Nursery Rhyme~From the United Kingdom
2021.08.08
ナーサリーライム。イギリスの子どもたちがよく口ずさんでいる遊びです。
これは英国の子どもたちが幼い頃耳にする童謡みたいなもの、ナーサリーライムと言います。メロディはないので、子どものための詩というところでしょうか。ある言葉に積み重ねて、どんどん長くなるジャックの家が有名です。その一部をご紹介しましょう。
This is the house that Jack built.
This is the malt
That lay in the house that Jack built.
This is the rat
That ate the malt
That lay in the house that Jack built.
This is the cat
That killed the rat
That ate the malt
That lay in the house that Jack built.
果てしなく続く言葉の羅列。独特の英語の言葉のリズムで、子どもたちに言葉を教えていくのでしょうね。マザーグースはアメリカでナーサリーライムのことで、「ロンドン橋落ちた」の歌にはメロディがありますが、これもナーサリーライム。でも「ロンドン橋落ちた」は、マイ・フェア・レディで何度もくり返され、やはりシュールな内容です。
日本の「ずいずいずっころばし」も、かなりシュールな歌詞ですから、子どもに言葉や歌を教える時に、何か共通する教訓が隠されているのかもしれません。「井戸のまわりで、お茶碗欠いたのだあれ?」は、子どもの頃、お茶碗の絵を描いたと思っていましたが、何かここには空恐ろしい秘密がありそうですね。