アルファベットの覚え方 子どもが楽しく学び始めるには?
2021.06.01
まだまだ日本語も覚束ないのに、アルファベットなんて無理とお考えのパパママ。
いえいえ、そうではないのです。日本語を覚えようとしている幼児のお子さまは、言語獲得能力が今まさにフル回転、全開中なのです。好奇心のかたまりの今のうちに、英語耳が作れるように、まずはアルファベットから勉強する環境を作ってみましょう。
でもやはり、日本語が先決ではないかとのご心配もあるかと思いますが、2カ国語が話せるバイリンガルのお子さまは自然と、2つの言語を使い分けて、獲得しているのです。ここでは楽しくアルファベットの覚え方をご紹介していきましょう。
アルファベットを子どもに学習させるときのポイント
最初から26字全部暗記させるのではなく、理解させながら一つひとつ覚えていきましょう。毎日アルファベットがお子さまの見えるところ、手の届くところに置いてみることから始めます。
アルファベットを習慣化させる
英語圏のお子さまも最初から、英語の読み書きがいるできるわけではありません。それは日本人のお子さまがひらがなを覚えるように、言語習得には順番があります。
日本語の環境なので、アルファベットのポスターやカードを、見える場所に置いて、語りかけることから始めましょう。1日のどこかで、おやつの後に、お風呂でと楽しくアルファベットに触れさせる機会を作ります。
楽しみながら学ばせる
まずはアルファベットが楽しいことを体感させます。音や絵を使い、お子さまの興味を引き出します。楽しいことはお子さまが継続しますので、毎日の生活の中に楽しめる工夫を取り入れていきましょう。
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ではどうやればアルファベットを楽しく覚えられるのでしょうか。文字というより、絵で認識するためにカードなどを取り入れてみます。
カードゲーム
Aは何?
例えばアップルの絵を見せながら、お子さまがアルファベットに興味を持てる絵カードを用意します。絵はお子さまの記憶の定着を促しますので、絵を使うことでとても効率的にアルファベットを身につけることができます。
アルファベットの大文字、小文字を少しずつ覚えさせます。AからZまで全て覚えたら、大文字と小文字のカードで、神経衰弱も楽しめます。大人も小学生のお子さまも楽しめますので、ご家族一緒にアルファベットの神経衰弱を何度もやってみましょう。
ノートやアプリで筆記練習
文字を手書きすることも記憶の定着を促します。ノートを作り、最初にローマ字の自分の名まえを書くことから始めます。自分とアルファベットがつながって興味を持って学べます。
パソコンなどを使ってアルファベットをなぞり書きする、アルファベットの書き順を覚えるアプリなども利用してみましょう。お子さまの年齢やレベルに合わせて、ワークシートにもトライしてみます。
アルファベットの楽しい覚え方【発音編】
文字を認識したら次のステップは、アルファベットがそれぞれ持つ音を覚えさせることです。なるべくネイティブレベルの発音を取り入れた方が、その後の英語学習のリスニングの基礎が築くことができます。
ABCソング
ABCソングの音を使って、アルファベットの文字とつなげていきます。オンラインの動画などを活用し、音楽とともにアルファベットを覚えていきましょう。
アルファベットの文字をそばに置きながら、「目」で、「耳」で、2つの器官を使って身につけていくことは、とても効果的ですので、毎日の生活の中で取り入れていきましょう。
フォニックス
文字と音の関係を組み合わせて、アルファベットを覚えていく方法がフォニックス。英会話教室では幼稚園のお子さまから小学生までフォニックスで、音と文字のルールを覚えています。
フォニックスを学ぶと、英単語の発音を説明なしで発音できるようになります。シェーンの子どもたちも、先生のフォニックスの音から、英単語を書き起こしたりしています。例えばBの頭文字は、ビーと発音しますが、単語にするとバ、bananaと、発音の基本を手に入れることができるようになります。英語圏の子どもたちもフォニックスで英語のルールを学んでいます。
アルファベットは英語のコミュニケーションの入口
日本人は英語が書けても発音できない、昭和、平成を経ても英語を話せないことは、英語学習の悩ましい問題でした。
アルファベットを覚えたら、簡単で身近な英単語のいくつかを、日々の遊びに取り入れていきましょう。アルファベットから単語に、そして英語の話し言葉に、点を線に、線をカタチにするように、英語で表現することを続けていくことをおすすめします。「朝起きる」、「朝ごはんを食べる」、「公園に行く」など、毎日のお子さまの行動を英語で表現しながら、英語に触れる機会を持ち続けましょう。
英語のゲームなど、アプリを利用することもおすすめです。でもせっかくのコミュニケーションは、やはり英語のネイティブから吸収する機会を持つことも大切です。どこかでネイティブスピーカーとの英語でのやりとりができると、さらにコミュニケーションの幅は広がります。