英会話教室の効果の高め方|上達のために意識したいポイントとは?
2020.05.20
英会話は習いたいけれど、英会話教室ってどんなところ?
一度英会話教室に来校する前に、インターネットで口コミの評判を探してみたり、英会話教室の覆面リサーチの体験レポートを読んだりしますよね。英語習得には英会話レッスンはどうしても必要なのでしょうか。
オンライン英会話でもできそう、何か教材を購入して独学で勉強するのもありかな、とお悩みの方に、英語上達には何が大事なのか、いっしょに考えてみましょう。
英会話教室に効果はある?
英会話教室は一昔、高い受講の費用や教材費をまとめて払わされるところもありました。大手英会話スクールが破綻して、受講費が戻って来なかったなんて、かつてそんなニュースもありました。あの時、英会話レッスンの場所を失った多くの人たちが、シェーンにも転校していらっしゃいました。
英会話教室に通学している人たちは、やはり英会話教室が好きなのです。それはいっしょに英語を勉強しようとする相手があり、外国人の講師たちとのコミュニケーションが必要と考えているからです。
もちろん独学で英語を習得されている方もたくさんいらっしゃいます。
いかに自分が英語を身につけたいか、その目的を明確にすることが大切です。TOEIC®L&Rテスト、TOEFL iBT®テスト等で目標のスコアを得て、何を目指したいのか、それが独学での英語学習の継続とモチベーションを高めることにつながります。まずはご自身の英語学習の目的と向かいあってみましょう。
かつて英語学習の最初の入り口は中学校でした。しかし今までの義務教育でのカリキュラムでは、英語を話すことには至らないことが多かったのです。
英語は知っていても、英語が話せない。話せるようになるために、日本では特にたくさんの英会話教室が生まれてきたのだと思います。海外旅行が身近になった1980年代以降に英会話産業は確立し、今に至っています。
かつての大手英会話スクールの破綻の轍を踏まぬよう、多額の前受金をとらない料金システムを多くの英会話教室が導入しているので、今ではご安心して受講いただけるようになっています。
英会話教室の最大のメリットは先生と生徒さんたちと、顔を合わせて授業することです。
また日本語を使わないで英語を指導するスキル、これが上達の鍵になります。英語を母国語とする外国人講師が、英語を母国語としない人々に教える、然るべき指導があります。どうやって日本語を使わずに、英語を理解させるか、そのスキルはトレーニングされた講師たちだけが身につけているものです。
シェーンでも国際資格のCELTA、CertTESOL※等を取得した講師をおもに採用しています。
英会話教室の受講生としてレッスンを始めるに当たっては、どこでも無料体験レッスン受付しているので、お試しで利用してみるのもよいかもしれません。外国人講師より日本人講師のレッスンの費用が安い場合もありますので、いろいろと比較検討されることもおすすめします。
マンツーマンでレッスンをするか、グループレッスンにするか、費用面も気になるところです。
マンツーマンでは1レッスン40分の個人が1回で1万円前後のところが多く、グループレッスンだともう少し受講時間が増えて安くなるようです。グループレッスンは、平日お休みの方にはお得なレッスンプランもありますので、調べてみると案外安く英会話レッスンが受講も可能です。
あとはグループレッスンの場合、そのレッスンの定員が何名かをきちんと考えることも必要です。限られたレッスン時間の中で、英語で会話をしたいのなら、グループでも定員がより少ない、少人数レッスンが習得には効果的と思われます。また春や秋は受講生の入会促進で、入会金の割引などもありますので、注意して探すと、お得に受講できそうです。
※CELTA、CertTESOL:ケンブリッジ大学とトリニティ・カレッジ・ロンドンが認定している英語教授の国際資格
レッスンに通い始めるスタンダードプランは週に1回、曜日時間を決める固定レッスンです。
例えば月曜日の18時半から新宿でレッスンをすると決めます。この通学する行為がとても大切なことです。1週間の予定に、英語学習を毎週組み込む習慣をつけます。
英語を母国語としない日本人は、それ相応の英語の経験を積んでいかないと、英語の習得には結びつきません。レッスンに行くためには予習もしたい、復習もしなければと考えると、例えば日曜の夜は明日のレッスンの予習に30分、火曜日は昨日したレッスンの復習に30分と、どこかで時間を作ると、英語学習のサイクルにつながり、定期的に学習を習慣づけられます。
また記憶に定着するには、その行動が効果的です。それは英語学習も同じです。行動が英語学習を助けていくはずです。
例えば、今週のレッスンは「近くに銀行はありますか?」がトピックでした。
教材のテキストを開いてみます。地図がありました。先生がホワイトボードに左に曲がる、まっすぐに行く、右に曲がると書いた英語を思い出します。次に銀行に行くことを説明するように言われ、英語の発音に気をつけながら、説明をした自分の英語の記憶。その行動の記憶は、案外覚えているものです。
来週には忘れてしまうかもしれません。しかし後々、外国人観光客に道を訊ねられた時、その日のレッスンの光景が引き出しを開けるように、思い出し、無事に説明できる、それも可能かもしれません。
五感を通して英語を学ぶことが、英語の引き出しを多く持て、何かの際にその英語力を発揮できるようです。
学生時代に一夜漬けで勉強したテストの内容は、残念ながらほとんど覚えていないはずです。でも間違えた答案のあの英単語、rambleは未だに覚えています。特に間違えたという記憶は残りやすいようですので、英会話教室のレッスンでも間違えたことは、記憶の定着と言い聞かせて、ポジティブに考えましょう。
英会話教室では先生と生徒さんたちとの会話レッスンが中心です。あまり大勢のグループレッスンだと発話の機会が少なくなるかもしれません。
英語は発話する機会が多ければ多いほど、その発音もスピーキングも滑らかになっていきます。講師との会話ではなくても、生徒さん同士のペアワークでも有用です。英会話でのコミュニケーションの練習をより多く持つことを心がけましょう。
シェーンの少人数レッスンは、このコミュニケーション能力を高めることができるよう、定員を最適の4名に設定しています。
実践的なコミュニケーションを、ペアワークやロールプレイを用いて行います。同じクラスの生徒さんの表現を聞いて、あ、こんな言い方があったんだと、自分の英語の引き出しを増やすこともできます。クラスメートがいっしょだからこそのメリットも、少人数レッスンにはあります。
また、普段のレッスン以外にも英語の勉強を習慣づけることも、英会話教室の効果を高めるには大切なこと。毎日英語のニュースを聞く、英語の本を読むなどして、英語に触れる機会を作りましょう。それも楽しみながら学習することもポイント。達成感を持てるよう、スモールステップで目標を決め、今日は○○が言えるようにすると、自分に言い聞かせましょう。
シェーンの全てのレッスンに副教材のLesson Notesがついています。これを活用されることを、シェーンの生徒さんにはおすすめしています。このノートは1週間ごとのトピックに沿った語彙が、曜日ごとに記載されています。それらの言葉を使って英作文を書くのも効果的な学習になります。
例えばある週のトピックはハイキング。月曜日にはtrail、火曜日にはorienteering、水曜日にはrambleと、日曜日までハイキングにまつわる名詞、動詞、形容詞などが並んでいます。
記載されているそれらを覚えながら、使いながら英文を組み立て、英語を声に出すのも学習には有用です。~私はけしてこの「散歩する=ramble」という単語を忘れません。なぜなら大昔、学生時代にテストで間違えたからです~と、偶然Lesson Notesに出てきた、この英単語を使って英作文してみようと思います。
このLesson Notesは1週間の学習目標を英語で記入し、曜日ごとの学習予定を入れて使うこともできます。ライティングやスピーキングの効果的な練習にも有効活用ください。
1日10分の学習でも、6日間なら60分になります。小さな積み重ねが英語力の向上につながりますので、レッスン以外の日々の学習を続けることが肝心です。