中学生が英語の苦手意識を克服するコツ│挫折しづらい勉強法は?
2022.06.25
中学英語に英語でのコミュニケーションスキルが詰まっています。この中学時代に英語嫌いになってしまうと、英語学習で取り返しのつかないことになってしまいます。中学生向けの英語が好きになる何か方法はあるのでしょうか。英語が得意になるためのコツ、英語の苦手克服の仕方をここで考えていきましょう。今では小学生から始まっている日本の英語教育。高校生までのひと通りの英語学習で英語力はついていきます。英語の基本中の基本の中学英語をしっかりと身につけるために、ここで勉強法をご紹介していきましょう。
中学生が英語を苦手になる理由
中学生で英語が苦手になる理由って、確かに親たちも思い当たる原因ってありましたよね。最初は簡単だった文法が難しくなってくる、教科書の学習内容についていけなくなると、英語の先生すらも敬遠したくなりがちです。どんな挫折につながる要因があるのか、まずは探していきましょう。
失敗体験に引きずられている
授業の際の失敗や定期テストなどで間違えると、英語に対して消極的な姿勢を取ってしまうことにつながります。授業中に音読がうまくできずにクラスメイトの前で焦った、英単語の小テストで良い点数が取れずに落ち込んだ、リスニングテストで内容が全く理解できずに混乱してしまったなど、小学校の時よりも失敗や間違いが増えるのも中学生時代かもしれません。中学校では答えの正否を問われる機会が増え、受験や成績が重視されるのでプレッシャーもかかります。
英語を楽しんだ経験が足りていない
中学校の英語学習は小学校と比べて楽しみづらいかもしれません。教科としての英語の時間に終始し、つねにテスト問題を考えてしまいます。中学校の英語は「読む・書く」ことの学習が増え、確かに机に座って黙々と勉強する時間がメインです。小学校の英語は「聞く・話す」ことの学習が中心だったため、その楽しみやすい英語とのギャップが生まれがちかもしれません。
シェーンのお役立ち情報では、英語の苦手意識のための記事をご紹介しています。大人たちのものですが、英語学習者の悩みはどの年代でも同じものです。
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中学生が英語の苦手意識を減らす方法
英語の苦手意識、それは英語が楽しくないことから生まれます。そのためには楽しめる学習が大切です。英文の動詞の変化のルールを見極め、一般動詞やbe動詞の違いを知り、否定文、疑問文と使い分け、たくさんの熟語を覚えていきます。英語が高校受験のためばかりになり、英文法のワークとして解説しながら読んでも、問題集を回答していても英語が楽しいわけがありません。「好き」や「楽しい」といったポジティブな気持ちで英語に触れる時間を増やすことも大切です。
YouTubeで好きな英語チャンネルを見つける
スマートフォンやタブレット端末があれば、YouTubeの動画サイトなどは何度も無料で視聴できます。英語の世界の日常やエンタメ要素が強い動画が多くアップロードされているチャンネルを選んでみましょう。英語を楽しむことが効果的な英語学習にもつながります。
好きな海外のアーティストや俳優が話す英語を真似する
興味のある人や好きな人の話していることは理解したくなります。例えば海外アーティスト、映画俳優のソーシャルメディアを見ることは英語に対する抵抗感を自然と小さくさせます。ネイティブの表現や発音に触れる機会にもなり、英語の世界を垣間見る好い機会です。好きな海外のアーティストや映画俳優がいない場合は、活躍している有名な人を探してみましょう。
好きな海外のアニメや映画を日本語字幕で見る
英語の世界はアニメやハリー・ポッターの世界にもあります。わかりやすいストーリーで理解しやすいコンテンツを選びます。例えば子ども向けに作られた作品が多いディズニー作品もおすすめです。英語の会話のタッチを感じ、細かい英語表現や発音を耳にします。また海外の習慣や文化も見ることができます。
好きな洋楽の歌詞に触れてみる
英語の歌詞の意味を理解できると、その楽しさが英語へのポジティブな感情につながるはずです。自分に合った楽しみ方を選びながら、歌詞を見ながら歌ってみる、歌詞の意味を調べてみるなどして英語の世界を広げていきましょう。
好きな英語の学習漫画を読む
英語の学習漫画も活用できそうです。英語の単語や文章がわからなくても絵を見れば、おおよその内容を文脈から推測でき、英語の表現も確認できます。漫画なので勉強している感覚が少ないため簡単に始められます。馴染みのあるキャラクターが登場する漫画を選ぶのがおすすめです。例えば、「ドラえもん」、「ちびまる子ちゃん」、「名探偵コナン」、「となりのトトロ」などを英語の参考書にしてみましょう。最近は「鬼滅の刃」がとても人気です。
また英語でできるゲームもシェーンのサイトでご紹介しています。英語の世界を広げてみましょう。
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中学生が挫折しづらい英語の勉強方法
英語で楽しく見聞きしたことを、次は英語の復習に活用していけるようにしていきます。
英単語の暗記に集中する
英単語は全ての英語学習(長文読解やリスニングなど)の土台となっていきます。英単語を1つずつ覚えていくことは英語習得の基本です。毎日見聞きした英単語を調べて単語帳にまとめていくこともおすすめします。高校入試やテスト対策のために英単語を覚えるより、見聞きしたことから身につけていくことが記憶に定着しやすくなります。通学中や休み時間に英単語特化のアプリを活用する、イラストやCDが付いたわかりやすい教材を選ぶ、書店で「これなら理解できそう」と直感的に思える教材を選ぶなど、見聞きするものの選び方や手順も自分なりのものを見つけていきましょう。英単語を記憶に定着させるポイントはシェーンのお役立ち情報でもご紹介しています。
英単語を記憶に定着させる5つのポイント●情報はこちら
一人で勉強することにこだわらない
英語の勉強は一人でずっとしていても効率的に悪い場合があります。学校の授業でわからなかったことを、いつでも気軽に質問できる友人がいることも必要です。わからない状態が長く続くとストレスが溜まってしまったり。英語に対するネガティブな感情や反応が強まったりします。また友人よりも英語のネイティブが近くにいると、学習効率が高まります。学校では教えてもらえない勉強法を学べる可能性も出てきます。自分に合った学習塾や英会話スクールを探すのも、英語学習の継続につながります。英語の習い事に通うメリット・デメリットについてはシェーンのお役立ち情報をご覧ください。
英語の習い事に通うメリット・デメリット●情報はこちら
英語の基本、中学英語を楽しく身につけるためには
英語の勉強は英検合格、TOEICのスコアアップ、受験のためのものだけではありません。確かに授業の科目としての国語があり、数学があり、英語があるのですが、文法問題を完璧に解ける人でも、英語のリスニングとスピーキングには苦労する人も多いようです。英語の勉強は机上だけのものではありません。どんなにテストで高得点をとって有名高校に進学しても、英語を使う練習をしないと英語のスキルを身につけることは難しいことです。
日本の英語教育の特徴は、黒板や教科書に書かれている英語を読むことでした。それを書き、単語や基本文を覚えていきました。学年ごとに難しくなる文法のルールを頭に入れ、難しい英単語を単語帳をめくって覚えました。でも、それってほとんどテストのためでした。日本人の家庭教師に習い、英語塾に通い、高校、大学と進んでいきましたが、大学の英語の授業も実践より机上ばかりだった気がします。
英語の苦手意識を克服するコツは、自分のための英語の目次を作ることです。興味のある、好きなことが英語の世界にあれば、その目次を作るのは簡単です。映画や海外ドラマだけではなく、海外で開催するスポーツに興味を持つことも大いにありです。イギリスに向かう飛行機の隣に座った男性は、マンチェスターにサッカーを観戦しに行くシェーンの生徒さんでした。サッカー好きが高じて英語を勉強されているケースもあるのです。好きな英語の世界を見つけることが、英語の基礎を固め、英語学習のモチベーションを高めます。日本の漫画を英語で読んでも、それは英語の世界につながります。自分なりの英語の目次を作って、その扉を開いてください。好きなことは必ず身につきます。頑張りましょう。