中学英語の勉強法はどうすればいい? 学年別の学習内容
2022.02.26
中学レベルの英語学習は英語習得の重要な鍵になります。中学英語で習う英語や例文、文法はネイティブとのコミュニケーションの基礎がたくさん詰まっています。英語力の基礎をしっかりと築くには、中学英語の学習にかかってきます。学校の成績も大切ですが、英語への苦手意識を持つことがないようにするのが勉強方法のポイント。英語を知識として詰め込むだけではなく、楽しくマスターできるよう中学英語の勉強法をご紹介していきましょう。
英語学習の始め方はその最初のステップが肝心です。英語は耳で覚えることから始めると、リスニングとスピーキングの力をつけていくことができます。日本の英語の授業は目から始まることが多いので、リーディングとライティングの力は盤石につけられます。英語を聴く=インプットして、英語を話す=アウトプットがコミュニケーション力をつけるのには理想的ですが、それと並行しながら英語を目でも身につけていきます。英語はコミュニケーションです。受験勉強法や点数だけではない英語の楽しさを身につけていくことを目指していきましょう。
高校入試の受験英語のテストと勉強する内容
高校入試の受験英語のテストでは、どんな出題がされているのでしょうか。難関私立と公立高校では入試対策は変わってきますが、英語の基礎がしっかりと築けていれば英語のレベルにまだまだ差はありません。語彙力、長文読解と段階的な解き方を身につけていきましょう。
高校入試の際に受ける英語の基本的なテスト構造
高校受験の英語は、リスニング問題、英作文の問題、英文法・語彙の問題、長文読解の問題と出題されます。都道府県や受験する学校によって内容が違いますが、設問に慣れ受験のコツを効果的に身につけていくことも必要です。
高校入試に向けた主な勉強内容
英単語の暗記、リスニング問題の練習、文法の理解、長文読解問題の練習が基本の学習内容になります。まずは英単語を覚え、その単語を耳で覚えていくとリスニングの練習にもなります。例文の英語を記憶し、動詞や熟語も確認し文法力をつけていきます。英語の長い文章にも慣れ、長文問題として意味がわかるよう学んでいきましょう。
【学年別】中学英語の勉強内容
中学英語は学年ごとではどんな勉強をしているのでしょうか。英語は積み重ねてだんだんと難易度を増します。ここでは学年別に必要な学習内容を解説、確認していきます。
中学1年生
まずは英語初心者が学ぶ単語や文法を勉強します。中学1年生で英語の基礎を固めるためにも、しっかりとこの段階の学習内容を身につけていきましょう。学年が上がると応用や高校入試の勉強に入るためにも学習難易度も上がってきますので、中学1年生での基礎固めは不可欠です。中学2年生
基本的な文法を身につけ、それを応用した否定文、疑問文もマスターしていきます。中学2年生で習う文法は高校入試にもよく出るので、意味を理解できるようにしていきましょう。学校の授業で文法事項の学習は取り残しなく身につけることができます。しっかりと頭に定着させていくことを心がけてください。
中学3年生
高校入試に向けての具体的な勉強を開始する時期です。中学1年生からの授業内容を復習したうえで、長文問題、リスニング問題への対策を行っていきます。勉強する範囲が広がっていきますので、計画的な勉強が必要となります。
教科書の内容がよくわかる教科書ガイドの活用もありますが、学校の授業はしっかりと聴いて理解を深め、その学習内容を自分のものにすることが英語の勉強におすすめかもしれません。中学英語で英語の基礎を毎日しっかりと固めていきましょう。
中学英語の勉強法
では具体的な中学英語の勉強法を考えていきましょう。一般動詞をはじめとした動詞、be動詞の自動詞、目的語を必要とする他動詞他、動名詞、助動詞、接続詞、不定詞、品詞と、いろいろと学習して身につけるものはたくさんありそうです。
英単語の暗記
英単語は暗記だけではなく、新しく覚えた単語は自分のものにしていくよう心がけます。併せてその英語の音を、オーディオ教材を利用して耳に記憶させましょう。その単語を使って併せて英作文も作りながら、相互的な学習をしていくのも効率のよい勉強法です。
文法の理解
学校での日々の授業内容を理解することで、英文法の理解は深められるはずです。教科書や問題集、参考書を使いながらしっかりと身につけ、練習問題を解く勉強時間も設けます。文法は穴埋め問題でよく出題されます。また語順の並べ替え問題でマスターしていきます。
長文読解への対策
長文に慣れ問題の数をこなすことが長文読解の勉強法です。問題を解くうちに、わからなかった単語や文法を覚えられ、読解力を上げていくことができます。文脈がわかり、スラッシュリーディング(英文を区切って読むこと)ができるようになるためにも、英文法は大切な事項。中学で学ぶ英語表現を学習しながら、しっかりと自分のものにしていきましょう。
リスニング問題への対策
リスニング問題の音を聞き、問題のスピードや発音に慣れます。その英語の音をシャドーイング(音を真似る)するとリスニング力はだんだんとついてきます。シャドーイングは何十回もくり返し、その文章を和訳することなく丸ごと覚えていくつもりで続けましょう。例文を音読することで口と耳でその英語を効率的に学習します。
中学英語を勉強するときのコツ
英語の勉強は継続が大切なポイントです。中学生でも大人でもそれは同じこと。受験勉強、入試対策、英検やTOEICのテスト勉強と、英語学習の積み重ねが英語力の向上につながっていきます。
毎日、英語の勉強をする
英語の学習は短時間でも英語を勉強する時間を1日必ず作ります。1週間後に勉強したこと覚えているか確認することも必要です。
定期テストへの備えも十分に行う
日々の授業内容を理解できたかどうかは、定期テストで明らかになります。テストのブリントをクイズ感覚でもいいので解き方に慣れていくことも大切です。
中学英語をしっかりマスターする
今は小学生から英語の授業がありますが、なかなか英会話まで進まない日本の英語教育事情の実情。受験英語で満点を取れても、日本人の英会話の力がなかなか上がらないのは何か理由があるのでしょうか。私たちは日本語を母国語として身につけています。英語とはまるで違う言語の母国語ですから、その文法も思考もまるで違うことになります。肯定文か否定文か最後までわからない日本語と、論理的に違った英語の文法を身につけなければなりません。またその文法が難しくなると、英語への苦手意識が高まる日本人も少なくありません。しかし中学英語のレベルでも、ネイティブとの英語でのコミュニケーションは十分可能です。使える英語表現、熟語を口にするだけで英会話は成立するのです。中学英語の基礎を固めることで、この英語の基礎をマスターすることで英語はもうコミュニケーションツールになるはずです。
学生時代の文法の勉強、確かに苦労した覚えがあります。文法の項目毎に学習する日本の英語教育は、実践で使える例文より、その文法事項を取り入れるための英文が多かったような気がします。英単語もネイティブたちが普段使う英単語よりずっと難しいものを覚えていました。基本的な英語表現では3000語程度が頭にあればよいとのこと。文法的な英語学習もとても大切ですが、日本の英語教育のレベルが高いまま、英語を楽しむことを私たち親世代は、学生時代にしてこなかった気がします。テストや入試の問題をクリアするだけでは、英語でのコミュニケーションを手に入れることはできましたでしょうか? できていれば何の問題もありませんが…
大人でも中学英語のワークシートから英語学習をやり直す人が増えています。中学英語のアプリの活用や、入試の過去問で英語の復習をしながら中学英語をマスターすれば、英語のコミュニケーションツールは手に入れられます。英語というコミュニケーションを手に入れるためには、やはり中学英語のレベルは必要不可決なものです。親たち世代の大人たちも、中学生のお子さまといっしょにこの機会に親子で英語学習を始めてみるのもいい機会ですね。
シェーンの中学生レッスンでは、学校で学ぶ学習内容に加えて、英語でコミュニケーションをする楽しさを取り入れたレッスンを行っています。コミュニケーションスキルを高めるように指導していますので、身近なトピックに沿ったレッスン内容で、日常で使える自然な英語表現を身につけることができます。学校で習った文法事項を実際の会話表現に盛り込んでいきますので、相互的に好い学習効果を生み出せると考えます。これは過程話法、過去完了と言葉と問題で覚える英語だけではなく、実践的な学習も身につけることを目指しています。学校の授業と英会話レッスンを併せて受講いただくと、英語の楽しさが見つかるかもしれません。