Scotland Yard～From the United Kingdom
2019.12.01
英国コラム
Scotland Yard
ニュースではロンドン警視庁って呼ばれています。
日本のニュースでは、ロンドン警視庁と表現されていますが、英語ではスコットランドヤード。
英国の首都ロンドンを警備する公的な組織です。その制服の素敵なことも有名。また馬に乗って颯爽と公園内をパトロールする姿もよく見かけます。エリザベス2世のお印の入った丸い帽子が素敵ですよね。
でもなぜ、スコットランドヤードと呼ばれるようになったのか…その答えは案外簡単でした。その警察組織の在った場所が、グレートスコットランドヤードという通りに面していたようで、日本の警視庁を桜田門と呼ぶのと同じ理由でした。
実はチャリングクロスで道に迷い、小さな通りに入り込んでしまったことがありました。建物の中に馬がいた～と驚いていたら、人だかりがあって、そこが元ロンドン警視庁のあった通り、グレートスコットランドヤードでした。人だかりはツアーで回っていた人たちだったようです。偶然辿り着けたグレートスコットランドヤードは、落ち着いた佇まい。こんな場所でロンドンを守っていたとは思えない不思議な静けさがありました。
今現在、スコットランドヤードはテムズに沿ったヴィクトリア・エンバンクメントにあり、正式の名称はニュースコットランドヤード。ロンドンの治安を守ることには変わりはありません。
※写真は現在のニュースコットランドヤードと、偶然見つけたグレートスコットランドヤード。
