Scotland Palace~From the United Kingdom
2024.01.09
このスコットランドプレイス、実はロンドンの中心にあるのです。ハリポタファンなら、ああ、あの場所とわかるところです。まずはハリー・ポッターの魔法省のお話からご紹介しましょう。
ハリー・ポッターは両親を亡くしてダーズリー夫妻のもとに引き取られていましたが、実は魔法使いの子どもで、魔法学校へ入学することになります。魔法使いたちは私たち普通のマグルとは違い、ロンドンの真ん中の見えないところに魔法省を設置し、魔法学校もスコットランドの人には見えない場所にあるそうです。ハリーが魔法省に行くのは、「ハリー・ポッターと魔法の騎士団」でのお話。ロンドンのスコットランドプレイスの辺りの赤い電話ボックスから、マグルのお金を入れて6・2・4・4・2をダイヤルすると案内につながります。用件を伝えると電話のつり銭の戻り口に来訪者の銀のバッジが出てきて、地下の魔法省に降りて行くというわけです。魔法使いが何ともアナログなのが面白いところですね。
ハリー・ポッターの作者のJ.K.ローリング氏はスコットランド出身で、ハリー・ポッターのお話はスコットランドといろいろとつながっています。ロンドン警視庁と日本語に訳されていますが、イギリスの警察の正式名称はスコットランドヤード。なぜかと言うと警視庁が最初にあった場所がスコットランドヤードというわけです。スコットランドプレイスもこのスコットランドヤードと交差しています。
スコットランドプレイスはチャリングクロスから歩いてすぐのところにあります。ハリー・ポッターの世界を感じにロンドン散策にこの場所もぜひ加えてください。ホグワーツに向かう列車の9 3/4のプラットホームのあるキングスクロス駅をはじめ、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」でダイアゴン横丁へとハグリットとハリー・ポッターが歩いたレドンホールマーケット、映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で騎士団の本部になったブラック・シリウスの実家のクレアモントスクエアなど、ロンドンを歩いて探すのも楽しそうです。
※写真の左下にハリーたちが魔法省に行くための電話ボックスがありました。もちろん撮影用の電話ボックスで今はありません。