【留学スタッフに聞いた】イギリスのおすすめカフェ5選
2023.07.22
紅茶の国イギリスと言われたのはもう昔のことかもしれません。イギリスもコーヒーの人気が若者から広がり、今では街並みにカフェのお店が目立ってきています。イギリスにもスタバはあるの? ロンドンのおすすめカフェは? どんなメニューがあるの?
今回はシェーンの留学スタッフおすすめのカフェをご紹介していきましょう。この夏は久々の海外旅行のチャンス到来です。イギリスに行かれる方必見ですよ。
イギリスのカフェ文化
実はイギリスはカフェのお店が充実しています。イギリスと言えばアフタヌーンティですが、それは観光客と貴族の方々ばかり。生活している人たちにはカフェは毎日立ち寄るところです。朝の出社前に、ランチタイムに、行きつけのカフェが必ずあります。イギリスに詳しい留学スタッフから、代表的なチェーンカフェをレポートしてもらいました。
留学スタッフがおすすめするイギリスの代表的なチェーンカフェ5選
イギリスにはどんなカフェがあるのでしょう。チェーン展開しているおすすめのカフェをご紹介します。
その1 Costa Coffee
最近日本でもよく見かけるカフェの名。イギリスのバッキンガムシャーに本社を持ち、イギリスを中心にヨーロッパで根強いチェーン店です。軽食やスイーツも充実して、ランチでの利用も高いようです。サイズが大きいうえ比較的安いため、買いやすいのもおすすめの理由。さらにコーヒーだけではなく紅茶やフラッペの種類も充実しています。
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その2 Caffe NERO
青い看板に青いカップが特徴のカフェ。ロンドンに本社があり、本格のイタリアンコーヒーを出してくれるカフエです。濃いめのエスプレッソやカプチーノが人気で、紅茶が主流だったイギリスに、美味しいコーヒーをもたらした立役者とも言われているようです。ケーキやサンドイッチ、パニーニなども美味しいため、ランチにもおすすめです。
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その3 Pret a Manger
読み方は「プレタ・マンジェ」。フランス語で「Ready to eat」という意味のカフェです。街中に深い赤の色の看板が目立っています。ロンドンに本社を持ち、その出店は1983年なので老舗のカフェチェーンです。オーガニック志向で、新鮮な野菜などを使った手作りのサンドイッチや、カラフルなサラダが人気。フードメニューが充実しているので、イギリスの食事に飽きてしまったり、身体に優しい健康志向の食事をしたい時におすすめです。
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その4 Greggs
ベーカリーとして始まったのがGreggs。その歴史は古く、1939年前にはイングランド北部で開業しています。コスパが最高で、美味しいパンが食べられます。子どもから大人まで大人気のベーカリーですが、カフェメニューもアメリカ―ノ、カプチーノ、エスプレッソ、ラテとあり、グリーンティまで用意されています。ベ―カリーの一番人気は「ソーセージロール」。イギリス人の大好きな味を堪能てしてみてください。
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その5 STARBUCKS
日本でもカフェの代表で大人気のスターバックス、略してスタバ。アメリカのシアトルに本社を持つ世界最大のカフェチェーンです。イギリス限定のマグカップやタンブラーがあるため、旅行や留学の記念にもなりそうです。レジ横のフードメニューやドリンクメニューは日本よりも種類が多そうですが、日本とほとんど同じドリンクメニューなので安心して注文できそうです。
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その他ロンドンでよく見るGailsは、伝説的な職人ゲイルさんが開いたベーカリーカフェでパンも人気です。OLE & STEENはデンマークのカフェで開放的な雰囲気が特徴です。かつてはEAT.の看板も見ましたが、今はプレタ・マンジェに変わってしまったようです。街角で見る看板、それもイギリスの思い出でもつながっていることに気づきました。
またコーヒー好きの聖地となっているMonmouth Coffee Company。こちらはチェーン店というわけではなく、コヴェントガーデンとバラマーケット内のショップだけのようですが、その人気も高いようです。次回ロンドンを訪れる時は探してみてください。
英語を使って注文をする楽しみもカフェにはあります。英会話の実践の場としてカフェを有効活用してください。そうそう日本のカフェの店内で、年配の女性が1人の外国人に英語でいろいろと観光案内をしているのを最近見かけました。英語を実践で使うことを積み重ねていくことでコミュニケーションの達人に近づけます。それはとても素敵な光景でした。
昔のイギリスはコーヒーハウスが大流行
「イギリス=紅茶」その歴史は、意外と最近のものでした。アフタヌーンティを広めたベッドフォード公爵のアンナ夫人が、夕食までの空腹に耐えられず、紅茶とティフードをふるまったそうで、19世紀のヴィクトリア時代から始まった女性たちのための社交の場のものでした。しかしその午後のティタイムはまたたく間に広がり、ロンドンのリージェントストリートにある老舗名門ホテルのランガムではアフタヌーンティとして供され、今ではアフタヌーンティの発祥の地と宣伝しています。
かたやコーヒーは男性たちが朝から晩まで集まっていたというコーヒーハウスがかつてありました。それはアフタヌーンティよりももっと昔の17世紀半ばの年のお話。日本では江戸時代です。けれどコーヒーを飲むのは男性だけ。女性たちはそのコーヒーハウスに入ることも許されません。1650年にはオックスフォードで、ユダヤの商人が始めたコーヒーハウスが開店。そしてその2年後にロンドンでも開店し、あっという間に人気になります。新聞を読みながら、知り合いと世間話をしながら、男性たちが日がな一日情報交換をする場所がコーヒーハウスでもあったようです。
今は多様性の時代。ロンドンではレインボーのフラッグをよく見かけます。コーヒー、紅茶と男性と女性を棲み分けした時代ではありません。みんなが好きな時に好きなものを楽しめます。イギリス=紅茶の概念も取り払っていいかもしれません。それも最近のイギリスの紅茶はティバッグばかりで、高級ホテルでもない限り、茶葉から淹れてくれる紅茶には最近お目にかかれないのです。美味しい紅茶は、今は美味しいコーヒーに追いやられてしまっている感もあります。
ロンドンにはユニークなカフェもたくさんあります。一度ハムステッドで赤い電話ボックスを改装したカフェを見たことがあります。ラッセルスクエアでは緑のキャブマン・シェルターを改造したカフェに出会いました。キャブマン・シェルターはタクシードライバーたちが休む場所で、今でも通りのどこかで見かけることはあります。イギリス人たちの在るモノを有効活用して、使い続ける姿勢がカフェ文化にもあらわれています。街角でそんなカフェに出会ったら、ぜひ一服してみてください。