今更きけない「英検®S-CBT」について!メリットデメリットも解説!

2024.02.25

試験対策

2024年から出題形式などに変更のある英検ですが、「英検®S-CBT」はご存知でしょうか?
「名前だけ知っているけど、詳しく知らない」という方がほとんどだと思います。しかしこの試験、もしかしたら将来大学受験でも関わってくるかもしれない試験かもしれないので、知っていた方が有利です。この記事では「英検®S-CBT」について知識ゼロでも特徴やメリットデメリットについてわかりやすく解説していきます。

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英検®S-CBTについて

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聞き慣れない英検S-CBT、さてどんな試験なのでしょうか。

英検®S-CBTってなに?

この英検は、スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの4技能を1日で測ることができる試験です。従来型の英検と併願が可能な点や、学校や会社で忙しい人でも受験しやすいように毎週実施されている点などで、英検取得のチャンスが増えるため、注目されている試験です。

次に従来型の英検と何が違うのか、詳しい特徴を説明していきます。

実施級

実施される試験は、英検3級から準1級まで。英検5級4級と1級は従来型のみ対応しています。

実施級

3級から準1級は毎週土日に実施されます。実施級対象以外の級を受験する場合は、従来型のみの受験になります。

実施日・実施場所

実施日がフレキシブルになります。これが従来型とは違う大きな特徴です。従来型では年間3回の実施。英検S-CBTは毎週実施されているため、自分のライフスタイルに合わせて受験することが可能です。

試験期間は年に3回設定されており、それぞれで最大2回受験することができます。従来型と併願利用も可能なので、英検合格のチャンスが増えることになります。

英検S-CBTの受験会場は自分で好きな会場を選べます。一度受験した会場であれば、行く際の余計な心配など減らせることができ、試験に集中して挑むことができそうです。

実施形式

試験はパソコンで行われます。従来型では机と椅子が並ぶ入試会場のような感じですが、英検S-CBTでは図書館の自習室のようなパーティションで仕切られた個別の机が並ぶ会場で、座席にはパソコンとヘッドセットが置かれています。
仕切りがあるため「カンニングし放題なのでは?」と思うかもしれませんが、会場には不正防止用に監視カメラも設置されていますので、不正はできません。

・スピーキング

パソコンの画面上に表示されている質問に、マイクを使って解答します。

・リスニング

ヘッドフォンで音声を聞き、パソコン画面を見て選択肢をクリックします。

・リーディング

リスニング同様、パソコン画面を見て選択肢をクリックします。

・ライティング

解答用紙に手書きで解答する「筆記型」か、直接キーボードで打ち込む「タイピング型」の2つがあります。申し込みの時に選択できます。

難易度

一番気になるところですが、出題形式や難易度は従来型と同じです。英検S-CBTのために新たに勉強すべきことがあるとすればパソコンの基本動作です。


従来型と比較!

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では具体的にどんなことが従来と違って、どんなメリットが英検S-CBTにあるのでしょうか。

英検®S-CBTのメリット

・試験日程の選択肢が多い

毎週土日に実施しているので学校や仕事で忙しくても、自分の都合に合わせて受験が可能です。

・会場の選択肢が多い

会場の選択肢が多いので、自宅や学校や会社などから近いところを好きなように選択できます。

・1つの期間で2回受験ができる

それだけでもチャンスが2倍、従来型との併願で3回もできることは大きなメリットです。

・1日で完結できる

従来型は一次試験で合格しないと二次試験に進めません。つまり合格しなければスピーキングのテストを受けられません。しかし、英検S-CBTは1日で完結するので、スピーキングの実力もしっかり評価してもらえる点が大きなメリットになります。

・筆記型かタイピング型か選べる

オフィスワーカーの方は普段手書きよりも、タイピングすることにが慣れている方が多いのではないでしょうか? 慣れている方だと試験に集中しやすいため、自分で選択できる点はメリットとなります。

英検®S-CBTのデメリット

では英検S-CBTのデメリットは何なのでしょうか。

・パソコン操作に慣れてないと苦戦

普段からパナソニックに触れる機会が少ない方にとっては、操作方法にあたふたしてしまい実力を出し切れないかもしれません。そこまで難しい操作はないはずですが、受験を考えているのであれば、事前に操作に慣れていた方がいいかもしれません。
英検の公式サイトには、英検S-CBTの例題があります。本番と同じような操作を無料で体験できるので試してみましょう。

・4技能すべて勉強しなくてはいけない

従来型はリーディング、リスニング、ライティングの一次試験とスピーキングの二次試験に分かれています。一次試験と二次試験の間で集中的にスピーキングの勉強をすることができます。英検S-CBTは1度に4技能を全てをはかるため、試験までに勉強しつくす必要があります。

・会場ごとの受け入れ人数が少ない

会場がたくさんある反面、1つひとつの会場のキャパが狭くなります。早めに申し込みをしなければ、好きな会場を選ぶことができないかもしれません。

・受験料が少しだけ高い…でも

従来型より受験料が少しだけ高いです。ただ現状差額は1000円も満たない額なので、自分の受けやすさで受験方式を選んだ方がよさそうです。

どっちを受けたらいいの?

難易度や試験範囲が同じなので、どっちの方が優れているということはありません。パソコン操作の方が集中しやすければ、英検S-CBTをお勧めします。手書きや紙で問題を読みたい場合は従来型の方がいいかもしれません。普段通りの実力が出しやすい方を考え、どちらかのスタイルを選択することが一番です。


英検®対策はどちらも同じ

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試験の方法と項目が同日にやるかどうかの違いで、英検対策の勉強はどちらを選んでも同じです。英検は合格することが目的ではありません。英語の4技能をバランスよく身につけ、英語でのコミュニケーションがはかれるようになることを目指すことをまず一番に考えていきましょう。

英検やTOEIC、IELTS試験は、受験者がどれだけ英語のコミュニケーション能力を持っているか確認するためのものです。そして試験のために詰め込みで覚えたことは、試験が終われば忘れてしまうことが多いのものです。

英語のコミュニケーションはスキルも大切ですが、コミュニケーションのセンスも必要です。相手の話す英語を耳にして理解に努めます。覚えたらその英語を口にしてみてください。目で見ただけでは英語のスピーキングとリスニングは高まりません。耳で聞いて口にすることをくり返しましょう。

英語をテストだけで終わらせないためにも、普段からニュースサイトや音楽、ドラマなどでも英語に触れる機会をつくることを続けましょう。それはお子さまも同じです。海外のアニメーションなども活用して、英語の時間を積み重ねていってください。

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