Stonehenge~From the United Kingdom
2019.10.15
英国史雑学
ストーンヘンジ
一度は訪れた英国の名所です。
誰がいつ、こんな巨石をこの場所に立てたのでしょう。1986年に世界遺産に登録されたストーンヘンジは、英国の古代ミステリー。重機も何もない時代に、石を草地に運び、立て、立てた石の上に横渡しに石を置く。ほんとうに不思議な遺跡です。
紀元前3000年頃、エジプト文明と時を同じにして、ストーンヘンジはすでにでき上がりつつあったと言われます。
墓所? 礼拝所? 天文台? 立てられた目的が何もわからないストーンヘンジですが、6月の夏至の時にヒールストーンと呼ばれる円の外にある柱から、太陽が昇っていきます。
地球の自転公転が、古代の人たちには理解されていたのでしょうか。それとも空から何かのメッセージがあったのでしょうか。古代の遺跡には謎が深まるものばかりです。
広がる緑の草地、何もないこの場所で、大きな石が円になって連なっているその姿。まるで人すらもいなかったように、自然にできたと言わんばかりに存在するストーンヘンジ。
実はここだけではなく、スコットランドにも、近くのエイヴリーにも巨大石の並びはあり、英国の最も南東に位置するセント・マイケル島と、ストーンヘンジを一直線に結びます。これはセント・マイケルズ・レイラインといって、古代の遺跡などが直線上に、いくつも点在していたのです。
神々が通る道なのか、果たして偶然の産物か、ますます謎は深くなっていきます。