短期語学留学 困ったと思ったことは・・・あえて言えば自分の英語力
2019.07.11
Teacher, go seven eleven?
クラスルームに入るなり先生に話しかけた女の子は今日がシェーンで4回目のレッスンです。彼女はスクールに来る途中、セブンイレブンにいる先生の姿を見かけ「セブンイレブンに行ったの?」を知っている単語を並べてきいてみたのです。その問いかけに先生は満面の笑顔でyesと返事してくれました。喜びでキラキラ輝く女の子の瞳。
英語学習にとってこうしたちょっとした成功体験は宝物です。質問文の作り方も過去形もゆっくり学習していけば良いもの。大人の学習者にとってもこうしたコミュニケーションしたいという強い思いは上達の鍵となります。
そんな成功体験の宝庫が語学留学です。2週間や1か月といった短期留学でも、旅行者ではなく生活者としての海外体験は、得難い経験になることでしょう。貴重な時間とコストをかけての留学です、せっかく行ったのに「思ったほど英語が話せるようにならなかった」とならないよう充実したものにしたいですね。
短期留学なら、出発前に中学3年間で習う文法は日本でおさらいしておきましょう。現地の貴重な時間を、日本から持ち込んだ参考書の勉強にあててしまうのはもったいないことです。
現地では文法的な疑問の解明は最低限に、赤ちゃんのような素直な気持ちで、英語の言い回しを吸収しましょう。細かい分析は日本に帰ってきてからでも大丈夫です。「このシチュエーションではこんな言い回し」をそのまま飲み込んで使ってみましょう。
私は留学中、willとbe going toの使い分けを考えれば考えるほどこんがらがってしまったことがありました。その時の先生から、「どちらを使っても意味は理解してもらえるよ。シチュエーションごとに、どちらが使われているか観察してごらん」とアドバイスをもらい、すっと気が楽になりました。
外国人のクラスメイトとたくさん交流しましょう。英語はネイティブスピーカーだけのものではありません。世界の共通語である英語を使って、たくさんの人々がコミュニケーションをとっています。
語学学校のクラスルームは小さな国際社会。国籍も母国語も生活環境も英語を学ぶ目的も異なる人々が集まって同じ時間を共有する、思えばクラスメイトは不思議な縁で結ばれた仲間です。世界中から集まるクラスメイトの間違いを恐れず自分の意見を伝えようとする積極性に、圧倒されてしまうこともあるかもしれません。それも文化や考え方、感じ方の違いを肌で感じる得難い経験です。
英語が話せないと必要以上に引っ込み思案にならず、間違えるはいっときの恥、話さないのは一生の損ぐらいの気持ちでどんどん英語を話していきましょう。Teacher, go seven eleven?でも十分通じるのですから。
でも正しいフレーズも覚えておきましょう。
Are you going to Seven Eleven?