Boots~From the United Kingdom

2022.07.11

英国コラム

ロンドンに行く度にお世話になります。最初にハンドクリームを買った覚えがあります。日本にも売っているメーカーのものでしたが、香りが好く重宝しました。薬やコスメティックを扱うブーツ。ロンドンではあちらこちらで濃紺のブーツの看板を目にします最近はサンドイッチなどもあり、日本のドラッグストアと同じようです。

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滞在先の駅前にもブーツはあり、毎日のように立ち寄ります。今回は歩き疲れていたので、駅のポスターで見た疲労回復ドリンクを探します。結局見つからず、ビタミン材の入ったドリンクを買いました。薬も売っていますが、やたらに飲むのは怖いので諦めます。その日レジにはちょっと長い列ができ、最後尾につきます。毎日顔を見るオジサン、無口だけど実直そうな店員サンです。その日はロンドンでは珍しく暑く、列を並んでいる時に、この店にはエアコンがないと気づきました。イギリスの夏は日本のように酷暑はなく、8月でも寒い日がありました。温暖化のためか、今は違うようです。6月でも気温は高く、今日はその上蒸し暑い1日。パリでは40度になると天気予報が騒いでいましたっけ。列を待つ間、今日のような蒸し暑い日に、エアコンのない店内に1日いるオジサンは大変だと思いました。

ほんとうに店内にエアコンがないのか、確かめる術はありませんでしたが、これでは店員サンたちが身体を壊してしまいそうです。でもきっと、こんな日は年に数日なのでしょう。オジサンはバッグが要るかといつものように訊きます。ロンドンに酷暑が来ないことを祈って支払いを済ませました。今もあの街で働く人たちが元気なのか、時折気になります。もう会うこともない街角の人たちも、いつもロンドンの思い出の中で息づいています。