Horse Racing~From the United Kingdom
2024.06.18
異文化理解
ホース・レーシングはイギリスの前君主、エリザベス2世の大好きな高貴なスポーツ。6月に開催されるロイヤル・アスコット競馬は王室主催で、もちろん女王陛下もご臨席されています。それも儀礼としての式典としてではなく、ほんとうに競馬がお好きで、パドック(馬の状態を下見させる場所)を、何度も行き来されたりしているお姿が目撃されていました。
近代のホース・レーシングはイギリスで整えられ、フランスやイタリア、アメリカ、オーストラリア他へ広まりました。周遊して速さを競う競争以外にも、障害物を乗り越えながら競走する障害競走、ソリや二輪の車を曳いて競争する種目もあり、ただ平地を走るものだけではないようです。競走馬の種類も、サラブレッドをはじめ、アラブ種、セルフランセなどあり、競争のために改良された馬たちが、その血筋を代々引き継いでいます。
日本の重賞レースと呼ばれるレースには、サラブレッドしか出ることはできません。そのサラブレットたちの毛色は、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛、栗毛、栃栗毛、白毛の8種類。特に芦毛の日本のヒーローはオグリキャップで、武豊騎手といっしょに大活躍しました。芦毛の馬は競走馬として活躍する青年期まではグレィのぶちの馬なのですが、歳をとるにつれて、白くなっていきます。歳をとったオグリキャップの雄姿はさん然と輝く美しい白馬になりましたが、怪我のため25年の生涯を終えました。