英会話の力が身につく勉強法と注意したいポイント
2018.11.03
英語をネイティブのように流ちょうに話す日本人の姿を見聞きして、憧れる人は多いでしょう。しかしそこまでの英会話力を身につけるのにはどんな勉強法があるのか分からず、力のつきにくい勉強ばかりを繰り返してしまっている学習者もまた少なくありません。
そこで今回の記事ではネイティブレベルではなくても、英会話ができるようになるための勉強法について考えます。またネイティブとの会話練習において、相手とコミュニケーションを取るために注意したいポイントもお伝えします。
英会話力を身につける勉強法
英語を母国語としない日本人が、ネイティブ並みの英会話力を目指す方法を見ていきましょう。短い期間で効果を上げるような方法が存在するわけではなく、多くの人がやったことのある方法を積み重ねるしかありません。
英語初心者が英会話力を身につけるには
英語でのやりとりに慣れましょう。英会話の経験を増やすことが大切。英語での簡単な挨拶、リアクションの仕方など、英語を発音することから始めましょう。
どうやって挨拶すればいいのか分からなければ、実際に人に会ったところでスムーズな挨拶を交わせません。単語力や文法力も必要ですが、英会話力のためにはよくネイティブたちが使うフレーズを頭にストックしておきましょう。
次に簡単なフレーズのリスニングを行います。ネイティブスピーカーの発音を何回も聴き、実際に会話するときの状況をシミュレーションしてみます。インタビュー動画やCDなどを活用するのもアリでしょう。
最後にストックした表現を実践で活用します。相手の話した情報をどこまで理解できたのか、逆に自分の話した英語はどこまで相手に通じたのかをチェックして改善につなげます。こうして何度も聴くことにより、ネイティブスピーカーの表現を身につけましょう。
ネイティブと英会話をする際の頻出フレーズ
会話力を身につけるためによく使われるフレーズをいくつか紹介します。「会話を始めるとき」「相手の言葉に相槌を打つとき」「会話をつなぐとき」「会話を終わらせるとき」の4つのシチュエーションをスムーズにこなせるようになりましょう。
・会話を始めるとき
会話を切り出す際は、相手の様子を伺う表現から始めます。親戚なのか友人なのか他人なのかなど、相手との関係によって自然な表現は変わってきます。
(例)
What's up?(元気?)
Can I have a minute?(少しお時間よろしいですか?)
Sorry to interrupt You.(お邪魔してすみません)
・相手の言葉に相槌を打つとき
相手の言葉に即座に反応できなければ会話が成り立ちませんので、相槌の打ち方は無意識に出るまで練習しておきましょう。
(例)
I see.(なるほど)
Sounds good.(いいね)
No way!(まさかそんな!)
・会話をつなぐとき
訊き返す、すぐに回答が思いつかないので言葉をつなぐ、テーマを変えるなど、会話のつなぎ方はいくつも考えられます。実際の会話で英語が出てこない経験をしたら、後ですぐ調べ自然な表現をインプットするのがおすすめです。
(例)
Could You speak more slowly, please?(もう少しゆっくり話していただけますか?)
Let's see.(えーっと……)
That reminds me.(そうそう、その件で思い出したのですが)
・会話を終わらせるとき
会話の最後の表現です。別れるときの挨拶を含めて、いろいろな表現があります。
(例)
Take care.(それじゃ、元気でね)
Have a nice day!(よい一日を!)
That's it.(以上です)
ネイティブと話す際の注意点
実際に会話する上で注意していただきたい点について説明します。英会話力がそこまで高くなくても、ある程度コミュニケーションを取るために必要な心構えです。
上手く話そうとする必要はない
最初から完璧な英語を話す必要はありません。正しい文法や発音などに気を取られ、相手とのコミュニケーションの場であることを忘れがちになってしまうものです。もちろん文法や発音が大切であるのは間違いありませんが、会話に集中するためにもあまり気にしすぎないようにしてください。ネイティブも間違うのですから、気にしないで会話してみましょう。
完璧でなくても、相手に「伝えよう」という姿勢が大事。アイコンタクトや身振りなども交えながら、まずはネイティブとコミュニケーションをすることに慣れましょう。慣れてくると、相手との会話に集中しながら文法・発音を意識する余裕も出てきます。
聴き取れるスピードで話してもらう
つい私たち日本人は、相手の英語を理解していないのに理解しているふりをしてしまいます。ネイティブスピーカーの話すスピードに追いつけないときや、聴き取れないときは遠慮せず、聴き取れなかった旨を相手に伝えてもう一度ゆっくり話してもらっても問題ありません。
こうした状況で使いやすいのが、「I beg your pardon?」や「Could You speak once again?」といった表現です。いずれももう一度話してもらうために用います。「Sorry」と言えば、とてもプリティッシュな表現になります。また上で挙げた「Could You speak more slowly, please?(あるいはPlease speak slowly.)」を使うと、ゆっくり話すようお願いすることになります。
ネイティブと英会話をする機会を得るには
ネイティブとの実際の会話経験を積み重ねが大切であることはすでにお伝えしましたが、それではそうした機会を得るにはどのような方法があるでしょうか。
英会話教室に通う
日本で英語を話す機会を増やしたければ、英会話を指導するサービスを展開する英会話教室に通うのが早道です。
・一般的な英会話教室
一般的な英会話教室では、さまざまなシチュエーション別に英会話レッスンを行っています。ネイティブ講師と練習を繰り返し、必要なフレーズを身につけましょう。マンツーマンやグループなど、生徒の人数別に料金・各種費用が異なるところも多いです。
また英会話教室のメリットは、対面でレッスンすること。目の前にいる英語を話す講師と、英語でのやり取りをリアルに続けられることです。
シェーン英会話では英語を母国語としたネイティブスピーカーであることはもちろん、英語指導の資格を持った人材を多く採用しています。着任前には56時間におよぶTEYL(Teaching English to Young Learners and Adults)の英語指導コースの受講と修了も義務づけられています。
「Time to Talk」は学習効果を上げるように制作されたシェーンのオリジナル教材。それぞれのアクティビティの中で英語を話す機会を最大限に設けながら、学習内容が「Time to Talk」に結びついていくように作られており、特に会話力の向上に効果的です。
話したくなる! トピック選び
好きな季節、人物描写ゲーム、休暇のプラン作り、50年後の日本、好きなテレビ番組、口コミ・タブロイド紙の比較等々、バラエティに富んだトピックが満載! アクティビティ内の面白い状況設定にどう答えるか、ネイティブ講師との会話が弾みます。
スパイラル学習で確実な成果
全体を通して学習項目がくり返し登場します。そのくり返しのなかで徐々に高い習得を目指します。現在進行形、「計画を表す使い方」~「少し長いスパンの『今』を加える」~「単純現在との比較・副詞の違い」~「willとgoing toとの違い」と時制を学んでゆきます。
そのまま使える、自然な英語
ネイティブスピーカーが会話のナチュラルさを重視。センテンスの適切さだけではなく、会話のつなぎ方、反応の仕方にも自然の流れがあり、実際の場面で役に立つ英語が盛り込まれています。
またシェーン英会話は、首都圏ではネイティブ講師英会話スクールの拠点数No.1のネットワーク。都心やターミナルの駅だけではなく、お住まいの近くにもあるシェーンでは転校やレッスンの振替等、対応しています。
留学をする
より英語に浸かりたいのなら、やはり留学がおすすめです。日本語を世界から離れ、必然的に英語を使うことを迫られます。英語圏の文化に触れながら学べます。
さらに、留学先で友人や知人を増やし、コミュニケーションすることをおすすめします。いろいろな人とのコミュニケーションは会話の内容がより多様になり、会話の力を高めます。また帰国してからも、スカイプやSNSなどで英語のやりとりができます。
とにかく英語を始めることが大切です。考えているばかりではなく、行動に移しましょう。