Rugby~From the United Kingdom
2019.08.02
英国史雑学
2019年9月、日本で初のラグビーワールドカップが開催。北海道、岩手、東京、神奈川、埼玉、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡、大分、熊本の12会場で熱戦をくり広げます。
でもラグビーはイギリスでから生まれたスポーツって知ってましたか?
発祥は、英国のパブリックスクールのラグビースクール。このイングランド中部の名門校に在学していたウィリアム・ウェッブ・エリスという学生が、フットボールのゲーム中に手にボールを持ったまま走ったことに始まります。それが1823年のこと。
当時のフットボールはまだ手を使うことが許されていたようですが、ボールを持ったまま走るという行為はNGでした。それから学生たちはこのスポーツのルールブックに着手するようになったそうです。意外とボールを持って走るなんてことは、あったようでなかったので、思いのほか楽しかったのかもしれません。
そして紳士の国、英国ならではの競技のモットーも生み出されます。それがdiscipline。
この言葉には、訓練、鍛錬で得た自制心や克己心の意味があり、これがラグビーの根幹をなすものとなりました。己を律する精神は、英国紳士にも通じることがあったようです。外から見ていると格闘技のようにも思えるスクラムですが、反則をすることなく、鍛えた身体をぶつけ合っていたようです。
そして選手たちもガタイはすごいですが、とても紳士的。おしゃれにも気を遣い、イケメン揃いの印象です。ワールドカップでは、そんな選手たちの活躍が楽しめそうです。