ウィンブルドンの場所や行き方は?テニスの聖地の素顔を徹底解説!
2019.03.15
グランドスラム2連覇を果たした大坂なおみ選手や、2018年の全米オープンで惜しくも準決勝で敗れたものの、世界ランキング上位に連なる錦織圭選手の活躍で、日本におけるテニス人気はとどまるところを知りません。また最近では、ロジャー・フェデラーがツアー大会で史上2人目のシングルス通算100勝目を達成し、話題となりました。テレビで試合やインタビューが放送される機会も格段に増えています。
2019年も5月の全仏オープンのあと、7月前半にウィンブルドンが開催されます。ウィンブルドンといえば、テニスの四大大会の中でも特に格式が高く、その名が世界中に知られています。一足早い夏休みに、観戦を検討している方もいるかもしれませんね。ウィンブルドンの場所や行き方などをご紹介しましょう。
ウィンブルドンの場所はどこにある?
ウィンブルドンは、ロンドンの郊外に位置しています。世界的に有名な土地だけあって、中心部からのアクセスは充実しています。
テニスのウィンブルドン選手権の開催場所
ウィンブルドンは、イギリスの首都ロンドン南西部マートン・ロンドン自治区に所在しています。ロンドン中心部から10キロほどのところに位置します。
ウィンブルドンへの行き方
アクセスは電車、地下鉄、トラムリンク(路面電車)、バスなどで、ロンドンから簡単に行くことができます。最寄り駅は2つ、サウスフィールズ(Southfields)とウィンブルドン(Wimbledon)です。
地図でチェックしてみると、サウスフィールズの方が会場であるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブの競技場に近く位置しているようです。ネットや地図アプリで、競技場の郵便番号「SW19 5AE」で検索すると簡単に調べることができます。
なおロンドン中心部からのアクセスで、一番短時間で済むのは電車です。ロンドン・ウォータールー駅(London Waterloo)からウィンブルドン駅までの乗車時間が14分~20分ほど。5分おきに電車が出ています。
ちなみに車だとロンドン中心部から平常時は25分程度で行くことができます(平常期間)。
街の特徴
ウィンブルドンは、ロンドンの中心部に比べ物価が安く、治安がよく、緑が多い街として知られています。その暮らしやすい環境から、留学にも人気のエリアとなっています。
街の目玉に挙げられるのは「ウィンブルドン ローン・テニス博物館」で、観光客に人気を博しています。
グランドスラムのひとつ「ウィンブルドン選手権」とは
最近のテニス人気により、もともとのテニスファンでなくとも、四大大会が広く知られるようになってきました。それでも、知っているようで知らないこともあるかと思いますので、ウィンブルドン選手権とは何かをおさらいしておきましょう。
ウィンブルドン選手権の概要
ウィンブルドンは、テニスの四大国際大会のひとつであり、1877年から始まった世界最古のテニストーナメント(Tennis Tournament)です。
ウィンブルドンは、正式名称を「The Championships, Wimbledon」と言います。現地では、UKオープンなどと呼ぶことはあまりなく、省略するときは「Wimbledon」が一般的のようです。日本では、全英オープンという言葉もよく使われていますね。
全英はその伝統から、毎年行われる四大大会で最も格式があるテニス大会と言われています。そしてそのほかの3つは、全仏オープン、全米オープン、全豪オープンです。
会場のオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブでは、伝統的にグラス(芝)コートが採用されています。四大大会でグラスコートはここだけです。
また、選手は現在でも白いウェアの着用を義務付けられているのも特徴です。「プレドミネンタリー・ホワイト」と言い、ウェア、シューズの他、小物類もすべて白を身に着けることが規則なのです。これも伝統と格式を感じさせますよね。
ウィンブルドン選手権の歴史
1877年から始まったウィンブルドン選手権は、第1回は男子シングルスのみで行われました。女子選手が参加するようになるのは、1884年のこと。この年に女子シングルスと男子ダブルスがスタートします。そして1913年に女子ダブルスと混合ダブルスが加わりました。
トーナメント方式が採用されたのは1923年で、それまでは前年の優勝者がシード権を持ち、決勝から出場するという特別待遇でした。
プロ選手が参加するようになったのは1968年以来のことで、それまではアマチュアのみ参加の大会でした。
観戦中のマナー
センターコートの専用ボックス席が用意されるロイヤル・ファミリーをはじめ、メディアに取り上げられるセレブリティーの多くは、男性がスーツ、女性は白いワンピースを着用しています。そのためドレスコードがあるのではないかと思っている人もいるでしょう。実は一般の人には基本的にドレスコードはありません。そのため、なかにはカジュアルな服装の人もいますが、スマートカジュアルで向かうのが望ましいでしょう。
ドレスコードよりもずっと大切なのが、観客として試合に集中する選手に迷惑をかけないことです。席に着いたら携帯はマナーモードにし、試合中のおしゃべりは禁止するなど、音を出すことで試合の妨げとならないことを徹底しましょう。
イギリス旅行前におすすめ!シェーン英会話のレッスン
イギリスに行くと決まれば、練習しておきたいのが英会話です。英会話教室で事前に学習しておけば、現地での会話がよりスムーズになることでしょう。
海外旅行前に身につけておきたい英語力のレベル
まずは、相手の言っていることを正しく理解できるリスニング力、わからないことを相手に質問できるスピーキング力でしょう。
また案内表示板などを読み取れる単語力も必要です。これは出入国審査、食事、バス・タクシーなどの交通機関利用時にスムーズに動けるかどうかに関わってきます。
シェーン英会話の「旅行英会話」レッスン
レッスンの目的は、海外旅行や日常英会話に重点をおいたレッスンです。実際の場面で役立つ表現や語彙の習得を目指します。外国語は普段使っていないと、どんどん忘れていってしまうもの。そのため旅行前に頻出する表現や語彙を一から覚える、もしくはおさらいすることで、口ごもらずにさっと言葉が出てくることでしょう。
また旅行を楽しむために必要な文化的な背景や知識もシェーン英会話で学ぶことができます。こういったベースがあるのとないのとでは、現地での充実度が大きく変わってきます。
レッスンのレベルは、初級、準中級で設定されています。個人レッスンなので定員は1人。不明な点があればその都度質問することができますし、個人個人のレベルに合わせた丁寧なレッスンが受けられます。詳細はお問い合わせください。
ウィンブルドンを観戦する方法
ここ数年で人気の上昇率がNo.1のスポーツともいえるテニス。2018年の大阪なおみ選手の全米オープン優勝以来、彼女の姿を動画や写真で見ない日はほぼないのではないでしょうか。錦織圭選手と2人のウィンブルドンでの活躍が期待されます。
ウィンブルドンの観戦チケットを手に入れるには、さまざまな方法があります。ひとつは抽選ですが、既に2018年12月中旬で応募が終了し、2月に結果が発表されています。今からですと、オフィシャルのパッケージタイプのツアーやクリック合戦となるオンラインセールで事前予約ができます。また当日早朝から行列に並んで当日券を手に入れる方法もありますが、数に限りがあります。
ロンドンに到着後、会場で観客席にたどり着くまでに、一言も英語を話さないで済ますことは、個人旅行であれば不可能でしょう。入国審査、交通機関でのスタッフへの質問、ホテルでのチェックイン、パブでのオーダー、会場への入場、名物アイスクリームのオーダーなどなど。レッスンで自信をつけて、テニスだけでなく現地の人との交流も楽しみたいですね。