イギリスの九九、Times Tablesは12の段まで!英語で算数にレッツトライ!

2020.03.10

子ども英語

英語のレッスンと算数の塾を掛け持ちしている、木曜日。家に帰ってくるなり「ママ、足し算って英語でなんて言うの?」と小学生の息子に質問されました。
「足す」はplus?足し算は…ええと、何て言うのかな?
足し算、引き算、掛け算、割り算。小学生なら毎日使っている算数用語も英語ではどう表現するか、即座に思い浮かばない方も多いのではないでしょうか。今回は子どもたちと一緒に使える算数の英語表現を考えてみましょう。

  • イギリスの九九、Times Tablesは12の段まで!<br />
英語で算数にレッツトライ!

まず、「算数」は英語で mathematics と言います。長い単語は短く省略したくなるのは万国共通、アメリカ英語では math、イギリス英語では maths が使われています。“th”を頑張って発音すると英語らしく聞こえますね。
次に四則演算(加減乗除)を一つずつ見ていきましょう。それぞれいくつか表現方法がありますが、ここでは、お子さんも覚えやすい代表的なものをご紹介します。

 

1.足し算【addition】

冒頭の質問に出てきた「足し算」はadditionと言います。「加える」の意味の動詞“add”をご存知のなら、無理なく連想できるのではないでしょうか。「足し算をする」は“do addition”です。 では、3+5=8を英語で言ってみましょう。

Three plus five equals eight.

(+)プラスや(=)イコールはもうカタカナの日本語になっているので、違和感なく使えますね。

このような数式は“three plus five”の部分がひと固まりで単数扱いの主語になります。従って、動詞equalは三人称単数現在の“s”が付いた、equalsになるので注意しましょう。また、equalsの代わりにis を使うこともできます。

Three plus five is eight.

 

2.引き算【subtraction】

「引く、取り除く」を意味する動詞、subtractの名詞形です。こちらも“do subtraction”で「引き算をする」の意味になります。
こちらも実際の数式を英語で言ってみましょう。

28-5=23
Twenty eight minus five equals/is twenty three.

plus同様、(-)minus(マイナス)も日本語で日常的に使われていますね。

 

3.掛け算【multiplication】

multi-は「複数」、「多くの」を意味する接頭語です。「マルチタスク」や「マルチ人間」など日本でもよく耳にするようになりました。multiplicationの動詞multiplyを使って掛け算の式を言い表すこともできますが、ここではより簡単な単語timesを使ってみましょう。

3×5=15
Three times five equals fifteen.

ここでのtimesは「~倍」を意味します。3の5倍なので15になります。

 

4.割り算【division】

最後は割り算、divisionです。divided by(分ける、割る)を使って数式を表現します。plusやminus、timesのようになじみのある単語ではありませんが、この機会に「数字divided by数字」の形でまるごと覚えてしまいましょう。

15÷3=5
Fifteen divided by three equals five.

では、8÷5=1.6のように割り切れない場合はどう表現したら良いでしょう。
小数点はdecimal pointと言います。数字とともに使うときはpointだけです。

8÷5=1.6
Eight divided by five equals one point six.

ところで、日本語の九九は欧米ではTimes tablesと呼ばれています。日本では9の段までの九九ですが、Times tablesは12の段まで、つまり12×12まで小学校で覚えるのだとか。
1年は12か月、アナログ時計も1時から12時、1ダースも12です。また、その昔イギリスでは12ペンス=1シリング、20シリング=1ポンドという複雑な貨幣単位が使われていたことありました。12と言う数字は思いのほか生活に根付いているのかもしれません。
九九同様Times tables も“2 times 2 is 4、2 times 3 is 6…”ともひたすら繰り返し口にして覚えるそうです。記憶力の高い子どもたちならではですね。カラフルな表やリズムよく覚えるための動画もたくさん利用されています。