Satsuma~From the United Kingdom
2019.11.01
英国食生活
意外な地名が、意外な果物となって、何と英語になっていました~
突然ですが、九州の地名が英国で使われている???
日本で冬になると欠かせない果物、蜜柑は、英国ではSatsumaと呼ばれているらしいのです。
明治時代にアメリカのある大使夫人が日本の蜜柑の美味しさに、祖国に持ち帰り、その苗木のあった薩摩の地の名まえをつけたということらしいようです。
元々蜜柑は中国から渡ってきたものを改良し、今の温州蜜柑(うんしゅうみかん)に至ったそうで、温州は中国の地名が由来になっています。でも日本で蜜柑と言えば、紀州、愛媛、有田などが有名ですから、薩摩が英国でその名に冠されているとは驚きですね。
中国から日本へ、日本からアメリカ、英国へと食べやすいカタチに変わり、蜜柑は食されているのですね。
でも薩摩と英国は戦争までした発展した歴史があります。幕末の生麦事件をきっかけに、英国が日本のひとつ藩と戦いました。蜜柑に薩摩の名を残したのも、何か因縁を感じます。