Fox Hunting~From the United Kingdom
2019.11.15
英国史雑学
これも歴史の一端です。
英国では伝統的に狩りは行われており、身分の高い人たちほどスポーツ・ハンティングをしています。fox huntingは元々鹿を狩りの対象にしていたところ、鹿が自然環境の変化で減り、代わりにキツネがそのターゲットになったようです。
銃を使うのが、shootingなので、この狩りには銃は使われずにhuntingと呼ばれる所以です。
猟犬を放ち、キツネを追いかけさせます。銃は使いませんが、追いつめられたキツネは猟犬たちの餌食になり、その毛は服装品になりました。残酷な話ですが、これも事実です。
またfox huntingはとても難しく、そのための専用犬、俊足のイングリッシュ・フォックスハウンドまで登場することになりました。何匹もの犬の訓練にも時間と手間がかかっていたようでした。英国人と犬の関係は、このhuntingとつながっているのかもしれません。
今では動物愛護の観点からfox huntingは違法となり、廃止されていますが、かつての貴族たちのスポーツのひとつだったという歴史です。