英語のコミュニケーション能力を伸ばすシェーン英会話のアクティビティ
2020.04.01
英語で上手にコミュニケーションを図りたい。英語を学ぶ生徒さんに共通する願いです。そのためには単語の知識を増やしたり、文のルール(文法)を学んだりすることが必要。相手が理解しやすい発音を身につけることも大切です。
そして実際のコミュニケーションでは、これらを使いこなす力が求められます。この「使いこなす」力を高めるのが、「コミュニケーション活動」。
シェーン英会話のレッスンでは、コミュニケーション活動をふんだんに取り入れて生徒さんのコミュニケーション能力を向上させています。準中級~中級のテキストからいくつかの例をご紹介します。
Discussion
テーマについての感想や意見を話し合うアクティビティです。自分の意見を正確に伝えたり、相手の話を聴き取って理解する力を養うことができます。
例:ペットを飼う利点は?
都市vs 地方 住みやすさは? 魅力は?
迷信を信じる?
Role-play
実生活の場面を想定して、与えられた役割を演じながら会話をするアクティビティです。使用する表現のヒントは与えられていますが、自分自身で工夫する余地がありますので臨機応変に会話を続ける力を培うことができます。
例:部屋を変えてほしい旅行者とツアー責任者
トレーナーが欲しい子どもと高級ブランドの品は必要ないと説得する親
レストランでのトラブル:客とウェイター/ウェイトレス
Speech
話の組み立て方のヒントに沿ってメモを作成します。メモに基づいて、少し長い文を作りながらメッセージを伝えるアクティビティです。伝えたいことを効果的に組み立てて表現する力を養うことができます。スピーチを聴き取った相手が他のメンバーに内容を発表するなど、複数のスキルを向上させる設定です。
例:ちょっと変わったものを食べた経験
言って後悔したこと
気になったニュースの内容
Interview
テーマに沿ってインタビュー。質問を受けた相手は自分自身の考えや意見を表現するアクティビティです。質問する文のモデルが与えられていますが、自分で考えた質問も加えて内容を充実させます。
例:よく買い物に行く街は? 何を買う? どうしてそこが好き?
好きな映画は? 自宅と映画館、どちらで見る? 批評を読む?
旅行は好き? 移動手段は何が良い?
Information-gap task
相手に情報を与えたり、反対に質問して情報を引き出しながら、全体像を把握するアクティビティです。ゲーム感覚で、物を描写する力や質問する力を養うことができます。
例:相手が思い浮かべている有名人を当てる
食べ物、飲み物、日用品を描写。相手が何であるか当てる
財布を無くした、激辛チリペッパーを食べたなど、ジェスチャーを見て、状況を当てる
Ranking exercise
複数の項目を一定の観点からランクづけして、その理由を説明するアクティビティです。ペアやグループで上位項目をまとめる設定もありますので、意見の違いを調整する表現力も培われます。
例:「異常気象サバイバルキット」に入れるものランキング
成功するカフェの条件ランキング
テレビを見ながら口にしたいものランキング
Problem-solving activity
話し合って解決策や結論を導き出すアクティビティです。提案したり、理由を述べたり、相手の意見を理解して受け入れたり、反対意見を述べたりなど、幅広いコミュニケーションを促します。
例:テレビ用グラス、ダイエットドリンク、高級チョコレートなどのラジオ広告を考える
人の名前が覚えられない、朝起きられないなどの悩みを相談。相手からアドバイスをもらう
クラスでの外出計画を練る
シェーンのオリジナルテキストでは、学習した語彙や文法を実際に使うことによって確実に習得する機会として、これらのアクティビティを設定しています。
またシェーンのレッスンでは、発言の手順に配慮したり、適切なヒントを与えたりなど、生徒さんが恥ずかしさを感じずに自信を持って発言できるようにさまざまな工夫を凝らしています。
これらのコミュニケーション活動が話す力を高めることはもちろんです。その上、相手の発言を聴き取って理解したり、内容をメモ書きしたり、情報を読み取ったりなど、「聴く」「書く」「読む」といった他のスキルも強化します。
まさに実際の場面で役立つ英語力の養成。英語のコミュニケーション能力向上に直結する学習活動です。