index/ middle/ ring/ little が表すもの

2020.02.20

英会話フレーズ

index/ middle/ ring/ little

問題です。上の4つの単語には共通の言葉が続きます、さて、なんという言葉でしょうか。
答えはfinger、「手の指」です。4本ともご存知でしたか?

  • index/ middle/ ring/ little が表すもの

 

index finger(人差し指)

人差し指のindexは「指し示す」「指標」を意味します。本の索引もindexと言います。人を指差すから、「人差し指」という日本語と似た発想なので覚えやすいですね。
「指す」の意味のpointer finger、first fingerとも呼ばれます。

 

middle finger(中指)

middle fingerもそのものずばり真ん中の指。日本語と同じです。長い指なのでlong finger、あるいはsecond fingerと呼ぶ場合もあります。

 

ring finger(薬指)

日本語の薬指の直訳に近いmedicinal fingerと言う単語も辞書にありますが、一般的にはring fingerが多く使われます。結婚指輪をはめる指だからring fingerだと言われればなるほど納得できます。
ではなぜ、結婚指輪はring fingerにはめるのでしょうか。話は古代エジプトや古代ギリシャの時代まで遡ります。その時代、薬指には心臓までつながる「愛の血管」と呼ばれる太い血管があると考えられていました。その薬指に永遠を表すシンボル、ring(輪)をはめるようになったと言われています。
一方、薬指の語源は薬を溶いたり塗ったりするときに使われた指だからとのこと。一番使う頻度が少ない、すなわち一番清潔な指、薬指が使われていたと言われています。使う頻度が少なければ傷がつきにくいだろうということで、大事な指輪をring fingerはめるのかもしれません。 人さし指、中指に続く3本目の指としてthird fingerと呼ばれることもあります。

 

little finger(小指)

最後に一番はしにある小さい指、小指はlittle fingerです。こちらも一目瞭然、覚えやすいですね。
人さし指から数えて4本目なのでfourth fingerとも言います。
また、「小さい」を意味するオランダ語“pinkje”が語源のpinky /pinkie fingerとも呼ばれます。pinky ringと言ったら小指にはめる指輪のことですね。一緒に覚えておきましょう。“pinky promise”(指切りげんまん)と言う可愛い表現もあります。


さて、まだ大切な指の名前が出てきませんね。一番目の指、親指です。小指がlittleなら親指はbig?
いえいえ、親指だけは特別扱い、fingerではなくthumbと呼びます。
親指だけfingerを使わないので、first fingerは人さし指になるわけです。thumbの最後のbは発音しないことに注意しましょう。
SNSの親指を上に向けた「いいね!」のマークはthumbs-up(サムズアップ)、逆に親指を下に向けるのはthumbs down、「だめ」と不賛成や不満足を伝えるジェスチャーです。
thumbを使った面白い表現を一つご紹介しましょう。親指は大切な指ですが、全ての手の指が親指だったらどうでしょう。ずいぶん使いづらそうですね。“all thumbs”で「不器用」と言う意味になります。

My fingers are all thumbs.(私は不器用です)

では、手の親指がthumbなら足の親指もthumbと言うのでしょうか?
答えはNOです。日本語では手の指も足の指も「指」ですが、英語では手の指はfinger/thumb、足の指はtoeと使い分けます。
足の親指はbig toe、それから順番にsecond toe(足の人差し指)、third toe(足の中指)、fourth toe(足の薬指)、fifth toe(足の小指)です。手と違って足の指にはあまり独自の用途はなさそうなので名前も単純ですね。足の小指はlittle toeとも呼ばれます。

I stubbed my little toe on the edge of my desk.(机の角に足の小指をぶつけちゃった)

toeと言う単語をもっとも頻繁に使うのはこんな場面かもしれません。