英語が話せない子どもはインターナショナルスクールに通えるの?
2021.04.25
最近では芸能人のお子さまたちも多数、有名私立校やインターナショナルスクールに通学されています。英語ができる環境にいち早く入れたい親心が、早期の英語漬け教育へと向かっているようです。
確かにインターナショナルスクールに通うと、英語だけではなく視野が広がる、自分で考える力を持てるなど、日本の教育とは違うものを身につけることができるようです。でもインターナショナルスクールって誰でも入学できるのでしょうか。
どうやらインターナショナルスクールは、帰国子女のための英語教育の場だけではなさそうです。
言語習得の仕組みと上達が早い人の特徴
知り合いのイギリス人は音楽家。やはりとても耳が優れています。聞いた日本語をそのまますぐに真似てしまうこともありました。実際に耳のいい人は語学に堪能になれると言われています。耳から全てが始まるからなのでしょうか。
インターナショナルスクール通学に必要な英語力とは
日本在住の外国人のお子さまや、海外から帰国したお子さまが通うスクールが本来インターナショナルスクールでした。
今はお子さまに英会話をさせたい教育熱の高い親御さんたちが、インターナショナルスクールの受験を考えています。英会話スクールに通うより、毎日の英語漬けの授業を望むというわけです。
でも家庭では母国語が日本語の環境なのに、インターナショナルスクールに果たして通えるのでしょうか。
英語が話せない子どもはインターナショナルスクールで学べる?
日常生活で英語を使うお子さま。それでも幼稚園児は幼稚園レベルの英語を使いますので、英語教育のとりかかりとしては日本人にもできそうです。
幼稚園をプリスクールに通わせ、英語の素地を作ればインターナショナルスクールで学ぶことは可能。高校や大学レベルの会話は無理そうでも、プリスクールの幼稚園の英語の会話なら、日本人の子どもでも順応できるかもしれません。
それでも自分の子がプリスクールでやっていけるか心配はあります。私の父は海外からの居住者が多い街に生まれ育ち、幼い頃から外国人の子どもたちと遊んでいました。子どもの世界には特に言葉は要らないと、よく父は言っていました。アメリカ人やドイツ人の子どもたちと公園でいっしょになり、次第に仲良くなり、いろいろな遊びをしていたそうです。
子どもたちの遊びには独自のコミュニケーションがあるのでしょう。伝え合う気持ちがあれば、何とかやっていけそうです。
英語が話せない親は子どもをインターナショナルスクールに通わせられる?
でも親が英語を話せないのに、インターナショナルスクールに通えるか悩みは尽きませんが、親御さんがお子さまの教育方針、価値観を、しっかりと持っていれば無理ではありません。インターナショナルスクールではお子さまの英語のレベルを問われることはありますが、保護者の英語のテストはなさそうです。
でもお子さまに英語教育をさせたいと思うなら、親御さんも英語を理解するために、積極的な英会話の勉強は必要だと思われます。ただし昨今の芸能人のお子さまたちが通うインターナショナルスクール。本人たちが英語を話せないから通わせているわけもあるので、そんなに心配もしなくてはよさそうです。
英語を話せない親が子どもを通わせやすいインターナショナルスクールの特徴
ではどんなインターナショナルスクールがあるのか、ご紹介しましょう。
インターナショナルスクールは、創立100年以上の老舗スクールもあり、それらはかつて日本在住の外国人の子どもたちのために開かれた教育機関です。明治時代に日本人にキリスト教を布教するために作られたミッションスクールとは異なりますが、ミッションスクール系のインターナショナルスクールもあります。
日本語のサポートがある
インターナショナルスクールは外資の運営だけではなく、日本の学校法人が運営しているスクールも今では多数あります。日本語で保護者にサポートしているか、各スクールのホームページなど確認はしてみましょう。
また以前は大使館が多い東京の中心地に、インターナショナルスクールは集中していましたが、今では日本の学校法人が運営するインターナショナルスクールも多くあり、そのロケ―ションもいろいろです。お子さまが通いやすいインターナショナルスクール選びも大切な要素です。
日本人の構成比が高い
できれば海外のお友達が多いスクールが、お子さまにとっては英語漬けの生活に馴染むかもしれません。しかし日本の生活を基盤にしているお子さまが、急に国際社会の中に放り込まれるのも大変です。クラスにある程度の日本人の生徒がいた方が安心な感はあります。そのインターナショナルスクールにどれくらい日本人がいるか、予め確認することもスクール選びには大切です。
親子で英語を楽しく学んで、インターナショナルスクールへ
インターナショナルスクールの入学をお考えの前に、一度英会話スクールへ通ってみませんか。シェーンは1977年の創業以来、ネイティブ講師による「英語を英語で教える」レッスンをお子さまに行っています。
シェーン英会話の子ども向けレッスンの特徴
ネイティブの英語に小さい頃から触れている経験は、必ず将来の英語の力になります。シェーンのクラスルームはもう異文化理解の世界です。2才のお子さまからネイティブスピーカーのレッスンを行い、英語でのやりとりに慣れ、楽しく英語を身につけていきます。
親子で通いたいおすすめレッスン
シェーンではご家族でレッスンを受けられている方が少なくありせん。息子さんに英会話スクールを紹介されたお父さん、高校生のお嬢さんの留学をきっかけにレッスンを始めたお母さん、家族3代にわたって通われているご家族と、たくさんの生徒さんが通われています。
幼稚園のお子さまのレッスン
幼稚園クラスでは、まずは英語をたくさん聴きます。歌やダンス、ゲームなどを取り入れて全身で英語を身につけます。耳にした英語がひとつひとつ積み重なって、英語ヘの興味と理解を深めていけるようレッスンを行います。
小学校低学年年のお子さまのレッスン
年齢に合わせたトピックで、実際に英語の使えるコミュニケーションを学びます。文法は中学生が学ぶレベルの文法ですが、自然と使えるように指導しています。英語でのやりとりを通して英語の耳を養い、アウトプットの引き出しを作っていきます。
小学校高学年のお子さまのレッスン
レベルに合わせたレッスンで、英語の自然なコミュニケーションの獲得を目指します。自分からどんなことを英語で表現していきたいかを考えながら、英語を身につけていきます。英語の4スキル、listening, speaking, reading, writingをバランスよく学び、着実に英語のコミュニケーション力をつけていくことができます。
初級レベルの大人の方向けのレッスン
身近な日常会話がはかれるように、ネイティブ講師がレッスンを行います。意外と学校では学べなかった日常で使える語彙や表現を、しっかりと身につけましょう。
中級レベルの大人の方向けのレッスン
日常で英語を自然と使える力を養い、コミュニケーションスキルを高めます。相手に印象よく伝わる英語でのコミュニケーション力を目指しましょう。
親が子どもに英語を教えるポイント 楽しく学んで成長をサポート自然なかたちで英語を学ばせることがベスト
お子さまの英語教育において、英語を無理やり押しつけることは逆効果です。無理な英語の詰め込みは、お子さまの英語力にはつながりません。英語の世界に興味を持ち、英語学習を自然なかたちで続けることを目指しましょう。
ESL(English as a Second Language)、私たちは第二言語として英語を習得するわけです。第一言語として英語を習得することと違い、その道のりは長く続きます。ただしお子さまの環境の順応性は高いので、英語学習の希望は持ち続けましょう。
お子さまに英語という言語を学ばせる機会を作り、英語を話す人たちとのコミュニティに入れることは、必ず将来の布石のひとつになります。しかしそれと同時にお子さまの個性を伸ばし、英語で何をするのかを考えることも必要です。
これからの人生には、さまざまな経験が活かされていきます。回りにいる人たちの気持ちをわかり、そのつながりを保ちながら、自分らしい考えを持てるお子さまに育てたいものです。それにはまず、ご家庭でもお子さまとのよい日本語のコミュニケーションを心がけましょう。
英語漬けの授業はやはり心配。そしてインターナショナルスクールの授業料はかなり高額なところも気になります。年間200万円以上の授業料、高校まで通い続けて総額5000万円とも言われる授業を払い続けるには、かなりのお金がかかります。また日本の学校教育に戻そうと思っても、日本の学習指導要領に則っていないので、進学には試験が必要です。
それなら英会話スクールも選択肢のひとつかもしれません。英会話スクールは算数を英語では教えませんが、英語のコミュニケーションの時間をしっかりとることができます。