英単語を覚えられない…効果的に記憶に定着させるポイントは?

2021.08.11

勉強法

ああ、またこの意味忘れている、何回も同じように辞書で調べること、ありますよね。どうして何度も同じ英単語につまずいてしまうのか…自分の記憶力のなさ、自己嫌悪に陥ります。英単語をもっと効率よく覚える方法は何かないんでしょうか。
まずはどうして英単語を覚えられないのか、その理由について考え、記憶に英単語を定着させる方法を探ってみましょう。

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英単語を覚えられない理由

  • 英単語を覚えられない…効果的に記憶に定着させるポイントは?

英語を覚えようという作業ばかりしていませんか。確かにただ英単語を詰め込んでいるだけかもしれません。

一度に覚えようとする英単語が多すぎる

英語学習を独学で真面目にやっている人にありがちなのが、英単語の詰め込みすぎです。単語力を上げようと、たくさんの英語に触れ、単語帳を作って覚えようと必死になっても、丸暗記は記憶の定着にはつながりません。覚えようとする英単語が多すぎるのは、かえって英語学習妨げになっているかもしれません。

黙読のみで学習している

英単語学習を電車の中でやっている人をよく見かけます。生涯一度も使わないような、難しい英単語帳を見ています。でも記憶に定着させるには、単語を発音して、声に出すやり方が効果的。ネイティブの発音を耳に入れ、声に出すことも大事です。電車の中での黙読の学習には、イラストと紐づけるなどの工夫が必要かもしれません。

完璧に覚えようとしている

語彙力を上げようと、たくさんの勉強量を重ね、英単語暗記をやり続けても、それは使える英語にはなりません。語彙は覚えるものではなく、身につけるものです。英語学習は大学受験競争とは違います。英検やTOEICのテストのための勉強ばかりはおすすめできません。詰め込みの学習だけでは先が見えないかもしれません。

英単語を覚える方法5選

  • 英単語を覚えられない…効果的に記憶に定着させるポイントは?

では英単語を効率的に覚える方法はあるのでしょうか。ステップごとに何ができるか、学習法を考えてみます。

反復学習をする

ただ単語帳を見ているだけでは身につきません。くり返すこと、英文と平行して単語を考えること、ただ単語だけを覚えることはしないようにしましょう。

フレーズで覚える

単語力だけ上げても使えるコミュニケーションは手に入りません。簡単でよく使われるフレーズごと覚えていく方が英単語の理解も深まります。
例えばletという単語の意味だけ覚えても意味不明。Let it goは「ありのままだけ」ではありませんが、短いフレーズで覚えることをおすすめします。

音読する

英語学習には五感を使うことがおすすめです。ネイティブの英語を聴き、その発音を真似てみましょう。子どもたちの英語は耳から始めています。目で見て単語を覚えていくことだけでは、英語力は上がりません。

英単語の学習アプリを活用する

通勤時間やお昼休みなどのすき間時間には、アプリを使って英語学習に励みましょう。英単語に特化したアプリもいろいろとありそうです。しっかりと学ぶには無料のアプリより、有料のアプリが使えそうです。お金を投資していると思えば、毎日の学習継続もできそうです。

接頭辞・接尾辞に注目して覚える

英単語には前に付く接頭辞、後ろに付く接尾辞があり、英語の語源にもつながっています。
例えば接頭辞にunが付けば否定の意味になります。幸せのhappyにunが付けば「不幸せ」。能力を示すableが接尾辞にあれば、可能性をその単語の意味に含みます。系統立てた学習ができるのが、接頭辞と接尾辞の単語の起源です。一度注目してみてください。

英単語を語源から学ぶメリットは?代表的な接辞と学習の際の注意点

覚えた英単語を記憶させるポイント

  • 英単語を覚えられない…効果的に記憶に定着させるポイントは?

記憶させるにはコツがありそうです。エビングハウスの忘却曲線では、20分後では4割忘れ、1時間後には6割近く忘れると、人が何かを学ぶ時の忘却の報告がされています。それを忘れないようにするためには、どう英語学習をすればいいのかご紹介しましょう。

隙間時間を学習に充てる

英語学習は毎日英語に触れる時間が一番の対策になります。反復学習をするためにも、日々の隙間時間を活用しましょう。通勤電車の中で、お昼休みの10分、寝る前30分、時間を見つけて学習を続けます。

英単語を仕分ける

何回も辞書をひいてしまう単語、曖昧に覚えている単語とリスト分けしてみます。覚えたら消していく、ゲーム感覚で英語学習を楽しむこともしてみましょう。英語学習は真面目にしていても続きません。英語を楽しむこと、それが学習を長続きさせ、上達に導きます。

覚えた単語を使う

単語だけ覚えても仕方ないことは前の項でもお伝えしました。日常会話で使うフレーズを、覚えた単語を使って練習してみます。例えばconsistという単語の意味を覚えたら、

The company consist of fifty sections.
その会社は50のセクションで構成されています。

と例文ごと覚えます。似たような英単語insistも併せて覚えます。

She insists on shopping in Ginza.
彼女は銀座に買い物に行くと言い張ります。

英単語とフレーズを併せてイメージし、30秒ずつ見てくり返すよう記憶すれば、多分明日の朝間で覚えているでしょう。明後日も同じようにイメージできれば、それらの単語は自分のものになったはずです。
一夜漬けで覚えるような短期記憶だけではなく、何度も英語に触れ、曖昧なところは明確にし、長期記憶に変えていくことに努めましょう。

英語学習のモチベーションを維持するポイント なりたい姿を明確に

英語は覚えるだけでは上達しない

  • 英単語を覚えられない…効果的に記憶に定着させるポイントは?

くり返しお伝えしますが、英単語を覚えてもコミュニケーションの達人にはなれません。相手の英語を聴き取り、理解する、そして意志疎通をはかることが重要な英語学習の目標です。そのためには、ネイティブの話す英語表現を、たくさん身につけることを心がけましょう。そうすれば難しい英単語は、あまり必要ないかもしれません。短いフレーズでも伝わる英語のコミュニケーションを目指しましょう。