ネイティブに通じない和製英語|まだまだあるカタカナの罠 SNSも通じない!!~さらに55選

2021.07.10

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2021年3月に「和製英語112選|ネイティブへの使用は要注意!ジャンル別に徹底解説」のコラムを書いて以来、和製英語が気になって気になって仕方がありません。
特にテレビなどの広告で使われているカタカナ言葉は要注意。英語学習の妨げになってしまうので、和製英語ということの意識づけが大切です。SNSの3文字のカタカナ言葉も、これだってネイティブには通じません。SNSは英語の略だったはずですよね…
前回に拾い切れなかった和製英語に通じると思われる英語表現を併せて、今回ご紹介していきましょう。

日本人にわかりやすく作られてしまった和製英語たち

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最近よく使われている和製英語からご紹介していきます。テレビや雑誌、広告などの造語が定着してしまっている風潮は続いています。

ボリューミィ/a lot

大食いの動画配信など、たくさんものを食べているのは確かに見ているのは楽しいもの。でもボリューミィはあきらかに和製英語。たくさんの食べ物を意味する場合はa lotで通じます。形容詞のvoluminousという言葉もありますが、食事の多さには使わないようです。英語は言葉の組合せ、コロケーションが大切ですので、気をつけましょう。

リハウス/move to a new house

これはある不動産の会社の造語ですので、もちろん和製英語。英語では、「新しい家に引っ越す」という表現になるでしょうか。住宅関係はリフォームやリホームなどの造語が多いので要注意です。ちなみに家具のソファはイギリス英語で、アメリカではカウチが伝わりやすいようです。

プロモーションビデオ/promotional video

英語のpromotionは販売を促進するための名詞です。英語にするなら形容詞のpromotionalにする必要があります。このpromotionalには昇給や昇進の意味もあり、promotional examinationでは昇進試験となります。商品の販売促進の意味だけでpromotionalは使われるばかりではありません。

グレードアップ/upgrade

ホテルの部屋のグレードアップとかでつい使っていまいそうですが、これも和製英語。英語表現ではupgradeで伝わります。何かを進歩させたいならimprove、最新のものに更新したいならupdateと対象によって使う言葉は変わります。

ゴーサイン/go ahead

さあOKが出た、こんな場合に使う日本語のゴーサイン。先に進む意味の英語はgo aheadになります。同じような意味にthe green lightという表現もあり、これは信号を意味し、「進め」というわけです。日本ではつい青信号と言ってしまいますが、英語では信号は緑です。

オーダーストップ/last orders

レストランのオーダーストップ、英語ではlast orders。最近はこちらもカタカナ英語になっていますので、使えそうです。でも注文のorderに複数形のsは忘れずに。英語表現の冠詞と複数形には、いつも悩まされるところです。冠詞のaとthe、可算名詞と不可算名詞、この違いをネイティブにいつもチェックされてしまいます。

エンドロール/credits roll

映画の最後にキャストやスタッフの名まえを流したものを、エンドロールと呼びますが、どうやらこれも和製英語。英語ではcredits rollと呼びます。このcreditという言葉はクレジット「信用」カードの意味だけではなく、credit titleの意味もあり、出演者や製作スタッフ、協賛社などを字幕にしているものを指しています。

マナーモード/silent mode

英語+英語=和製英語の一例です。礼儀を意味するマナーとつないで作られたのでしょうが、英語ではsilent mode。そのままよくわかって伝わる英語表現にしないと、いつまで経っても日本人は、円滑な英語でのコミュニケーション力はつかないと感じる和製英語の1つです。

スタイル/figure

日本語のスタイルはプロポーションと同じ意味でとらえられ、体型を示す言葉になってしまいました。身体を表す英語はfigure。今では人形やフィギュアスケートで有名になった英単語ですが、元々は形や図形という意味のfigure。体型をほめる時にはこちらを使いましょう。

サービスメニュー/menu

これも和製英語らしい表現ですね。特別な意味を込めているようですが、英語では単にmenuでよさそうです。ただしパブやレストランでは、Today's Specialの看板文字がよく見受けられます。手書きの文字の看板が多く、ついつい引き寄せられてしまいます。例えば、Today's Special Steak + Ale Pie/Cottage Pieと書かれていたら、今日のランチはここに決まり~です♪

クリアファイル/plastic document folder

日頃の書類入れには最適なクリアファイル、でもこれも和製英語でした。英語ではplastic document folder。他にclear foldersという英語も、海外の通販サイトに記載されていました。日本ではベットボトルという和製英語を使っていますが、こちらもplastic bottle。クリアファイルもペットボトルも、今削減が叫ばれているplasticからできています。

リストアップ/make a list

英語の組み合わせでできる和製英語の一例です。リストにあげておいてね、と言う意味で作られたのでしょうか。わかりやすく作られた造語ですが、英語では そのままmake a listとなります。

ライブハウス/live music club

ライブに行きたいと私たちは使いがちですが、ライブハウスでは「生きる家」という意味になってしまいます。生の臨場感をライブとつなげるなら、live music club。「音楽」という言葉が入らなければ伝わらないわけです。そのうえハウスではなく、club。確かにあの場所はclubです。

ガッツポーズ/fist pump

これもまた和製英語。喜びや決意を表しながら拳を握る、手を上げるガッツポーズはスポーツの世界では昔からありましたが、この和製英語の由来は諸説ありそうです。英語ではfist pump、拳のポンプ、突き上げるという意味で、そのままの形が言い表されているようです。

ハートフル/heartwarming

「心温まる」を意味する和製英語です。英語表現の方がわかりやすいくらいのheartwarming。欧米ではクリスマスには映画、「素晴らしき哉、人生!/It's a Wonderful Life」をよく放送するそうです。心温まりたい冬の夜にぜひご覧ください。個人的には「ラブ・アクチュアリー/Love Actually」もクリスマスにはおすすめです。ちなみにイギリスでは「ショーン・オブ・ザ・デッド/Shaun of the Dead」、サイモン・ペグ主演のゾンビ映画がクリスマスに人気だとか。

ハッピーエンド/with a happy ending

英語が並んでいたからと言って英語ではないということも認識しましょう。これでは「幸せが終わった」となってしまいます。英語ではwith a happy ending、これでハッピーエンディングとなるわけです。このingをつけることによって、物語の終盤、大詰めといった意味合いを持ってきます。

ビジネスで使ってはいけない和製英語たち

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意外とカタカナ言葉で、英語になっていないものはたくさんありそうです。ついつい和製英語使ってしまわないように、普段から英語表現を使うことをおすすめします。

SNS/social media

SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスを略した言葉ですが、これも和製英語。Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeやTikTokなどの媒体を、英語ではsocial mediaと呼びます。日本語流のカタカナで、ソーシャル・ネットワーキング・サービスとしてしまい、日本のビジネス用語として通用しているのがとても残念です。

アンケート/questionnaire

これも根強いカタカナの外来語ですが、実はフランス語。なぜフランス語から使われたかは定かではありませんが、ポルトガル語のパンやカステラ、ドイツ語のアルバイトと、カタカナ=英語ではないと認識が必要です。例えば消費者アンケートは、consumer questionnaireと呼ばれています。

コストパフォーマンス/cost effectiveness

コストとパフォーマンスで「費用対効果」としたのは、組み合わせとしてはなかなかでした。でも英語表現では費用はcostのままですが、有効性を意味するeffectivenessと合わせて使います。経済用語のvalue for money、払った金額に見合うという意味。こちらも併せて覚えておきましょう。

リモコン/remote controller

日本語の略する習慣から始まった和製英語の1つです。略さずにremote controllerと伝えれば通じます。元々remoteの意味は遠隔、controllerは操作する装置。英語表現としては間違っていないのですが、略さず使えばネイティブに通じる言葉になります。

デメリット/disadvantage

メリットとデメリットという英語は確かにあります。メリットは長所や利点、否定のdeが付いたデメリットは短所で、日本人が使う意味とは少し離れてしまっています。ビジネスで使う利点には優位性が含まれてきますので、有益なという意味のadvantageと、その否定のdisadvantageと使い分けます。

オペレーションミス/operation mistake

操作の誤りを意味するオペレーションミス。ミスを略さなければ伝わります。英語ではoperation mistake。ミスという英語も確かにあり、missと表記され、「取り逃がす」、「間に合わない」という意味を持ち合わせています。ちなみに行方不明を英語ではmissingと表現し、missing cat「迷子猫」の貼り紙をよく見ましたっけ。

レッテル/label

最近はあまり聞かない言葉のレッテル。人の評判を貼りつけてしまったことから、こう呼ばれるようになったのでしょうか。元はオランダ語で、19世紀にはlabelと同じ意味で日本に伝わっています。貼り紙や符号、商標などの意味を持っている言葉です。

ピント/focus

カメラのピントが合わない、考えのピントがずれているなどと使われていますが、元の言語はオランダ語。今ではfocusが通用しているので、あまり使うことはないでしょうが、カタカナ=英語ではないことを、いつも意識しましょう。

 

ネームバリュー/fame

英語+英語=和製英語という一例がネームバリュー。有名や高名な人物として用いられています。これは英語ではfame。言われれば気がつきますね。同じようにセレブも、日本では意味が少し変わってきています。元のcelebrityはお金持ちや有名人だけではありません。名声を得た人や名士など、権威や風格を持ち合わせた人の意味合いがあります。

プラスアルファ/little something extra

何かを加えるという時に使いがちなプラスアルファ。これも単純明快な和製英語です。英語ではlittle something extraなどと表現します。このextraには特別な、臨時のという意味合いがあり、何か特別にしたいという意味合いで使える英単語です。

セールスポイント/selling point

「販売する商品の特筆すべき点」の意味で使われるセールスポイント。英語表現ではselling pointとなり、文法的にも理に適っています。カタカナで使う和製英語はまあOKですが、英語でsales pointと表記はしないようにしましょう。

キャッチコピー/advertising slogan

実は広告用語に一番、和製英語があると実感しています。獲得の広告文をそのままカタカナにしてしまいました。英語圏ではキャッチコピーをadvertising sloganと言うようです。広告の言葉としてadvertising sloganは、セールスポイントを絞った文字を作らなければなりません。ああ、このセールスポイントもNGでした。正しくはselling pointです。

トライ&エラー/trial and error

以前このカタカナ英語を英語にしようとしたら、シェーンのネイティブ講師に指摘されました。それがtrial and error。動詞も名詞も認識しない、日本のカタカナ英語の実情を思い知りました。単純なことに気づかない、これがカタカナの罠なのでしょうか…。

ハードスケジュール/a tight schedule

ああ今日もハードスケジュールだった~とため息をつく1日の終り。でもちょっと待って、これも和製英語。予定で埋め尽くされたその日の予定を英語にするなら、a tight schedule。かつてのビートルズの映画「ハード・デイズ・ナイト」から、今日も1日きつかった~になったのでしょうか…。

キャッシュバック/refund

わかりやすくした和製英語のキャッシュバック。英語ではrefundと表現します。海外旅行に出かけた時に、現地での免税をしてもらうために申請書を起こし、出国する空港で手続きをしますが、それがtax refund。この言葉は税金還付などで使われることが多いので、覚えておいた方がよい英単語の1つです。

プリント/handout

学校などで配られるものをよくブリントと言いますが、配られるものは英語ではhandoutと呼ばれています。プリントは英語では印刷するという動詞なので、印刷されたものはprint out。会社などでパソコンから出力して印刷したものには、print outやhard copyをよく使っています。

スペル/spelling

ついついネイティブにスペルと言ってしまいがちなのですが、正しくはspelling。英語のspellは動詞ではつづる、正しく書くという意味の他に、名詞でおまじないの言葉、魔力、魅了などの意味も持ち合わせています。

意外と多い身の回りの和製英語たち

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限りなく和製英語に囲まれている私たちの日常生活。意外とカタカナ英語が通じないと驚き、これを機会に英語表現を叩き込みましょう。

タッパー/Tupperware

蓋のついたプラスチックのケースをタッパーと呼んでしまいますが、これは商標登録された会社のもので英語ではTupperware。商標なので大文字から始まります。タッパーでないものはplastic containerと表現するようです。でもついついタッパーと言ってしまうほど、日本でのタッパーの商品名の力は強かったようです。

ベランダ/balcony

ベランダは英語じゃではないの~???と思ってしまいましたが、verandaという英語は確かにありました。しかし意味が違うようで、母屋から続く屋根のある空間を指すようです。イギリスではveranda、アメリカではporchになるので、日本のベランダはbalconyが正しい英語表現のようです。日本の集合住宅のベランダの屋根は、上階の床が屋根代わりとなっているというわけです。

ミキサー/blender

日本のミキサーは野菜や果物でジュースを作る時に使うことが多いもので、ジューサーとも呼ばれています、しかしミキサーは粉砕と撹拌を行うもので、機能が違うようです。英語ではblenderで通じます。泡立て機能に特化したハンドミキサーもあるので、ミキサーの意味は多機能でした。

バーゲンセール/sale

心浮き立つバーゲンの文字、でもこれでは安売りではないようです。海外のショップではsaleの文字をよく見かけますので、これで伝わるのでしょう。バーゲンには元々、売買契約や取引などの意味があり、日本ではバーゲンセールと称しています。海外でバーゲンを「お買い得」とかでは使うようです。

ジョッキ/jug

ビールの大きさを日本では生中、瓶ビールと使い分けていますが、生中を入れる容器をジョッキと呼んでいますね。でもこれは水差しのjugから来たようです。イギリスではパイントグラスがビールを注ぐ容器の名まえ。パブでビールは1パイントかハーフパイントで注文します。生中と生小くらいの大きさなので、酒量に合わせてご注文ください。

ハンドル/steering wheel

自動車のハンドルも英語で通じないとは驚きです。英語ではsteering wheel。タイヤを操縦するという意味ですので、確かにわかりやすい表現です。英語のハンドルも、乗り物を操縦するという意味ですが、名詞にすると取っ手や握り、手でつかむ部分を指しますので、自動車のものとは限らないことになります。

ウインカー/turn signal

また自動車からの和製英語。何とウインカーも英語ではturn signalと呼ばれています。チカチカしてウインクしているので、ウインカーとネーミングした日本人の感性にも感服しますが。

ジェットコースター/roller coaster

最近は絶叫マシンなどと呼ばれもいますが、遊園地に人気のジェットコースター。でもこれも和製英語でした。英語ではroller coasterと呼ばれています。イギリスではswitchbackが一般的。回るコースターと進行方向が変わる意味の違いかと思ったら、元々炭鉱で使っていた車をコースターとして利用したのが始まりのようです。これならスイッチバックしますね。

ベビーカー/pushchair, stroller

赤ちゃんの車でベビーカー。とてもわかりやすいカタカナ英語ですが、これも和製英語。英語ではイギリスでは、pushchair、アメリカではstrollerと使われているようです。欧米では乳児の箱形と、幼児の椅子形で呼び名を変えています。乳母車だとイギリスはpram、アメリカはbaby carriageとその呼び名も違うようです。

サイダー/soda

透き通った炭酸の少し甘い飲み物、これが日本のサイダーですが、実は英語ではsoda。イギリスにciderという飲み物がありますが、これはアルコール飲料で、林檎から作られたお酒のこと。日本ではシードルとも呼ばれ、ほのかな酸味と甘味の爽やかなアルコール飲料です。口当たりがよいので、ついつい呑み過ぎていまいそうです。

アイスキャンディー/ice pop, ice lolly

とても英語らしいのですがこれもまた和製英語。英語ではice popで伝わりそうです。アメリカではPopsicleが一般的で、これは登録商標名。日本のガリガリ君で通じるのと同じです。イギリスではice lollyが一般的。棒付きの氷菓子は、アイスクリームとともに世界中で野外での定番のスィーツになりました。

ロールキャベツ/stuffed cabbage

ロールキャベツ、これもわかりやすくした和製英語です。英語ではstuffed cabbageで、キャベツの詰め物の意味になります。コンソメのあっさりとしたスープでも、トマトソースで煮込んでも、ホワイトソースで味わい深く、stuffed cabbageは美味しく楽しめる一品です。このcabbage発音も難しいところなので練習しましょう。

ホワイトソース/cream sauce

ロールキャベツのところでホワイトソースと記載しましたが、これもまた和製英語。わかりやすく表現したカタカナ英語のようです。元々はフランスの白いソースでbechamel sauceでも通じるようですが、英語ではcream sauceが一般的なようです。ソースには他に肉汁ベースのブラウンソースもありますが、こちらは色で通じるようですね。

レントゲン/X-ray

日本では放射線撮影をレントゲンと呼びますが、これはこの装置を発明した人の名です。英語ではX-ray。電磁波の波長、X-rayをドイツの物理学者、ウィルヘルム・レントゲンが1895年に発見しました。この発見で人類は、画期的な医療の進歩を遂げることになります。ちなみにX-rayの命名もレントゲン博士によるものです。

ハッシュドポテト/hash browns

ファストフードの朝食のサイドメニューでも人気のハッシュドポテト、これも和製英語だそうです。英語ではhash browns、元々はhashed brown potatoesとわかりやすい英語だったのですが、略されbrownが複数形になりました。これとベーコンエッグとの相性は抜群ですね。

スポーツジム/gym

1980年代の健康志向の影響で、スポーツジムは日本でも人気になりました。屋内でマシンを使ってトレーニングする場所は、英語ではgym、運動することを英語でwork outと表現します。またランニングマシンは英語でtreadmill、エアロバイクは英語でstationary bike。スポーツ業界も和製英語ばかりでした…( ;∀;)

システムキッチン/built-in kitchen

英語+英語=和製英語のシステムキッチン。調理場、洗い場、作業場、収納が一体化しているキッチンを指しますが、英語でbuilt-in kitchenと言います。オーブン、食器洗浄機などが組み込まれ、built-in kitchenは日本でも人気です。イギリスではアーガと呼ばれるオーブン、クッカー、ストーブが付いた昔ながらのキッチンも愛されています。

ダイニングキッチン/kitchen

日本の狭い住宅事情では、ダイニングルームとキッチンを別々に作ることが難しかったので、作られた和製英語のようです。英語では単にkitchen。住宅関係のカタカナも和製英語が多いので、気をつけましょう。

エンゲージリング/engagement ring

エンゲージリングは和製英語とは…??またまたどういうことなのでしょうか。約束することを意味するエンゲージですが、これは動詞。リングにつけるならengagement ringとなるわけです。ちなみにマリッジリングも和製英語。こちらはwedding ringで通じます。

ティーグラウンド/the tee

ゴルフのホールの一打目を打つ場所を、ティーグラウンドと呼びますが、これも和製英語。ゴルフは各ホールの最初の一打だけ、ティーというボールを少し上げるものを置くので、そう呼ばれたのでしょう。英語ではただのthe tee。ティーにボールを乗せることで、飛距離を出し、そのホールのスコアが決まる大切な一打になります。でも結局パットをまとめなければ、ゴルフのスコアは伸びませんね…。

テープカット/ribbon cutting ceremony

これも日本人にわかりやすくした和製英語です。英語ではテープを切ることは単にcut the ribbonですが、これはセレモニーの中の1つのものです。セレモニーという言葉が必要になりますので、ribbon cutting ceremony。ちなみにセレモニーには儀式の意味があり、オリンピックのメダル授与式は、Victory Ceremonyとアナウンスされています。

マグカップ/mug

シェーンの講師たちはマグカップに入れる紅茶やコーヒーが大好き。それも大きなカップに並々と注ぎます。でもこのマグカップもカップが不要の和製英語。英語ではmugだけで伝わります。カップ&ソーサ―で飲む堅苦しさより、カジュアルでたっぷりと飲めるmugがイギリス人の定番です。

何とたくさんのカタカナ言葉と英語と和製英語たち。Go to travelなんて、通じない英語表現の1つで、国を挙げて英語らしい英語を使っていません。英語教育の前にヤレヤレ┐(´д`)┌です。また雑誌やサイトでもカタカナの造語もよく見かけます。
日本人にわかりやすい=英語ではないと認識した方がよさそうです。クリスマスの英語表記もX'masはいけません。ChristmasかXmasと表記しましょう。また陸上競技場やプールのコースもlaneだと通じるようです。

カタカナ言葉が合っているか、いつも確認する習慣をつけて、ネイティブに通じる英語表現を一つでも多く身につけましょう。
またシェーンのコラムの中でもカタカナ言葉は頻繁に出てきます。例えばスキルアップ、バージョン、ニューオープンなど表記していることがありますが、これも和製英語。しかしカタカナの表記なので、どうぞご容赦ください。
くれぐれもカタカナの罠にははまらないよう、英語学習者はいつも気をつける習慣を持ちましょう。略したアプリとソフトや、エスニック、ソウルフード、テンションなど、英語のほんとうの意味と離れてしまったカタカナ言葉たち。まだまだ出てきてしまいました。ネイティブとのコミュニケーションの際には、くれぐれもお気をつけください。