子どもの英語学習のポイント|のびのび語学力を上達させるには?

2021.07.01

子ども英語

世界の人たちとコミュニケーションするためには、英語の力が不可欠。子どもが楽しく自然に英語を学べるようにするには、どのような教育を受ければよいのでしょうか?
プリスクールやインターナショナルスクールに通うには無理そうでも、英語の力はつけさせてあげたい。そう思うパパママたち。ここでは子どもに英語を教える上で大切なポイント、具体的な学習方法、その学習時間の効果を高めるために保護者ができる取り組みなど、英語の早期教育について考えていきたいと思います。

  • 子どもの英語教育のポイント|のびのび語学力を上達させるには?

英語を話せる子どもに育てるために大切なこと

 

英語が話せたら、英語を話したいと思う大人たちが、子どもにはついつい過度な期待をしてしまいます。赤ちゃんがお腹にいる時から、0歳から、1歳から英語を始める子どもたちも増えています。9歳くらいまでは語学教育の臨界期(限界)と言われています。それまでには英語を始めさせたいと思う親心。子どもたちの成長に合わせて、適切に英語を始めるよう心がけましょう。

幼児期から英語に触れられる環境を作る

幼児期に耳を英語に馴れさせる環境を整えてあげることで、その後の英語の授業が始まった時の学習がスムーズになります。英語耳を作る、英語でのインプットを増やすこと。これが英語の上達のスピードを早めます。
しかし日本で日本語に囲まれている環境では、なかなか英語を使う機会はありません。そのため日常生活の中で、英語に触れられる機会を親が作ってあげることが大切です。

ご家庭では英語圏の子どもたちが観ているYouTubeの動画などを流す、DVDなどの英語教材や音声教材の付いた英語の絵本を使って、英語の世界に触れることができます。シェーン英会話でも子ども向けの動画チャンネルを開設しています。いつでも何度でも英語に触れることができます。そのくり返しが英語の耳を作っていくはずです。

英語でコミュニケーションをできる相手を作る

SNSや公共の英語学習イベントを利用して、英語で話す知人作りをしてみるのも効果的。英語を使う相手ができることで自ら英語を使って積極的にコミュニケーションをとろうとするため、学習へのモチベーションを高めます。
また子ども向けの英会話教室もたくさんありますので、習い事として検討するのもありでしょう。英会話教室では無料体験レッスンがあるのでお試ししてみることもできます。

好きなテーマから学ばせる

子どもが自発的に英語に興味を持ってもらえるように、好きなテーマを選んで慣れ親しんでもらうと英語を楽しんで学ぶことができます。例えば電車好きの子どもには電車に関係のある言葉から、動物好きの子どもには動物の名前から覚えさせるなど、自分の好きな分野から入ると英語へ興味も高まります。この時に気をつけたいポイントは、カタカナ英語の発音で覚えないこと。ネイティブの英語に耳を馴らす必要があります。
まずは英語が好きにすることが大事なこと。英語が楽しく、好奇心を持って学んでいけるよう心がけましょう。

子どもが楽しみながら学べる英語学習法

 

次に英語学習の方法についてご紹介します。子どもたちに合った内容のものを用意してあげましょう。

英語の音楽でリスニング力を高める

英語圏の子ども向けの番組には、簡単な歌詞のついた歌がたくさん取り入れられています。かわいいキャラクターやストーリーと音楽を楽しみながら聴くことになるので、無理なく英語に触れることができます。音楽を通じて耳を英語に馴れさせるには非常によい方法です。また歌詞を覚えることで英単語や発音を自然に身につけることにもつながります。

小学生・中学生が難しい単語や文法は理解できるのに、身の回りの簡単な表現を知らない場合があります。受験英語ではなく、日常会話に登場する英単語を知ることがコミュニケーション力を高めていきます。お子さまが小さい時期から、日常生活の英単語や基本的な英文法を身につけていきましょう。

英語をゲーム感覚で楽しむ

子ども向けの英語ゲームアプリやボードゲームを用いて学習させる方法もあります。スマートフォンやタブレット用の英語を楽しく学べる学習アプリが配信されています。また英単語を学べるボードゲームも活用して、英語の問題を解いていきましょう。

映像を活用した英語学習

子ども向けの英語学習番組やDVDなどを活用し、映像を通じて学習するのも有用な方法です。登場するキャラクターと一緒に勉強することで、抵抗を感じることなく英語を好きになってもらえます。音楽が入っている教材では、リズムに合わせてリピートすることで子どもが英語を発音しやすくなる効果もあります。

また英語は、スペイン語などと違って発音と綴りが一致していなかったり、読まないアルファベットが入っていたり、読み方が難しい言語。音と文字の関係を学べるフォニックスの教材を導入し、小さい頃から目と耳を使って音とスペリングを一致させることができると、英語学習のメリットにつながります。

英語学習に遊びを取り入れて楽しく学ぼう!おすすめゲーム8選

子どもの英語教育を軌道に乗せるために親が意識したいこと

親子で取り組む

子どもの発達段階に合わせて、一緒にパパママも英語を始めてみることも効果的です。一緒に取り組んであげることで、子どものやる気を芽生えさせます。絵本の読み書きなどを通して子どもたちと英語を楽しみます。その一緒に楽しむ姿勢が子どもの英語好きにつながります。

英語を好きな気持ちを育てる

学生時代の英語は確かに楽しいものではありませんでした。受験中心の勉強、理解が追いつかない、先生が嫌いなど理由はさまざまあると思いますが、一度苦手意識や嫌悪感を持ってしまうことが英語学習の一番のデメリット。そのためには子どもたちにはほめてあげることが大事です。ほめる反応が子どもたちの英語力を高めていきます。何事もできるようになったらほめてあげましょう。感謝の気持ちも伝えると、子どもたちのやりがいにつながるはずです。

英語学習を継続する

英語学習はまた継続が大切。幼児期に英会話教室に通わせるだけでなく、その後も続けて学ばせることが肝心です。英検®やTOEIC®などテストを目標に、学習のモチベーションを維持するよう継続して続けられるよう工夫しましょう。また英語はテストのためではなく、コミュニケーションだと理解できるのも、幼児から英語を始めている子どもたちです。英語を話せることが大切なことだと体感しているはずです。

親が子どもに英語を教えるポイント 楽しく学んで成長をサポート

子ども向け英会話教室を選ぶときのポイント

 

では子ども向けの英会話教室を選ぶ際に、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。いろいろと豊富な英会話教室の特徴も悩むところです。比較検討のポイントをご紹介します。

英会話教室の講師について

英語のネイティブ講師が、英語を英語だけで教えることなんて、果たしてできるのでしょうか。最初は日本人講師がいいかしらと悩みそうです。英会話を始めたいけれど、英会話教室の比較検討はとても大変です。
講師については、ただ英語が話せるだけの英語講師ではちょっと難しいかもしれません。英語を教えて理解できるようにするには、英語教授法を身につけた講師がベストだと考えます。
また最初のレッスンは、日本人講師よりもネイティブ講師をおすすめします。ネイティブの英語に耳を馴らし、日本語とは違う言語があることを聞き分けます。英語耳を作るには、初めてのレッスンはネイティブ講師をぜひお選びください。

レッスンの内容について

英語習得は一朝一夕にはできません。選ぶなら綿密な授業計画に則ったレッスンがおすすめ。通う前に年間のカリキュラムやテキストは確認しましょう。テキストにはその授業計画のコンテンツが詰まっています。年間を通じて、数年を通して子どもたちの英語力を身につけることのできるレッスンを探しましょう。
また、幼児には英語を楽しく学べるようダンスやゲームを取り入れているレッスンがおすすめです。

レッスン形態

個人レッスン、グループレッスンとレッスン形態も分かれています。お子様の性格や希望と合わせて選ぶことをおすすめします。じっくり自分のペースで学びたいなら個人レッスン、お友達とわいわい学びたいならグループレッスンがおすすめ。また、グループレッスンでもクラスを把握しやすい4~6名程度の少人数のレッスンを選べば、取り残されることがないので安心です。

セルフスタディのサポート体制について

週に1回のレッスンだけでは英語を身につけるには時間がかかります。
いつでも英語に触れられる副教材の存在も大切なポイント。読み書きせ、多読やサイトを使った副教材で、日常生活に英語を取り入れることが肝心です。レッスン以外でどんな副教材があるのか、レッスンを始める前に確認しましょう。

費用について

毎月支払うものなのでレッスン料金も重要。ただ価格の高い低いで比較するのではなく、レッスン時間やグループレッスンの場合はレッスンの人数も重要です。また、支払い方法は月謝制なのか、年間払いなのかも確認しましょう。

ロケーションについて

無理なく続けるためにはスクールの立地も大切です。通う曜日によっても家から近い方がいいのか、学校や駅から近い方がいいのかが変わってくるでしょう。送り迎えが必要な年齢の場合、お子様のレッスンの合間にお買い物が済ませられるショッピングセンター内のスクールなどもおすすめ。

英語力の基礎作りをサポート! シェーンの子ども英語

 

1977年創業以来、シェーン英会話スクールはネイティブ講師によって子どもから大人までレッスンを行っています。どんなレッスンをしているのか、シェーン英会話をご紹介します。

シェーン英会話の子ども向けのレッスンの特徴

シェーンの子ども英語では、まずは英語が楽しいことを実感させます。英語を英語で指導できる特別なスキルを持ったネイティブ講師との楽しく自然なやりとりを通して英語に触れ、くり返し学ぶことで「英語がわかる」、「英語が話せる」自信をつけます。未就学児から中学生まで13段階のレベルに応じて、くり返し学べるスパイラル学習を通して、英語でのコミュニケーションを身につけることを目指しています。
また、レベルに合わせた副教材もご用意しています。ご家庭で楽しく取り組める教材で、レッスンで学んだ英語をしっかりと定着させ、着実にレベルアップを目指せる環境を提供しています。

子どもの英語学習におすすめのレッスン

未就学児レッスン

2歳の子どもから対象。楽しみながら自然に英語でのやりとりを行います。全身を使ったアクティビティTPR(Total Physical Response)を使って、動作をしながら英語を習得していきます。3歳から5歳6歳とお子さまの生年に合わせたクラスをご紹介しています。

小学生レッスン

年齢と習熟度に合わせたレッスンを行っています。ネイティブ講師の話す英語のスピードに慣れ、リスニング力を培います。自分の力で英文を読みリーディングし、体系的に英語表現の幅を広げていくことを目指します。

中学生レッスン

場面に応じたコミュニケーション力を高め、自分の言葉で自分の意見を英語で表現できるよう、総合的な英語力を向上していきます。

子どもの英語学習を上手にサポート

英語の早期教育における重要なポイントや学習方法、そして効率的に英語教育の効果を高める方法についてご紹介してきました。小さい頃からのネイティブ講師とのレッスンは、その後の英語学習に対する姿勢にも影響していきます。蓄積した英語力を活かし、世界に羽ばたいていけるような子どもたちを育てるためには、英語の早期教育は非常に重要です。
2020年からの小学校の英語の必修化、教科化も始まり、英語をコミュニケーションツールとして手に入れようとしている子どもたち。英語の世界を手に入れることができるよう、上手にサポートできる環境を整えていきましょう。