映画や海外のTVドラマを字幕なしで観たい-Hitchcock

2024.01.31

お役立ち情報

映画や海外のTVドラマを字幕なしで観たい 
字幕にばかり頼っていてはリアルなセリフはわかりません。映画を観るときは英語の世界にひたってみましょう。

何気なく聞いていた映画のセリフ。このシーンにこの言葉。はっと意味がわかった時、英語が身近になった気がするかもしれません。

  • 映画や海外のTVドラマを字幕なしで観たい-Hitchcock

映画の一時代を築いたサスペンスの神様、アルフレッド・ヒチコックはハリウッドで活躍しましたが、1899年ロンドンで生まれた英国人。今回は彼の作品ではなく、彼を主人公にした2012年の「Hitchcock」からのひと言をご紹介しましょう。

ヒット作品の連発から少し陰りの見えた1950年代の終わり、実際の殺人鬼の話をヒチコックは映画化しようと画策を始めます。結末を知られたくないため原作本を買占め、秘密裏に進行しますが、その事件があまりにも残虐だったため、映画会社をはじめ多くの人たちから反発をくらいます。プールのある自宅を手放してでもどうしても制作したいヒチコック。でも彼には「鳥」を撮った時のような勢いは薄れてきています。

過食に走り、妻への浮気の疑念、Hays Code(米映画の検閲制度)から難癖をつけられ、とうとうダウンしたヒチコック。監督の代わり指揮を執る妻アルマ。撮了した現場の外で主演女優のジャネット・リーはサスペンスの神様を気遣います。監督に良くしてくれたことを感謝し、お見舞いのお菓子をアルマに手渡します。アルマはジャネットに女優としてのプロ意識に感謝していると伝え、二人は別れます。

Lovely to see you.

最後にジャネットのブリティッシュらしい言い回し。最初に出会った時もヒチコックにそう言って挨拶していました。女優ジャネット・リーの聡明さが光るひと言でした。

つねにたくさんの英語の表現・慣用句を聴いていると、すっと入ってくる洋画のセリフがあるかもしれません。字幕にばかり頼らず、英語のセリフに耳を傾けましょう。