絵本の効果とは?
2019.03.15
英語学習で絵本を使用するとなぜ良いのでしょう。児童英語に関する書籍をまとめると以下のように言うことができます。
「英語が読める楽しさ」を実感。その気持ちが学習意欲を引き上げます。
カラフルなページから刺激を受けて無意識のうちに物語に引き込まれ、どんなストーリーなんだろうと想像しながら読み進みます。
「本物の英語の本」を1冊読み終えることができれば、たとえ簡単な短い物語であっても達成感が大きいでしょう。「読めると楽しい」という気持ちが、「もっと読みたい」「もっと英語を知りたい」という意欲に繋がっていきます。
「読むのは苦手」と感じている子どもであっても、普段とは違う「物語」という設定に引き込まれて苦手意識を克服できる可能性があります。
英語の文をまるごと理解し、身につけることができます。
挿絵やストーリーから状況を理解することができるので、英文の意味を確かに把握することができます。こんな場面では、こんな表現を使うのだと「文章のかたまり」で理解することができます。ストーリーの多くは子どもたちが主人公になっているので、ストーリーの中の表現を自分たちの生活と結びつけ、より身近な「使える英語」を身につけることができます。
単語や表現を楽に覚えることができます。
印象深い場面で覚えた言葉は忘れません。また、繰り返し同じ表現が出てくることも多く、さらに記憶に残りやすくなります。ストーリーと同じような現実の場面で、習った表現が自然に口をついて出てくるというのもよくあることです。「graded reader」と呼ばれる絵本(読本)では、特に語彙や文法の範囲を絞って編集してあるので、重要な事項を記憶しやすくなっています。
さまざまな技能の発達に結びつけることができます。
ストーリーを読んでもらうだけでなく、自分で声をだして読んでいくことでスペリングと音が結びついていきます。CDつきの絵本であればリスニングや発音の練習にもなります。「意味ある文脈」の中で学習した表現を口に出したり、ゲームやクイズなどのアクティビティを通して練習しながら、スピーキングやライティングの力を伸ばすこともできます。
上記の他、「推測する力を伸ばしてくれる」「興味の分野を広げてくれる」等、さまざまなメリットがあります。
シェーン英会話では、小学生以上のクラスにオンライン多読プログラムのReading Oceansを副教材として取り入れており、生徒さんはレベルに合った音声付のオンライン絵本を読むだけでなく、感想文を書いたり、クイズを解いたりして楽しく取り組んでいます。また幼児のクラスではCharlie シリーズ他、カラフルで楽しい絵本を使用しています。