BBC～From the United Kingdom
2022.07.31
イギリスの国営放送、英国放送協会British Broadcasting Corporation がBBCです。日本でも一部の放送局がリアルタイムにニュースを流し、最新の放送を見ることができます。BBCの放送をかつてロンドンで初めて観た時に、日本の放送とは違うと感じたことを覚えています。それは日本では報道されない、世界の情報を公平に報せてくれていました。自国のことをトップに掲げる日本の報道の違いを感じます。
BBCはロンドンのやや北、ポートランドプレイスに社屋を構えます。ここはオックスフォードサーカス駅から徒歩数分のところ。実はその斜め向かいのホテルに滞在していたことがあります。初めてのロンドン滞在に、高級に超がつくとホテルに泊まれたのは、友人の海外出張に相乗りしたため。１泊5万円以上とも言われていましたが、６泊したので30万とは驚きです。でも当時の夏のピークのロンドン往復航空券も高く、こちらは自腹で31万でしたから、それと同じくらいのルームチャージだったわけです。その高級ホテルから毎日出かける度に見ていたBBC。滞在中はもちろん、渡英する前も毎日BBCのニュースを観ていましたから、その場所の近くにいると感慨深くなりました。
当時ランガムホテル滞在中に観ていた、BBCのニュースで思い出したことがあります。それは放送がある一定時間くり返しされていて、また次の時間にも同じ内容がローテーションされていたようです。７時からニュース、７時15分からショートアニメが始まり、その後コメンテーターたちの話を聴いてニュース、そして８時も同じようにニュース、15分からアニメ、コメント、ニュースと続いていた記憶があります。これでは最初の放送が一巡すれば、出演していたアナウンサーもコメンテーターも帰っているはず!と、テレビに向かって叫んでいました。またショートアニメに日本の様子が出ていたのですが、日本人はちょん髷を結っていました。これは昔から必ずある異文化の相互理解の欠如の一端です。私たちがインディアンといえば、羽飾りを連想するのと同じように、日本人といえばちょん髷なのでしょう。
あと思い出すことは、帰り道オックスフォードサーカスから歩いていくと、オールソウルズ教会の尖塔が見えてきます。その後ろがBBC。この場所にはロンドンを訪れる度に足を運びます。ここからロンドン歩きを始めたのですから。
