小学生向け英検®3級対策【一次・二次試験別】親にできることは?
2021.05.30
英検®は私たち親たち世代も受験のご経験がおありかと思いますが、英語の能力証明としてチャレン英検受験、確かに昔やりましたね。お父さんやお母さんの時代は、中学生で英検を受験するのがひとつの目安でした。かつては中学生で英検3級、高校生で英検2級を合格すれば、ネイティブに通用する英語力を獲得できると言われていました。今は小学校での英語必修化が始まり、小学5年生では英語が教科化されています。英検に挑戦して合格することで、お子さまの英語への自信を高めていくことも夢ではありません。自信が英語学習のモチベーションとなるからです。念願の英語でのコミュニケーションができるよう少しでも早く、お子さまに英検対策の勉強をおすすめしてみませんか。
英検3級のレベルと小学生に受験をおすすめする理由
ではなぜ英検受験をおすすめするのでしょうか。英検3級レベルは中学で習う英語の基礎力をスコア化しています。英検合格というひとつの目標を目指しながら、小学生のうちから英語の基礎をきちんと身につけるよい機会が英検受験の勉強です。
英検3級のレベルと試験内容
日本人の実用英語の普及と向上のために作られた英語検定試験。文部省の後援を受けて日本英語検定協会が設立されました。英検は日本人の英語の力を長年はかり続けています。かつては中学3年生までに英検3級を合格することが目安でした。英検は5級から始まり、4級、3級、準2級、2級、1級と合否を問われます。2級で高校卒業のレベルですが、なかなかここまで点数を重ねていくのは至難の技です。英検3級から一次試験の筆記に加え、面接の二次試験が設定されています。テスト勘だけでは合格基準を得ることはできません。試験官と1対1でコミュニケーションを問われるからです。
小学生に英検3級の受験をおすすめする理由
小学生に英検3級の受験をおすすめするのは、英語の基礎をしっかりと築くとともに、お子さまの英語力を確認できるからです。英検対策の長文に触れ、動詞の配置、前置詞の使い分け、慣用句の意味を試験勉強でしっかりと押さえます。設問に答える練習を何度もこなすことで、正答率を高めます。英検に合格することで、英語力を身につけることができたという自信を持つことができるのも、英検受験をおすすめする理由です。小学生でもたくさんのお子さまがチャレンジしています。まだ無理と諦めないで、英語学習の素地を作るつもりで、英検受験のための勉強を始めてみましょう。
小学生は英検®️何級を目指せばいいの?効果的な勉強法は?小学生向け英検3級対策【一次試験編】
では実際に英検対策はどんなことをすればいいのでしょうか。一次試験は筆記試験。英語のリーディングとライティング、リスニングの力を試されます。単語や熟語、文法を問われる穴埋め問題をクリアし、会話文の答えを選び、長文を読みその内容を問われる問題と続きます。単語、語彙、文法の勉強を積み重ねることから始めてみましょう。では最初に筆記試験の一次対策からご紹介していきます。
基礎文法の習得
英語の語順のルールを勉強し、理解したうえで記憶に定着させていくことが文法の習得につながっていきます。英検3級レベルは英文法の基本中の基本が詰まっています。ここで基礎文法を習得し、英語でのコミュニケーションに活かせることを目指します。英検の勉強には級別の対策本を購入することができます。目指したい級をいきなり勉強するのではなく、まずは順番に5級4級とドリルをこなしていきましょう。過去問と呼ばれるテストを試しに解いてみて、合格か不合格のラインを探ります。5級は中学生の初心者レベルですので、英語の基礎を知れば比較的簡単です。ただしクイズを解いているのではないので、間違えたところの復習は必ずしていきます。3級にたどり着くまで根気よく勉強を続けます。
語彙力の向上
英検3級レペルに即した単語、熟語をしっかりと押さえていきます。英検の穴埋め問題を効率よく解くためには、英語の文章の理解が早くなくてはいけません。英語の質問に速やかに解答できるよう練習を重ねましょう。毎日少しずつでも英単語や熟語に触れて勉強する機会を設けます。リスニング対策
筆記試験に加え、一次試験にはリスニングのテストも実施されます。英語に耳を慣らす練習も必要になります。10のリスニング問題を各10秒で答えていきますので、つねに英語に耳を馴らす訓練をしていきましょう。英語を黙読するだけではなく、音読する練習も重ねると、二次試験の対策にもつながります。
過去問で英語力をチェック
英検協会のホームページには、今までの過去に行ったテストが公開されています。筆記試験、リスニング問題の過去問に挑戦できます。長文も出題されますので、英語の文章に慣れ、語彙力をつけていくことをおすすめします。実際の試験と合わせるようにして解答し、テストの環境にも慣れていきましょう。
小学生向け英検3級対策【二次試験編】
さて一次試験を突破すれば、次は試験官との面接の二次試験に進みます。実際に二次試験のシミュレーションをしながら、面接に備えます。
問題内容の確認
英検の二次試験は日本人かネイティブの外国人の試験官によって行われます。カードを渡され黙読するよう指示されます。次はカードに書かれている英語を、声を出して読むよう言われます。その後で試験官が3回質問をします。これはカードを見ても答えられます。3回の質問が終わるとカードを裏返してあと2回質問に答えます。これは私的なことも訊ねられますので、自分の思うことを英文にまとめる訓練も必要です。これらは全て英語で行われますので、日頃からスピーキングテストの練習を兼ねて、英語で発話する習慣をつけましょう。
模擬試験の実施
二次試験の練習は一人ではできないので、親御さんが試験官になって模擬練習をしてみます。過去の試験内容を使って、お子さまの答え方を確認しましょう。カードに描かれたイラストをきちんと理解しているか、答え方に誤りはないか、確認します。面接時は態度も評価の対象になりますので、目の前にいる人に心象よく、はっきりと答えられているか練習を重ねましょう。何度も模擬練習することで、英語で発話することに慣れ、英検の実際の試験でのシミュレーションを確認することができます。いつでも自信を持って試験に臨めるよう、練習に努めましょう。
小学生が受ける英語教育とは?家庭学習の方法と英会話教室のすすめ英検合格の先にあるもの
英検の試験勉強をきっかけに、英語学習のモチベーションが維持できそうですが、本来の英語学習の意味を見失ってはいけません。中学卒業レベルの英語力を手に入れた先に、今度は英語を使って何がしたいかを考える機会を与えます。3級が受かれば中学英語の基礎は築けています。ここから英語でのコミュニケーションをはかる時間を構築し、英語で何がしたいか、何ができるか、お子さまと話してみましょう。英語ができれば人生の選択肢は増え、ステージも広がります。英検から始まった英語学習で、多くの人々とコミュニケーションできるようになること。それが究極の目標です。
シェーンでは日本人講師による英検®のためのレッスンを行っています。小学生のための「英検®準備」で、英語の読み書きの基本を培い、「英検®対策」では目指したい級の合格を目標に指導しています。実際の演習問題に加え、二次試験対策についても回数制レッスンで練習もできます。シェーンの小学生のお子さまたちもたくさんの方々が英検受験を目指して勉強しています。無料体験レッスンをぜひこの機会にお試しください。