接客の英会話|訪日観光客からビジネスパーソンまで英語でおもてなし

2019.04.05

英会話フレーズ

日本を訪れる外国人数はここ数年で目覚ましい伸びを見せています。2018年の訪日外国人数は約31,200,000人で、これは2015年の1.5倍以上にもなります。
さらに2020年に開催されるのは東京オリンピック。今後ますます外国人観光客の数は増えそうです。接客業で働く人は、仕事で英語を使う必要性が増してくるでしょう。この記事では接客で使う英語のフレーズをご紹介します。

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【基本編】接客で使える英会話

 

基本の挨拶

まずは挨拶です。
英語の挨拶は独特な表現が多く、直訳すると変な意味になるものもしばしばあります。
そのため、意味はあまり考えずにそのまま暗記してしまいましょう。

・何かお探しですか?
例:May I help you?
例:Are you looking for anything in particular?
解説:「いらっしゃいませ」のニュアンスも含めてよく使われるのが“May I help you?”です。ただ見ているだけの場合は、“Just looking”や“Just browsing”といった返事が来ます。

・ごゆっくりご覧ください。
例:Please take your time.
例:Please feel free to look around.
解説:“May I help you?”と言って、“Just looking”と返ってきたとき、黙って立ち去るのも気が引ける…というときに便利なのがこのフレーズです。

・またのご来店をお待ちしております
例:Thank you, have a nice day.
例:We are looking forward to seeing you soon(again).
解説:“Have a nice day.”は、接客に限らず人と別れるときによく使うフレーズです。
“We are looking forward to seeing you soon.”のほうは、状況によっては押し付けがましく聞こえるかもしれないので、気をつけて使いましょう。

お会計

金額を英語でスムーズに言えるようにしておくと、お会計の際もコミュニケーションが取りやすいですね。
さらに、レジの画面にある数字を見せながら金額を伝えれば、お客さまも安心して会計できます。

・お会計は○○円です
例:The total is 2,600 yen.
解説:お買い上げの品物が複数あるときは、バーコードを読み取る際にそれぞれの値段を“○○ yen, ○○ yen…”と確認した後で、最後に合計金額(the total)を例文のように伝えると安心されますね。

・お支払い方法はいかがいたしましょうか
例:Would you like to pay by cash or credit?
解説:Cashは現金、creditはクレジットカードのことです。単に“Cash or credit?”でも伝わりますが、丁寧に言いたいときは“Would you ~?”を使いましょう。

・現金のみのお支払いとなります
例:Sorry, we only accept cash.
解説:イギリスやオーストラリア、韓国、中国等の国々では、日本よりもキャッシュレス化が進み、カード利用率が高くなっています。そのため、カードが使えない場合は早めに伝えましょう。

・○○円お預かりします
例:Out of ○○ yen.
外国人観光客の多くは、日本の現金を使うことに慣れていないでしょう。現金をお預かりしたときは、確認のためのその金額をお伝えするとお店に対する信頼感が増します。

・○○円お返しします
例:○○ Yen is your change.
解説:「お預かりします」のときと同様、おつりを渡すときも金額をお伝えするといいでしょう。小銭はお札よりも金額が確認しづらいので、見やすいように渡すとさらに丁寧です。

トラブル対応

外国人の方が相手であっても、トラブル対応は避けられません。
以下のすべての例文に共通することですが、「恐れ入りますが」の意味にあたる“I'm afraid”または“I'm sorry”を文頭に付ければ丁寧な印象を与えられます。

・在庫を切らしています
例:We are out of stock at the moment.
解説:“out of stock”で「在庫切れ」という意味です。

・少々お時間をいただきますが、よろしいでしょうか?
例:Could you wait for a moment, please? 解説:だいたい何分くらいお待たせするか予想が付いている場合は、“about ○○ minutes”と付け加えてお伝えすると丁寧です。

・この店では対応できません
例:I'm afraid we cannot do that.
解説:対応できない場合は、「できない」と伝えなければなりません。ハッキリ伝えることが誠意になるので、“we cannot do that”のフレーズを使いつつ、“I'm afraid”と表情とで申し訳なさを伝えましょう。

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【業種別編】接客で使える英会話

業種別のよく使うフレーズをご紹介します。自分の業種だけでも覚えておくと、きっと役に立ちますよ。

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外食・レストラン・フードサービス

外食・レストラン・フードサービス業は、席へのご案内時や注文時など、お客さまとコミュニケーションすべき場面が多い業種です。以下の説明の仕方を一通り覚えておくと、突然の状況でも落ち着いて対応できるようになります。

・何名様ですか?
例:How many are there?
解説 “How many?”だけでも十分伝わります。人数を尋ねた後でしばらくお待ちいただく場合は、“Please wait a minute”と付け加えておきましょう。

・テーブルにご案内いたします
例:Follow me please.
解説 直訳すると「私について来てください」という意味です。“Please”はフランクな接客ではあまり使われませんが、つけておくと丁寧です。

・あいにく、ただいま満席です
例:I'm so sorry, there's no table available now.
解説 「満席です」だけで終わってしまうのも味気ないので、“There is a waiting time of ○○ minutes or so”(待ち時間は○○分ほどです。)と、情報を付け加えると喜ばれます。

・ご注文はお決まりですか?
例:Are you ready to order?
解説 外国人のお客さまに対応するならば、英会話フレーズだけでなくメニューの表記の工夫も忘れずに!英語表記を添えたり、写真を載せたりするなどして注文しやすくしましょう。

ファッション・アパレルショップ

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お客さまに商品をご案内するときの英語表現を身につけると、スムーズに対応できます。「商品をおすすめする」「お客さまの希望の色やサイズを尋ねる」など、使えるフレーズを知っていれば売上に繋がりますので頑張りましょう。

・こちらの商品はいかがですか?
例:How is this?
解説:短くて便利なフレーズです。“How is ~?”は、「こちらの色はいかがですか?」(How is this color?)、「こちらの小さいサイズはいかがですか?」(How is this smaller size?)など商品を勧めるときに便利です。

・ご試着なさいますか?
例:Would you like to try it on?
解説:“try ○○ on”で、「○○を試着する」という意味です。試着室に案内する際には、“The fitting room is over here.”(試着室はこちらです)のフレーズを使いましょう。

・よくお似合いです
例:That looks good on you.
解説:日本人でも言われると嬉しいこのフレーズ。覚えておいて損はありません。“Oh!”などをつけて感情を込めて言うのも英語らしくて素敵です。

・こちらはフリーサイズです
例:This is onesizefitsall.
解説:他のサイズがないかどうか尋ねられたときに使えます。フリーサイズというサイズは他国にもあるので、伝わります。

・Sサイズをお探しします
例:I go and see if we have a size S for this.
解説:お客さまが試着してみて、サイズが大きかった or 小さかったというときに、すぐに別のサイズを探しましょう。日本のサイズと海外のサイズは同じSサイズでも大きさが全然違うので、あらかじめワンサイズ大きめサイズも用意しておくのも良いでしょう。

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スーパー、コンビニ

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お客さまからの質問に対応できる英語表現を覚えておくと役に立ちます。お探しの商品の案内、レジの列へ誘導する表現は特に便利です。

・○○ですね。ご案内いたします。
例:○○? OK, I will show you where, it's just this way.
解説:この“where”は、「どこにあるか」という意味の名詞です。“it's just this way”ではなく、“follow me”でも大丈夫ですよ。

・お会計は、こちらの列に並んでお待ちください
例:There's a cashier over there. Please wait in this line.
解説:“cashier”というのがレジ係のことです。レジを見ればどこに並ぶかはだいたい分かるかと思いますが、念のためどこに並ぶかもご案内しておくと日本のスーパーに不慣れなお客さまも安心ですね。

・次の方どうぞ
例:Who's next, please?
解説:“Next please.”だけでも十分通じます。手を挙げて大きな声で伝えれば、どこのレジに行けばいいのか分かりやすいです。

・レジ袋はご利用ですか?
例:Do you need a plastic bag?
解説:“Do you need a bag?”というように、plasticはなしでも伝わります。プラスチックバッグを使わない運動が広まっている国もありますので、聞いておきたいですね。

・お弁当は温めますか?
例:Would you like me to heat up your lunch box?
解説:日本の素晴らしい文化、お弁当とそれを温めるサービス。そういったサービスがない国もあるので、意味が伝わりやすいようにハッキリと発語しましょう。

接客で使える英会話の上達に!シェーン英会話のおすすめレッスン

いかがでしたか?
フレーズ自体は簡単なものが多いですが、実際に使おうとすると咄嗟に出てこないこともありますよね。
そこでおすすめなのが、英会話教室で日常英会話の練習をすることです。

 

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英語の基礎力を高める!シェーン英会話のおすすめレッスン

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幅広いシーンで使える英会話のフレーズをマスターする、最もスタンダードなコースです。英文読解よりもコミュニケーションを重視したレッスンのため、会話の練習がしやすいのが嬉しいですね。基礎から上級まで6段階のレベルを設けているので、自分の英語力に相応しい学習を進めることができます。
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外国人観光客が増え続けるこれからの時代、接客業こそ英語力が重要になってきます。
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