レストランで役立つ英会話|予約・注文・会計のシーン別フレーズ

2022.05.20

英会話フレーズ

次に海外に行ったらあれもしよう、これを食べようと夢がふくらむ今こそ、英会話の勉強に励みませんか。
今回はレストランでの英会話。人気のレストランはだいたいが予約が必要です。ロンドンのアフタヌーンティーも直前の予約ではできない場合があります。まずは予約時から使える基本の英会話フレーズを身につけましょう。

「レストランで使える英会話の基本フレーズ|予約編」

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現地に到着して数日後の夕食を予約する英会話フレーズの練習です。電話の予約、緊張しますね。番号を押したらHelloでOKです。Helloが日本語の「もしもし」に当たります。では予約を始めましょう。

予約する

電話の相手を確認したら予約したいことを告げます。

I'd like to book a table for two people.
2名で予約をお願いしたいのですが。

相手は食事の日時を確認してきますので、日時をはっきりと伝えます。

Can I make a reservation for 7 o'clock on 23 June?
6月23日の7時に予約できますか?

空いていれば名まえと電話の確認をされます。

May I have your name and mobile number?
お名まえと携帯番号を教えていただけますでしょうか?

今はほとんどのレストランは禁煙ですが、訊かれることもあります。

Would you like a smoking or nonsmoking seat?
喫煙かと禁煙席はいかがいたしましょうか。

希望を伝えて日程予約は完了です。

要望を伝える

次にレストランへの何か要望があれば伝えます。

I would like a private room.
個室をお願いします。
個室の場合は別に費用がかかる場合もありますが、その際はレストランから提示があるかと思います。もしテラスなどの席があるレストランなら、その希望も予約時に伝えましょう。

Can I book an outside table?
テラス席をお願いできますか。

屋外のテラス席は外国人観光客に人気があります。あっという間に満席になりますので、お願いしておいた方が無難です。

最近は電話よりもウェブサイトからの予約が主流です。メールで確実に情報を伝えられるよう記載しましょう。また事前に日本語の予約サイトもあり、特にこだわりがなければ、予約サイトからもできます。旅行のプランが固まったら、人気のレストランは早めに予約を心がけましょう。
特にロンドンのアフタヌーンティーの予約はなかなか大変でした。ホテルのアフタヌーンティーはお値段も高く、予約もいっぱい。美術館や博物館のカフェも人気で、こちらの予約も大変でした。

「レストランで使える英会話の基本フレーズ|入店・注文編」

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さてレストラン予約当日、10分くらい早めに出向きましょう。Good eveningで迎えてくれます。

入店する

I have a reservation for 7 o'clock, under Asada.
7時にアサダで予約しています。

このunderも○○名でという意味でネイティブはよく使います。予約していない場合は、端的に訊ねてOKです。

We don't have a booking. Do you have a table for two?
予約していないのですが、 2人は入れますか?

テーブルに案内されて食事の会話の始まりです。

注文する

まずは飲み物の注文から始まります。メニューを差し出され、しばらくしてからウエイターが注文に来ます。もしメニューが出されていない場合は、軽く目を合わせて、

Excuse me. Can I have the menu please?
メニューを見せていただけますか?

と、伝えます。けして日本の居酒屋の店員さんを呼ぶように大声を出してはいけません。アイコンタクトが基本です。

Would you like something to drink?
お飲み物はいかがいたしますか?

ワインなら赤か白、ソフトドリンクならその旨を伝えます。

I'll have a glass of red wine.
赤ワインをいただきます。

また食事もいっしょに頼めるようなら、お勧めを訊きます。

What do you recommend?
おすすめは何ですか?

ひと通り訊いてから注文します。お勧めや今日のスープの種類など、訊ねることもマナー。発音できないメニューなら、指で指して伝えます。

I'd like today's soup, this steak and season salad.
本日のスープ、このステーキと季節のサラダをいただきます。

注文の際にはステーキの焼き加減なども訊ねられますが、好みを伝えましょう。スマートに伝えるためはcanやcouldが使えます。またなかなか注文したものが来ない場合には、

Excuse me, where's my order?
すみません、注文したものはまだですか?

と、さり気なく訊ねてみましょう。食事の途中でもウエイターが何か訊きに来ることもあります。

Is everything okay?
いかがですか?

It's fine. Thank you.
大丈夫です。ありがとう。

ときちんと返答しましょう。

海外では日本のセットコースのようなメニューはあまり見かけません。まずはドリンク、スープとメインを選べば無難かと思います。以前カジュアルなロンドンのレストランで、デザートは要らないと言うと、不思議な顔をされたこともありました。別腹で甘いもの好きならデザートまでお食事となります。

「レストランで使える英会話の基本フレーズ|会計編」

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会計はウエイターにアイコンタクトして、テーブルに来てもらいます。笑い話で、「会計する」のbillの発音がうまくできずにビールが来たという話もありますので、billを使う時は慎重に。

会計する

May I have the check(bill), please?
お会計をお願いします。

Can I pay by the credit card?
クレジットカードで支払えますか?

予約できるレストランではカードで支払い可能なはずです。席まで伝票を持って来てもらい、その場で支払うか、会計の場まで案内され、そこでカードを提示します。また領収書がほしい場合もcanを使います。

Can I have a receipt?
領収書を発行してください。

また支払いの際に悩むのはチップの習慣のある国。イギリスのチップは支払い額の15%くらいなので、£100のディナーで£15をチップとして付けます。それをキャッシュにして手渡すか、伝票に入れてもらうか、これは直接訊いた方が早いようです。サービス料を含んで請求されている場合もありますので、伝票を見て確認します。スマートにチップを渡す機会を作れるようにしましょう。

退店する

帰り際に感謝の気持ちを込めるのもマナーの1つです。お店の人に、

How was it? Did you enjoy everything?
いかがでしたか? お楽しみいただけましたか?

と訊かれたら、お礼ととともに感想を伝えます。また食事の最中に何度も気配りしてくれ、

Please let me know if you need any help.
何かご要望があれば、お申し付けください。

などと声をかけられたりしたら、別にチップを渡すのもよいでしょう。日本とは違い、コインで感謝の気持ちも込めてOKです。お礼の言葉は端的に伝えます。

It was fantastic. Thank you so much.
素晴らしかったです。ほんとうにありがとうございます。

I'll come again with my friends.
友人たちはまたいっしょに来ますね。

次に誰かを連れてくるという言葉は、お店の人には何よりの言葉です。サービスと味に満足したら伝えましょう。

カジュアルなレストランではもっと簡単なフレーズを使いましょう

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カジュアルなレストランではwouldやcouldよりは、注文の際canの方が堅苦しくありません。大都市のカジュアルレストランでは、英語がネイティブの人たちばかりではないので、わかりやすく、簡潔に伝えることに努めます。

Can I have orange juice?
オレンジジュースはありますか?

またメニューにも説明が付いていることも多く、例えば、

Halloumi…Fried halloumi cheese served with fresh cucumbers and tomatoes
ハルーミ…揚げたハルーミチーズとフレッシュな胡瓜とトマト

と書かれていたりします。このトルコのハルーミチーズもロンドンでは人気。メニューを見て指でポイントしながら、this oneと注文するのも、英語学習には遠いところですが、注文のコミュニケーションは十分はかれます。また量が多いので食べきれないことも多いので、持ち帰れるかも訊ねます。

I'd like to take it away.
持ち帰りたいのですが。

ロンドンのレストランは持ち帰れることが多いようです。高級なレストランは無理でも、食の廃棄は今や悪。残さずに食べることが大切ですね。ただ海外の食事は大味なことが多く、食べきれないと同じくらいに、味がないのが残念です。ロンドンのフランス風のカフェでいただいた、Organic soup of the day。スペインのガスパチョみたいで、美味しそうな名だったのですが、飽きる前に味がないことに気づき、タバスコを持ち歩く習慣をつけることにしました。

COVID-19で世界は閉ざされました。また元の生活には戻れそうですが、予断は許せません。レストランもたくさんのテーブルを置いて詰め込むことができませんので、予約はパブでも必要になっています。また非接触のパネルなどの導入で、英語で実際にコミュニケーションする機会も減りました。人と人に距離を作ってしまう時代になりつつありますが、実際に足を運んでその土地の食事は楽しみたいと思います。イギリス料理にも美味しいものはたくさんあります。ビールを呑み、パブのランチを楽しむ、早く出かけたい思いでいっぱいです。

また海外の取引先とのビジネスシーンにおいても、食事のアレンジはビジネスの鍵になります。レストランで使えるフレーズを身につけて、スマートに英語のコミュニケーションができることを目指しましょう。