中学生向けの英単語の覚え方│暗記するときの注意点は？
2022.05.18
英単語の基本は中学英語に網羅されています。英語の基礎となる大切な部分は中学英語にあります。定期テストや高校入試のために数多く覚えた英単語は、私たちの英語のコミュニケーションの大切な土台です。成績のため、定期テスト対策と受験対策のためにと覚えた中学英単語で、日常生活の英語のコミュニケーションは手に入れられます。大人の方も、中学生向けの英単語を見直せば英語の再学習に活かせます。現役の中学生・高校生も、英語学習をやり直したい方にも、中学英語の大切さ、英単語の覚え方をここで解説できればと思います。
英単語を覚えることが大切な理由と入試に向けて単語を覚える時期
英単語を覚えることが大切な理由、それは英語の基本だからです。基本の言葉の意味がわからなければ、語学は習得できません。そんな大切な英単語なのに、でもテスト前に覚えるだけで果たしていいのでしょうか
中学生が英単語を覚えることが大切な理由
英単語を覚えていないと、英語の読み方もリスニングも、英文の読解はできません。中学生で覚える英単語は2021年の教科書改訂後から1600から1800語と増加しています。毎日英単語を覚える時間を作ってそのスペル、アクセントなど目と耳で身につけることで英語の基礎を築けますので、この中学英語の学習はとても重要なことです。基本となる英単語は確実に自分のモノにしていく気持ちで覚えていきましょう。
英単語は中学1、2年生のうちに身つける意識を持つ
中学3年生になると本格的に高校受験の勉強になりますので、学年が上がる前に高校受験の英語を理解するためにも単語力がしっかり身についていることが求められます。英語の単語は中学1年生のうちからコツコツと覚えていきましょう。これが英語のコミュニケーションの基本となり、将来の英語力を培っているのです。テスト勉強でも機械的に覚えるのではなく、系統立てて単元ごとに単語を身につけることを積み重ねていきます。
中学生におすすめしたい英単語の覚え方
でも2000語近い英単語をどうやって覚えていったらいいのでしょうか。数を聞いてしまうとそのやる気もそがれそうです。効率的に英単語を覚えるコツ、何かあるのでしょうか。
日本語を英単語に訳す暗記法も行う
英単語を日本語に訳す方法と、日本語を英単語に訳す暗記法で双方の覚え方をするとより英単語が定着しやすい とも言われています。英語を日本語にする問題、日本語を英語にする問題に慣れることができ、テストの問題も短時間で解けるかもしれません。
覚えていない英単語を把握し、優先的に覚える
覚えていない単語を、優先的に暗記することを心がけます。特に似たような英単語は要注意。覚えていない単語を把握すると、覚えた単語の量もわかるため勉強もはかどりそうです。
単語集などについている音源を利用する
英語の音源をくり返し聞くことで、耳からも単語を覚えることができます。聴く・見る・書くといった動作を組み合わせるとより英単語を覚えやすく、また音読やシャドーイングをするのも効果的です。シャドーイングとは英語を聴きながら、音源を追いかけて発音するスピーキングの勉強方法です。「シャドーイングのやり方」はシェーンのお役立ち情報でご紹介しています。
シャドーイングのやり方●情報はこちら
自分で英単語帳を作る
学校の授業で使う単語帳が覚えにくい時、自分のスタイルで英単語帳を作るのもよさそうです。自分が覚えやすいようにカスタイズができ、効率よく英単語を覚えるために必要な要素を組み込んでいく工夫もしてみます。持ちやすい形のノートやカードに書き込み、いつでもどこでも英単語に触れる時間を作りましょう。「単語帳の作り方と活用のポイント」については、シェーンのお役立ち情報の記事も併せてご覧ください。
単語帳の作り方と活用のポイント●情報はこちら
中学生で習う英単語を覚えるときの注意点
では中学生で習う英単語を覚えるにはどんなことに注意したらいいのでしょうか。間違った勉強法に進まないようにしたいものです。英単語を覚える時の注意する点を上げていきます。
復習を怠らない
英単語は忘れやすいため、定期的な復習が必要です。一度覚えたことで安心しないことも大切です、何度も復習することで英単語は記憶に定着します。最初に覚えてから1日後、3日後、７日後、14日後と、回数を決めてくり返しその英単語を覚えているかチェックする時間を作ります。
英単語の正しい発音がわからないまま覚えようとしない
英単語の正しい発音をわからないまま覚えると、リスニング問題が解きにくくなります。間違った音のままで英語を覚えないようにしましょう。発音やアクセントの確認は簡単にアプリなどでもできます。音でも英単語を覚えることに努めます。
書くだけで英単語を覚えようとしない
英単語を書くことばかりしていると、英単語自体を暗記できていない場合もあります。単語帳やCDの音源も活用すると暗記しやすく、書きながら発音する、つづりを思い出しながら書くなど自分が覚えやすいと思うやり方を見つけるようにしましょう。
英単語を覚えるだけでは、英語のコミュニケーションではありません
日本人の英語教育は今まではテストのためや、受験のために覚えていたことばかりだったかもしれません。キカイ的に覚えてしまったことが、英語でのコミュニケーションにつながらなかったのが大きな悩みでもありました。英単語を覚える、文法を身につける、それが英語指導の手順ですが、学校の教室の生徒たちもテストで高得点を取ることが目標でしたので、それを自由に話せる力までには至っていないのが実情です。残念ながら英語を習得するメカニズム、そんな魔法の語学力はまだ解明されていませんが、自動翻訳機はずいぶん精度がよくなりました。でもそれでは英語を英語としてわかったことにはなりません。母国語とは違う第二言語を習得できるにはまだまだ道のりは遠いようです。
大人になった今となっては、英単語を覚えるにも優先課題が見つかります。ネイティブたちがよく使う例文を見つけて、英語でのコミュニケーションに即答する英語学習も選び方もできます。日常会話でよく使われる英単語を徹底して身につける、日本語になっているカタカナ英語を調べてけして使わないようにする、英語を文章で追わないで耳でとらえるなど、英語学習のイメージは変わっています。ただそれも中学や高校で身につけた英単語がベースになっています。英語力は英単語や熟語が基本だということもよくわかります。
英単語を覚えることは短期間ではできません。人は短期記憶と長期記憶というものがあるそうです。肝心な英単語を長期記憶に収納するためには、くり返し身につけるしか方法はないようです。また１カ月も経つと、エビングハウスの忘却曲線ではほぼ忘れているという結果もあります。ただ関心のあることは記憶に定着するそうです。英単語を覚えるだけでは、英語のコミュニケーションではありません。積み上げて覚えた英単語を使う、好きな洋画や洋楽、海外ドラマ、海外アニメーションを観て英語のコミュニケーションを覚える学習も効果的です。そんなに簡単にはいくわけはないと思っていても、案外学んだばかりの英単語が出てくるものです。それはより多く英語の時間を持つことにもつながります。機械のように英単語を覚えるだけではなく、実践的な活用をしてはじめて英語の力は活きていくはずです。五感を刺激して、英語学習を続けてみましょう。そのためにはネイティブ講師を目の前にした英会話レッスンはおすすめです。この機会に一度ぜひ、シェーンの無料体験レッスンをお試しください。
