英語多読の効果 初心者でもできる大量の接し方と選び方
2020.09.15
英語を話すより読むのは、案外簡単にできるかもしれません。どうしても咄嗟に英語が出てこない、英語の発音に自信がない方に、会話より始めやすいおすすめの勉強法が多読かもしれません。何度も英語学習に挫折してしまっている方、多読を始めてみませんか。
英語多読に期待できる効果
多読ってどんなことをするのでしょうか。英語の読書? でも英語力に自信がない、英語の文章を理解できるほどの単語力がない、とご心配はあるかもしれません。でも多読はたくさん読むこと。内容を理解して読み進める精読とは違います。
シェーンの小学生たちも、オンラインの副教材で、この多読を取り入れて英語の勉強をしています。英語をたくさん読むことでも、英語の言い回し、自然な表現を丸ごと覚えてしまうのです。
多読のコツとその効果
まずは難易度の低い素材を使用しましょう。難しい英文はそれだけで眠くなってしまいます。だから多読のスタートは、わかりやすいペーパーバックを選んでみます。英語教材にはレベルも記されていますので、初級から選ぶとよいでしょう。
また多読で期待できる効果は何でしょう。それは読んだ表現を覚え、話すことや書くことのアウトプットに活かせることです。多読で重ねた知識を、スピーキング力の上達にもつなげることは可能です。
では英語学習者の皆さんがしている多読のやり方をご紹介しましょう。
英語多読の方法
まずは英文に触れましょう。最初は読むという感じではなく、英文を流す感じです。
ニュアンスを感じる
英文の大まかな意味を察していきます。わからないことは辞書をひかず、日本語に置き換えることはやめます。英語のニュアンスを感じます。2度目に読む時は、わからなかった単語を、前後の意味から推測してみましょう。
日本人はわからないことをそのままにしたくない傾向がありますが、まずは考える。やたらに辞書はひかない。必要になったら辞書をひく。語彙を獲得するためには、安易に辞書をひくことより、考えてから自分に問いかけ、答えを導き出すと、より語彙の意味を定着できるように思えます。TOEIC®や英検®のテストには辞書はありません。まずは自分と英語を対峙させてみましょう。
学習効果を高めるには、難易度の高くない英文を選びます。英語のニュアンスがわかると、自信につながります。まずは易しい英語を多読してみてください。
英語の多読の効果を上げるポイント
では多読を継続させていくには、どんな英文を読むのが効果的なのでしょうか。
好きなことは続けられる
自分の好きなことの英文を探してみましょう。映画や音楽、スポーツ、インターネットには世界のあらゆる情報が詰まっています。本ではなくても英文に触れる機会を、インターネットで持つことも必要。興味のあることは、単語の意味がわからなくても通じることはあります。ただデメリットはあります。わけのわからないサイトにはまっては、非常に危険です。海外のニュースサイトなどを利用し、少しでも危険なサイトには近づかないように気をつけてください。
多読と多聴
読むことに慣れてきたら、それらの英文を聴くことも始めてみましょう。ネイティブの流暢な英語の音、その単語を併せて、聴いて、見て、その単語と表現の認識に努めます。
映画の字幕の活用
映画好きなら、英語の台詞を聴きながら、字幕を英文にして、聴き取れなかった英語をもう一度、字幕とともに確認し、耳で、目で、英語を覚えることが可能です。あまりスラングの多い映画やホラーものは英語の勉強にはおすすめできませんが、普段使いの英語が学べる映画やドラマを探してみましょう。案外聴き取れる英語が増えると、自信にもつながります。ビジネスやフォーマルシーンで通用する表現を、数多く聴き、インプットをアウトプットに変えるように、努めましょう。
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