勉強のモチベーションアップに試したいことと英語の学習法
2022.04.24
受験対策、受験勉強、定期テストと今の中学生の勉強時間は個人差もありますが、長時間にわたっていることがあります。学校から帰宅後に19時から21時までの時間は中学生の大半は勉強している時間です。塾や予備校への通学も忙しいし、家での勉強時間もほしいし、睡眠時間も確保したいし、と1日何時間あっても足りないと、中学生や高校生たちはいつも感じているかもしれません。でも、ちょっと待って。志望校合格も大切、でも詰め込み過ぎの勉強計画は禁物です。勉強のモチベーションを上げたい、そんな時はどうすればいいのでしょうか。勉強するのにモチベーションが上がらない子どもたちのために、何かやり方をご紹介できればと思います。
勉強のモチベーションが上がらない原因
勉強はしている。でも勉強場所に座っているだけかもしれません。塾、図書館の自習室、自分の机には座っています。でも成績アップも、その効果はよくわからないままです。モチベーション維持するには何かコツがありそうです。
勉強の方法がわからない
自分に合った方法がわからないまま勉強をしている場合もあります。さまざまな勉強を試すことも時には必要。インターネットの学習動画を見る、今使っている参考書を変える、基礎から勉強し直すなど今までとは違ったことも試してみましょう。
具体的な目標を設定していない
漫然と机に座って勉強しても挫折しやすいようです。英語を話せるようになる、数学のテストの点数を上げる など 、勉強の計画を立てるためにも具体的な目標が必要です。1週間で30単語覚える、リスニング問題を毎日解く、数学の問題集を毎日タブレットで解いてみる、などと勉強を習慣化するとよさそうです。
勉強以外にストレスを抱えている
ストレスや悩みがあると勉強に身が入りにくいものです。冷たくなった身体を温めるようにリラックスできる環境を作ることも大切です。気持ちのゆとりが、受験の努力とその結果につながりそうです。何かストレスの理由があるなら、それをとり除くことが先決です。
勉強しても結果がついてこない
勉強をしても結果に結びつかない、テストの点が良くならないと勉強するには悩みがつきものです。そんな時はレベルや目的に合わない参考書や問題集を使用している可能性があります。今の勉強方法を見直し、友だちや先輩たちの勉強方法を試してみてもよいかもしれません。しかし気が乗らない時はあまり無理せず、休養することも大切です。かえって疲労が原因で勉強に身が入らないこともありそうです。
勉強するモチベーションを上げる方法
疲れた頭を解すには息抜きも必要です。社会人だって疲れたまま仕事を続けては、成果は上がりません。そのための休憩やリフレッシュは習慣に入れておいた方がよさそうです。
音楽を聞く
音楽は免疫力を高める力もあり、好きな曲を聞くとやる気が上がりやすくなります。トップアスリートたちが自分たちの勝負の歌を聴いて、試合に臨むのもその効果が大きいからだと思われます。ライバルに負けない気持ち、自分に打ち勝つ気持ちを音楽で鼓舞しているのです。音楽は勉強の合間に適度に聴き、歌詞のないクラシックなどはかけたままでもよいかもしれません。気合を入れたい時に勉強前に1曲聞くなど、工夫して勉強に音楽も取り入れてみましょう。
周囲の環境を整える
快適な勉強ができるよう、部屋や机を整理してみることもお試しください。学習に不向きな環境では、モチベーションは上がらず学習効率が下がってしまいます。テレビがつけっぱなし、スマホが手元にある、部屋や机の上が散らかっているのは勉強する姿勢にはなりません。スマホやパソコンは学習アプリを使う時だけにと心に決めます。
勉強中にしんどさを感じたら気分転換をする
気分転換で集中力を回復させるためには、窓を開けて空気を入れ替える、軽い散歩などの運動をする、顔を洗う、歯を磨く、甘いものを食べたり、お茶を飲んでカフェインで眠気を覚ましたりして、リフレッシュタイムを取り入れて気分転換をはかりましょう。甘いものは脳に働くとも言われています。またストレッチで身体を解す、思いっきり飛んでみる、など身体と頭を解放する時間を作ります。勉強を無理に続けもメリットにはなりません。リフレッシュタイムを取れ入れていきましょう。
英語の勉強のモチベーションを上げる方法
勉強のモチベーションを上げるため、各教科で好きな勉強法を見つけるとよさそうです。1つの教科の成績が上がると他の教科の成績も上がっていくこともあります。例えば英語の学習法にヒントが隠されているかもしれません。
楽しいと思える英語の学習方法を見つける
英語は教材で勉強する以外にも学習方法があります。大人の英語学習にも海外のドラマや映画、アニメを観る、洋楽を聞く、アプリの英語のゲームをするなどをおすすめしています。楽しむことで英語学習の効率はよくなり、それが学習のメリットにつながります。今アニメで聴いた英語、音楽サイトで聴いた英語の歌詞、いろいろと英語の興味を紐づけることで、ただの勉強が実践の場となります。
学校のテスト以外の試験を受ける
実力を知る機会が増えることで英語学習のモチベーションが上がるかもしれません。英検®やTOEIC® L&Rテストに挑戦して英語学習の目標設定することも、モチベーションにつながります。英語の資格勉強、能力証明のテストの結果で、学校のテストを受ける際の自信につなげられると効果的です。
英語を一緒に学習する仲間を作る
実際の英語での会話することが好きなら、英会話を楽しむこともおすすめです。学校の友人と英語で話してみる、英会話スクールの仲間と話す機会を作ってみる、耳で聴いたドラマや映画の英語のセリフを真似てみるなど、実際に英語を声に出す機会と仲間を作ることも、英語学習には効果的です。以前にシェーンのお役立ち情報でご紹介した「英語学習のモチベーションを維持するポイント なりたい姿を明確に」も併せてご覧ください。
英語学習のモチベーションを維持するポイント なりたい姿を明確に
●情報はこちら
学びを力に変えていける子どもへ
大人の英語学習で行き詰る人も多いようです。勉強のモチベーションをキープするには大人も子どもも同じです。特に受験生は焦りや他の人の行動に、気持ちが揺れてしまうこともあります。そんな時著名人たちの名言を探して読んだり、学習のコラムを読んだりする人もいます。東大生たちの言葉に耳を傾ける人たちも少なくありません。彼らは東大に入学するために勉強しているわけではありません。自分の目的や目標を明確にし、そのための物事をスケジュールしているはずです。短期的でも長期的でも具体的な目標をイメージし、その意識をつねに持ち続ける工夫を凝らしています。
勉強も英語も、勉強することやテストの結果が目的ではありません。その学んだことを生きる力に変えていき、使える学びを培うこと。有名大学、有能な資格を得るためだけでは成功にはなりません。マニュアルや解説だけでは解決できないことは実践で学び、今まで積み重ねた学びが、いざという時の力になることが生きていくためのスキルになるよう、そのために私たちは長い時間勉強し続けているわけです。そして学校だけでは学べなかったことがたくさんあったことが、大人になってよくわかります。好きなことは一生学び続けられます。学んだことを力へ変える。いつもそう思っていると、勉強のモチベーションは案外下がらないように思えます。