Theatre Royal Drury Lane~From the United Kingdom
2019.09.01
英国コラム
英国のとある劇場のお話。
ロンドンのウェスト・エンドには劇場がたくさん。毎日何かしらの演目が上演されています。地下鉄コヴェント・ガーデンの近くのシアターロイヤルドゥルリーレーンは、2000名近くを収容し、どこか古めかしい外見からは、中が想像できません。ロンドンの劇場はロイヤルボックスなど、劇場内の装飾が美しいところも多いものです。
でもこのシアターロイヤルドゥルリーレーンは、とても英国らしい不思議なことが起こるようで…今回はとてもありがたい幽霊のお話をご紹介しましょう。
彼は昼間しか現れません。The Man in Grayと呼ばれている幽霊。背の高いハンサムな男性で、決まって3階の後方に出現するそうです。なぜ、昼だけなのでしょうか。
18世紀のスタイルで、長い灰色のコートを着ているとは、また謎めいています。17世紀にはすでにこの劇場はあったそうなので、とても古い劇場です。
どんな理由で、彼はここに出現しているのでしょう。それは誰にもわかりません。でも彼が現れると、その演目はヒットするそうです。劇場関係者たちがいつも彼の出現を待っているようです。もしシアターロイヤルドゥルリーレーンにお出かけになることがあったら、灰色のコートの彼を捜してください。