猫の模様、英語では何て言うの??? 案外知らなかった猫柄を英語にしてみましょう
2021.12.28
岩合さんの猫のテレビ番組、大好きでよく観ています。岩合さんが世界中で出会った猫たち、いつも気になっていたのはその猫の模様、英語では何ていうのでしょうか。アメリカのボストンに住む知り合いのインスタにいつも雉猫が上がってくるのですが、雉猫って、英語では何??? ああ茶トラもかわいい(*≧з≦) でも茶トラって、英語で何て言うの? 猫の模様、今まで英語で考えたことありませんでした。この際じっくり調べてみました。
茶トラは英語では何?
どうもトラやシマシマ模様はtabbyと言うそうです。そのなかでも茶トラはred tabby。キジトラはbrown tabbyで、日本人とは色の感性も違うようです。大学のクラスメートがシルバータビーをかわいがっていたことを思い出しました。銀色の美しい毛並みの猫ですが、日本では「鯖トラ」と呼ばれ、魚の光物にされてしまっています…
茶トラ猫/red tabby
キジトラ猫/brown tabby
サバトラ猫/silver tabby
ブチ猫は英語で何?
白や黒のブチが模様になっている猫、かわいいです。足に黒があったりすると、ソックス履いてる、何て言いますよね。猫のブチが白と黒ならblack & whiteというわけです。日本のどこにでも見かける愛らしい猫のブチたち。いつも公園で会う野良のブラック&ホワイトは、いつも何かを待っているようにじっとしています。冬の寒い日に出会ったので、「春待ち猫」と名づけました。
白黒ブチ猫/black & white
三毛猫は英語で何?
黒と茶が、白い毛にかかってきてかわいすぎる三毛猫。三毛は英語でcalicoと呼ばれています。実家で一緒に暮らしましたが、怪我をした時毛を剃られて気づきました。毛と同じで地色も黒いところは黒、茶は茶と分かれています。実家の三毛たちは迷い猫たちなので、茶のところがシマシマになっています。これは純粋な三毛ではない証拠ですが、白や黒のバランスが個性を表していて、愛おしい猫たちです。三毛猫は日本国以外では珍しいと言われていますが、イギリスのウェールズの古い邸宅で、黒がかった三毛が飼われていました。
三毛猫/calico
では黒猫、白猫は英語で何?
単色の猫のことは英語ではsolidが付くそうですが、黒猫ならblack、白猫はwhite。こちらで通じるようです。かつてヨーロッパでは黒猫は不吉、魔女の使いとされ、虐待されていたこともあるようです。しかしイギリスではラッキーアイテム。黒猫は福をもたらすと言われています。日本の招き猫にも黒猫のものがあります。福をもたらすと信じられていた日本の猫たち。黒い招き猫は魔除けも兼ねているようです。
白猫/white
黒猫/black
シャム猫は英語で何?
かつてシャムの国で見つかったからシャム猫と呼ばれていますが、英語ではSiamese。シャムは体つきがスレンダーで、足も長くスタイル抜群。タイの王族たちに愛されました。またコラットというタイの銀色の猫もいます。コラットを2匹譲り受け、マハシャイマミオとチッキイと名づけて暮らしました。飼い主が不幸な事故で亡くなった後、マミオは部屋から出ず、納骨の日に現れたそうです。その遺骨の前から離れなかったお話は涙が止まりません。
シャム猫/Siamese
イギリスで人気の猫の名は?
日本では犬や猫たちの名は、かつてはサザエさんちの飼い猫「タマ」が代表的でしたが、今では飼い主が好きなものだったりしています。もも、きなこ、ショコラと美味しそうな名をよく聞きます。ではイギリスでは、どんな名が多いのでしょうか。実はイギリスでは人間と同じ名を好むようです。
オス猫たちはOliver/Harry/Leo、メス猫たちはOlivia/Emily/Miaが人気らしいのですが、国王名のGeorgeも多いとのこと。その他には花の名からPoppy/Daisy/Rousieや、柳の Willow も選ばれるようです。さらにApple/Cinnamon/Basilsと、日本人と同じように好きなものの名にすることもあります。人物と同じ名にするイギリス人は、猫も家族の一員としているからなのでしょう。
かつて伊丹十三氏のエッセイのなかだったと記憶していますが、違ったら失礼しました。そのお話は、猫は名まえの最初の1字を認識するので、複数の猫たちには、出だしが同じ字ではだめだそうと書かれていました。例えば、「あんこ」と「あずき」。最初の「あ」の音で反応するので、2匹同時に呼ばれたと思ってしまいます。まあ、犬とは違い、すぐに来ない猫たちもいますが…
ちなみに日本語では猫の鳴き声は「にゃ~」と言いますが、英語では「meow」。確かにこの音がリアルかもしれません(=・ω・=)