英語のリーディングを伸ばす勉強方法と知っておきたい3つのポイント

2022.06.03

勉強法

英語で書かれていると、ついつい敬遠してしまうこと、確かにあります。英字新聞の記事をさり気に読んでいる英語上級者の人を見ると、すごいとなあと思ってしまいます。英文読解ができるようになるためには、英単語をたくさん覚え、英文法の理解も深めなければなりません。英語リーディングも英語学習者のひとつの悩みどころです。リーディング問題を解消できるコツ、果たしてあるのか、まずはその勉強法を探っていきましょう。

英語のリーディングを勉強する3つのメリット

  • 英語のリーディングを伸ばす勉強方法と知っておきたい3つのポイント

英語学習者向けの勉強方法は、英語リーディング教本を読むことから始まることが多いようです。中学の英語の授業でもそうでした。教科書を読んでその読み方を覚える、それを日本語に訳す。そうやって少しずつ新しい単語を覚えていきました。ではリーディングの勉強するメリットからご紹介していきます。

アクセスできる情報が増える

インターネット上の情報の60%以上が英語で発信されてい今、英文を読めるようになることで、多くの情報にアクセスでき、英語を楽しむことができるようになります。海外の情報を知り、好きな海外モノのソーシャルメディアに触れて、ますます英語の表現を知ることができます。

英文を英語のまま理解する「英語脳」が育つ

英語に触れる時間が増えると、英文を英語のまま理解する「英語脳」を育むことができるかもしれません。日本語訳せずに、英語ニュースの大意を読んでいくことは英語の学習法としても効果がありそうです。

英語の「聞く」「話す」「書く」という他のスキルも上達する

英語を読むことを続けていくと、その知らない単語の発音も知りたくなります。今ではインターネット上でネイティブたちの音声を聞くこともできるので、併せてリスニング力も上げていくことも可能です。リスニングを増やせば、スピーキングの力も高められます。一番の英語学習法は英語により多く触れること。英語の環境を自分で作っていくことも大切です。

英語のリーディング力を身に付ける5つの手順

  • 英語のリーディングを伸ばす勉強方法と知っておきたい3つのポイント

英語のリーディング力をつけていくには手順がありそうです。ここでは5つの手順を説明していきます。

Step1.英語の基礎知識を身に付ける

英語習得には中学生レベルの英語の基礎知識は必須です。ネイティブスピーカーたちが使うボキャブラリーや文法などは中学英語に詰まっています。テストで難しい単語ばかり覚えた記憶がありますが、難しいことは後から学べば問題ありません。基本になる5文型をシェーンのお役立ち情報でおさらいしてみてください。

英語の基本5文型を徹底おさらい!特徴と見分け方をわかりやすく解説
●情報はこちら

Step2.英文に触れる機会を増やす

英語の基礎を学習し、次に日常生活で英語に触れる機会を増やしていきます。毎日英語に触れる時間を持つことから始めましょう。興味のある海外モノのサイトに触れる、海外のソーシャルメディアを読む(著名人たちはフォロワーを増やしたいので、フォロワーになれば情報は向こうから飛んできます)、挫折しないよう楽しめる勉強をすることがおすすめです。

Step3.精読をして質を上げる

精読とは、文章を一文ずつ丁寧に読むことです。知らない単語や文法が出てきたら意味を調べ、英文を正しく読むというスキルをつけていくことができます。たくさんの長文読解をしながら、英語学習を重ねていきましょう。精読についてはシェーンのお役立ち情報でもご紹介していますので、併せてご覧ください。

英語の精読方法 メリット・デメリットを押さえて学習効果を最大化!
●情報はこちら

Step4.多読をしてスピードを上げる

多読とは、文章を分析せずにたくさんの文章を読むことです。わからない単語や文法があっても、推測しながら概要を把握して読み進めていきます。量をこなし、英語を読むことに慣れることから始めていきます。たくさんの英語の文字を読み進め、全体の和訳をつかんでいきましょう。シェーンのお役立ち情報で多読のコツなどをご紹介しています。

英語多読の効果 初心者でもできる大量の接し方と選び方
●情報はこちら

Step5.アウトプットして学習を定着させる

学習を定着させるにはアウトプットも大切なことです。リーディングでインプットした新しい単語や文法をアウトプットする、勉強したことを英語の日記にする、ソーシャルメディアに英語で投稿してみるなど、英語表現を身につけていきます。英語日記の書き方についての詳細は、シェーンのお役立ち情報も併せてご覧ください。

英語日記の書き方|今日から使える例文と英語力上達のポイント
●情報はこちら

英語のリーディング力を伸ばす3つのポイント

  • 英語のリーディングを伸ばす勉強方法と知っておきたい3つのポイント

英語には英語の構文があり、その語順は日本語とは違います。英語のリーディングをつけるために3つのポイントを挙げていきます。

英語の文法の特徴を理解する

英語の文法の種類と特徴を理解しておくと、リーディング力の向上に役立ちます。単語だけ知っていてもその英語の内容が読めないことがよくあります。英語は重要なことが先に書かれているという特徴があり、その語順を元にトレーニングを重ねていきます。

単語を調べるときは英英辞典を使用する

通常はわからない単語があると、英和辞典で意味を調べる人が多いのですが、英語の理解を深めるために、英英辞典を購入し、使用することもおすすめします。英語を英語で調べるという習慣がつき、英英辞書を読むことも英語の読解の練習につながります。初心者向けには難しいかもしれませんが、英語を英語で理解する気持ちを培います。

媒体ごとの文章の特徴(構造)を知っておく

新聞、ソーシャルメディア、ニュース、ブログ、洋書などその媒体ごとに文章の特徴が異なります。特に英語のニュースではわかりやすく短く伝える傾向がありますので、なるほどと思える表現にも出会えます。それぞれの特徴を理解することで英文を読みやすくなるかもしれません。

英語の世界をもっと知ろう

学校の勉強では単語帳を手に、構文を覚え、英会話というよりは受験や共通テスト、英検、TOEIC、TOEFLのレベルアップばかりはかっていました。でもその英語教育の結論は、読めても英会話を話せないテスト優先の勉強だった気がします。世界のほとんどでは英語でコミュニケーションができるのですから、もっと英語の力を活用しなければ、今までの英語教育がもったいないことになります。日本人は英語の基礎は持っているのですから、リーディングの力を活かしながら、英語学習を進めていきましょう。英語学習法も今ではいろいろあります。速読、音読、黙読、シャドーイング(英語の音を聴いてすぐに発音する)、スラッシュリーディング(英文を区切って読む)、パラグラフリーディング(長文を段落に区切って読む)と、リーディングだけでもたくさんあり、何から始めようか迷うところです。正しい究極の英語学習はまだありません。英語学習者1人ひとりが英語を学ぶ理由を考え、目的や目標に合った、教材や無料アプリなどを試しながら、英語学習を進めていくことが英語学習のスタート地点です。英語ができればどんな自分になれるのかイメージして、英語学習を進めていきましょう。

I’ve been learning English since I was 13 years old. And then, can I speak English?
私は13才の時から英語を学んでいます。さて私は英語を話すことができるでしょうか?

そう、ずっと英語を学んできてこんな文章を考えてネイティブスピーカーにチェックしてもらったら…  
I’ve been learning English since I was 13 years old. So, can I speak English?
あと少しでした。英語は日本語で考えない方がよいようです。

英語学習のリスニングのサイトだけでもたくさんあります。ニュースサイトをはじめ映画のスクリプトサイト、英語の名作サイトと、楽しめながら英語を学べるサイトを見つけてみましょう。興味のあるトピックで英語の世界に触れることをおすすめします。またリーディングのための書籍もたくさん発行されています。「本書を読めば~着実に英語を読めます」などの書籍を手に取って、自分に合った教本を探してみてください。英語の世界を知るための足掛かりをつかんで、たくさんの英語の世界を見つけてみましょう。