英語プレゼンの始め方|本題を聞きたくなるイントロダクションのコツ
2021.07.29
日本語のプレゼンだって緊張するのに、英語で表現してプレゼンなんて… 緊張して頭が真っ白になりそうです。でも英語での仕事を望むなら、いつかは通る道。英語プレゼンテーションには、ビジネスにおいて基本的な英語フレーズがたくさんあります。いつかのために、いや近い未来かもしれないその日のために、今から準備してみませんか。プレゼンを始める際の使える英語表現をご紹介します。
英語プレゼンの始め方【挨拶・自己紹介】
では最初に挨拶と自己紹介から。こちらのフレーズはどんな時でも使える表現です。いつも頭に入れて、自分のことを英語で表現できるようにしておきましょう。
挨拶の例文
最初の呼びかけの決まり文句、Ladies and Gentlemenはさまざまなジェンダーに配慮して言わなくなりました。例えば空港や飛行機内のアナウンスでは、All PassengersまたはEveryoneと表現しています。英語表現の情勢を知ることも、英語でのコミュニケーションには重要なことです。Good morning/Good afternoon/Good evening, everyone.
おはようございます/こんにちは/こんばんは、皆さん。
Hello everyone.
こんにちは、皆さん。
次に続くフレーズ例です。プレゼンに来ていただいたことの感謝の言葉を述べます。
Thank you for coming here today.
本日はお越しいただきありがとうございます。
And thank you for coming to today’s presentation.
そして本日のブレゼンテーションにご来場いただきありがとうございます。
First of all, thank you for coming here today.
最初に、本日お越しいただいたことを感謝いたします。
自己紹介の例文
挨拶に続き自分たちの自己紹介をわかりやすく、簡潔に行います。挨拶や自己紹介で、余計な時間を要さない方が進行は早くなります。My name is Maiko Asada. I work for SES corporation.
アサダマイコと申します。SESコーポレーションに勤務しております。
I’m Kentaro Takubo from the marketing department.
マーケティング部のタクボケンタロウです。
I’m Momoi Sakura from the planning division.
企画課のモモイサクラと申します。
社内のプレゼンテーションの場合はもっと完結に、部署名だけでもよいかもしれません。
I am in charge of the personnel department.
人事部の担当をしております。
I work in the sales department.
営業部所属です。
英語のビジネスレベルとは?仕事で使える英語力を身に付ける方法
英語プレゼンの始め方【目的の伝達】
この始め方がプレゼンテーションで一番大切なところです。今日の内容を簡潔に伝え、プレゼンテーションに参加される方たちに興味を持って聴いていただける工夫が大切です。
目的を伝えるときのポイント
The purpose of today’s presentation is to….本日のプレゼンテーションの目的は…です。
Today I am here to talk to you about….
本日私はこの場で…についてお話しします。
Today, I'm going to talk about….
本日、…についてのお話をいたします。
I would like to start by talking about….
…についてのお話を始めさせてください。
I’d like to begin by looking at….
…を見ながら進めさせていただきます。
Today, I'd like to update you on….
本日、…の最新のお話をさせていただきます。
英語プレゼンの始め方【流れの説明】
次にその日のプレゼンの流れについて説明するフレーズをご紹介しましょう。説明する内容を項目別に伝え、プレゼンテーションの流れを明らかにします。
There are three topics I’d like to talk about in this presentation.
このプレゼンテーションでは3つのことをお話ししたいと思います。
My presentation is divided into 3 parts. I’ll start with talking about…. Then, …. Finally ….
プレゼンテーションは3つのパートで構成されます。…の話から始まり、次に…について、最後に…についてお話しします。
I'll start with…, and then move on to…. Finally, I'm going to talk about….
では…始めて、それから…に移ります。最後に…についてお話する予定です。
ビジネスは時間が肝心です。プレゼンテーションするおおよその時間や、質問とその回答についての予定もお知らせします。
I’ll be speaking for about 30 minutes.
30分ほどお話しする予定です。
If you don't mind, we'll leave questions to the end.
もし差支えなければ、質問は最後にさせていただきます。
I’ll answer any questions you may have at the end of this presentation.
もし質問があれば、このプレゼンテーションの最後にお答えします。
Please feel free to interrupt if you have any questions.
何かご質問があれば、途中でもお受けいたします。
またそのプレゼンテーションに自信を持って伝えるためには、日本人の奥ゆかしさは不要です。堂々と伝えることで、その内容に説得力を与えます。
My presentation will help to solve a problem at work.
私のプレゼンテーションは職場の問題解決に役立つでしょう。
Our new product is reliable.
弊社の新製品は信頼できるものです。
また今回はプレゼンテーションの出だしのところだけですが、ビジネスで使えるいくつかの英語表現をご紹介しましょう。
Sure.
もちろんです。
Absolutely.
その通りです。
Can be.
その可能性もあります。
Let me check.
確認させてください。
Sounds great.
それはいいですね。
As an example,
例えば、
また進行する際のフレーズもいくつかご紹介しましょう。
Let me show you the next slide.
次のスライドをご覧ください。
Let’s take a look at a slide.
スライドをご覧ください。
I’d like to draw your attention the next data.
次の資料にご注目ください。
The profit remained stable last year.
昨年の利益は安定しています。
We’ll take one more question.
もう1つ質問にお答えします。
また私たち日本人はついgraphと言いがちですが、円グラフはpie chart、棒グラフはbar chartとチャートを使います。
ブレゼンテーションには英語も日本語もテクニックがある
プレゼンテーションする相手に理解してもらい、わからない部分を補填する英語を獲得すれば、コミュニケーションは円滑に進んでいくことでしょう。
しかしビジネスは英語表現だけの問題ではありません。ビジネスにおける提案は、相手に対するアドバンテージを見せることです。ただ自社や自分のセクションの言い分だけを連ねるものではありません。興味を持って聴いてもらえる、その内容がまずは大切なこと。
あとはスピード感も重要です。長々と独りよがりの説明を続けても、興味は持ってもらえません。営業電話もよくかかってきますが、これも最初の1分がプレゼンテーションタイム。わけのわからない言葉を並べられても、またただご紹介したいからアポを取りたいなど、意味を成しません。最初の1分で何をプレゼンテーションするか。その言葉と内容に、ビジネスは動き始めるのです。
日本語でしたが、かつて突然営業電話がかかってきました。その電話はとても要領を得ていました。「テレビCM、夏限定ですが、○○本○○円でやりませんか」 最初の30秒ほどで、ここまで話を持っていく提案は自然でわかりやすく、資料をもらう気になりました。
この電話の夏の特別料金には乗りませんでしたが、翌年の1月、その会社とテレビCMの契約をしました。こちらも創業30周年に合わせたプロモーションを考えなければいけなかったので、渡りに船でした。ビジネスはタイミングもありますが、本論をしっかりと相手に伝えることをおすすめします。英語も日本語も、明確に聴衆の気持ちをつかむテクニクックが必要なのです。