英単語帳の作り方 自分仕様にカスタマイズして語彙力向上へ
2020.05.01
英語を習得するには、どれくらい単語が頭に入っていればいいのでしょうか。
2000語とも3000語とも言われていますが、私たち日本人の学校での英語の授業で、実はすでに2000語、それだけの単語数は習っているのです。
とっさの場合にインプットをアウトプットに換えて英語で返せるよう、単語学習について考えてみましょう。
英単語帳を手作りするメリット
まずは日常で使う英単語をたくさん知ること。自分で使いそうな単語をコンプリートするため、オリジナルの単語帳は効果的な勉強法のひとつです。
英語の勉強に、教科書やスマホで見るだけのやり方だけでは、記憶の定着に限界があります。またTOEIC®L&Rテスト900点を目指す問題集を、全部解けたとしても、英語での理解、コミュニケーションが深まっているとは思えません。
英語はテストではありません。コミュニケーションするためのもの。だから表現するもの、表現したいことを持っている人の英語学習は、効率がいいはずです。
何のために英語勉強をするのか、そのために何が必要なのか、自分自身でその理由を考えてみましょう。それにはどんな英文が必要なのか、その名詞や動詞が大切か、自分でピックアップすること。それが効果を高める英単語帳につながります。
次におすすめの単語帳の作り方、使い方をご紹介しましょう。
単語帳の作り方と活用のポイント(単語ノート編)
文字を手で使って書くことは、長期記憶を促します。実践は学習の鍵。五感を使うことは、頭に刺激を与え、子どもが英語を習得するための学習法のひとつにもあります。
こんな表現があります。Learning by doing. 実践から学ぶこと、そんな日本語訳になるでしょうか。
実践から英語を学ぶのは、海外留学だけではありません。書くことも実践です。英文、英単語を手で書く、それが記憶の定着につながります。日本語、英単語、その単語を使って英語の文章書いてみることもしてみましょう。
パソコンで英語を打っても、なかなか覚えられません。最近のパソコンでは、かなりの英単語を簡単に変換されてしまい、ますます覚える感覚を忘れてしまいそうです。
漢字を覚えるのといっしょ。手を使って、文字を起こしましょう。その習慣がとても大切です。
シェーンの副教材にLesson notesがあります。1週間ごとにさまざまなテーマの単語が並び、その単語を使って英作文をしてもOK、レッスンの復習に使っても効果的です。書いて覚える感覚を、このLesson notesで活用されている生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
英語で感じたことを書いてみる、レッスンの日記をつけてみる。自分で使いやすくカスタマイズして、英語学習に活用いただけるノートです。
単語帳の作り方と活用のポイント(単語カード編)
かつての日本人の英語学習には、英単語カードや単語帳が欠かせませんでした。英語を書いて日本語訳を裏に書きました。発音の音記号、対義語など試験に出そうな勉強をしていました。
日本人は発音記号が書けるのに、会話ができない、そう言われた人もいます。英語はコミュニケーションするためのツールですから、英単語カードを作るなら、相づちに使えるものを作ってみましょう。
ネイティブスピーカーたちが使う自然な表現を調べて書き出してみました。覚えるコツは短い表現を選ぶこと。
最近ネイティブとの打ち合わせの際に使えるひと言を思い出しました。Let me check.このひと言のおかげで、難なく打ち合わせを済ませることができました。「確認します」は、世界共通の万能の表現です。
単語帳、フレーズ帳を書くことも大切ですが、実はめくっている行為にも記憶を残しています。例えばこのLet me checkという表現をどこかで書いたという記憶、そして最近その単語帳をめくった記憶。それが複合して思わぬ効果を生みます。
どうしても英語で文を考え、口にしていてはコミュニケーションがスムーズに進みません。とっさに反応できる表現もいくつか持っていると、会話が運びますので、ご自分に合った英語表現を探してみてください。