Using Social Media 生きた英語のお手本は身近にあります
2019.07.11
インターネットがまだない時代、イギリスに住んでいた私の日本との通信手段はエアメール。日本に届くまでに1週間、返信が戻ってくるまでに1週間。今では考えられないのんびりした時代でした。
インターネットは私たちと海外との距離を劇的に近いものにしてくれました。特にSNSはだれでも世界中の人々とつながることのできるツールです。SNSを使って日記がわりに写真付きで記事をあげたり、フォロワーさんと情報交換したり、生活の一部となっている方もいるのではないでしょうか?
SNSはSocial Networking Service の頭文字をとったもの、日本語にすると「社会的ネットワークのためのサービス」。ただし、海外ではsocial mediaという言葉の方がよく使われているようです。
social、つまり誰もが情報を発信することも受信することもできるmedia(媒体)。テレビや新聞などのmass media (マスメディア)が一方通行の媒体なのに対し、social mediaはユーザー間、双方向の媒体と言えばわかりやすいでしょうか。social mediaは大きな概念で、FacebookやInstagram等の SNSはその中に含まれると考えられています。
そんなインターネットの世界も使い方次第ではトラブルや危険がいっぱい。個人情報やアカウントの管理、ウイルスやスパム対策などもかかせませんし、書き込みの内容にも吟味が必要です。でも、上手に使えば、リアルタイムで使われている生の英語に触れ(input)、海外の人と会話のキャッチボール(output)ができる、英語学習にとっておきのツールでもあります。
とはいえ、いきなりSNSで英語のコミュニケーションをするのは敷居が高いなという方にお勧めなのが、海外のアカウントウォッチング。気になる有名人や共通の趣味について投稿しているアカウントを覗いて、どんな英語表現を使っているのか観察してみましょう。
SNS に関する英語表現をいくつかご紹介しましょう。
まず覚えておきたいのがpostと言う単語です。動詞としても名詞としても使われます。
post a picture on Facebook(フェイスブックに写真を投稿する)
post a comment(コメントを投稿する)
I like your post.(あなたの投稿が好きだよ)
Twitterを使っているならtweetを動詞として使うこともできます。ちなみにtweetは小鳥のさえずりのことです。
I’m going to tweet about○○.(○○についてツイートするね)- or “people usually tweet about politics”
拡散希望なら
Please retweet.(リツイートしてね)
さて、SNSと言えば「いいね」が気になりますね。
「いいね」は英語ではlikeです。こちらも動詞としても名詞としても使えます。
I liked your picture/post.(写真/記事に「いいね」をした)
I got 10 likes on my Instagram posts.(インスタで10個「いいね」をもらった)
最後に、instagrammableと言う言葉はご存知でしょうか?これは比較的新しく使われるようになった言葉で、いわゆる「インスタ映え」を意味する形容詞です。Instagrammable place(インスタ映えのする場所)のように使います。どんどん新しい言葉が生まれてくるのは日本語も英語も同じですね。
繰り返しになりますが、ウイルス対策等を万全にして、Using Social Mediaを英語学習に役立ててください。