかり学んで対策しますが、英語入試はいつから、どのように学習を始めればよいでしょうか?

試験問題の傾向をつかむ

前述でもあった通り、英語入試の試験は筆記だけでなく、面接が設定されている学校もあります。また筆記の中でも文法、読解、リスニング、ライティングなど、どんな問題が出題されるかによって対策も変わってきます。
受験する学校が決まっている方は、その学校の過去問題集を入手して、そこから対策していくとよいでしょう。ただ受験校が決まっていてもいなくても、低学年あるいは未就学の頃から4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)の基礎力を付けておくことは大切です。

学習塾で学ぶメリット

現状では中学受験対策をメインとする学習塾で英語を教えている塾はあまり多くありません。学習塾で小学生向けの英語がある場合、英検合格や高校受験を目的としているので、読み書きや文法が中心の授業となります。
したがって小学生のうちから英語の読み書きをしっかり定着させたいという方には学習塾で英語を学ぶのは良いでしょう。

英会話スクールで学ぶメリット

ネイティブ講師が教える英会話スクールは、全て英語でレッスンが行われます。そのため早いうちから耳が英語に慣れ、リスニング、スピーキング力が鍛えられます。シェーン英会話では英語を英語で指導できる特別なスキルを持ったネイティブ講師がシェーン独自のカリキュラムとシラバスに沿って計画的にお子様の英語力を養います。
また、シェーン英会話のレッスンは「英語って楽しい!」と思える、ゲームやダンスをバランスよく取り入れたレッスンです。小さいうちから楽しく英語に触れることで、英語を身近なものに感じ、英語を話すことや外国人に対する苦手意識がなくなります。

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