Fairy Cake~From the United Kingdom
2022.11.15
フェアリーケーキって妖精のケーキって意味ですよね。最近日本でも少しだけフェアリーケーキの名を目にするようになりましたが、フェアリーケーキってどんなケーキなのでしょう…
イギリスではフェアリーケーキはカップケーキのこと。カラフルで目も楽しめるフェアリーケーキはイギリスでは人気のお菓子です。
小さなフェアリーケーキことカップケーキは18世紀にはそのレシピがあったようです。アメリカで人気となり復活したカップケーキ。それがイギリスでもフェアリーケーキとして、アフタヌーンティの定番にもなりつつあります。イギリスのフェアリーケーキは元々子ども向けのケーキだったようで、そのサイズはアメリカのものよりも小さく作られています。フェアリーケーキの専門店もロンドンではたくさん出店しています。フェアリーケーキは生クリームではなくバタークリームや砂糖のアイシングなどで作られているため、常温で日持ちがよいのでお土産に向いています。
イギリスで人気のテレビプログラム「ブリティッシュ・ベイクオフ」。そのシーズン2ではフェアリーケーキがベイカーたちの課題として出されました。バターと卵黄、小麦粉でスポンジを作りますが、このスポンジに技が必要だそうです。カップに入れる量も多すぎても少なすぎてもダメで、また焼き加減と均等な火加減がその鍵になるそうです。見た目も肝心。トッピングの美しさや、アイシングの工夫もフェアリーケーキには必要です。
イギリスではまたブリティッシュバタフライケーキと呼ばれているフェアリーケーキがあります。それは蝶の羽がケーキを飾り、白いクリームと粉砂糖がシンプルだけど見映えの好い素敵なフェアリーケーキです。イギリスではこのブリティッシュバタフライケーキは、お誕生日のテーブルを飾るようで、その華やかな演出も楽しそうです。